読みやすいSF小説 ~名作から古典、現代の人気作品まで~

SFとは、サイエンス・フィクションの略で、
科学的な空想にもとづいたフィクションのジャンルです。

つまり、SF小説とは、科学的な空想にもとづいたことをテーマとした小説のことを言います。

SF小説といっても様々なものがあり、宇宙をテーマにしたもの、
タイムトラベルものやロボットものなど多種多様です。

これだけ聞くとSF小説は、「難しそう」、「読みにくそう」という印象を受けるかもしれません。

確かに、SF小説には難しいものや理解しにくいテーマのものも存在しますが、
読みやすいものもたくさんあります。

そこでこの記事では、読みやすいおすすめのSF小説を名作から古典的作品、
現代の人気作品まで幅広く紹介したいと思います!

是非最後までお付き合いください。

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●おすすめのSF小説

*華氏451度 レイ・ブラッドベリ


本を読むこと、所持することを禁止された世界の話です。
主人公は、本が禁止されることに何の疑問も持たずに生きていたが、
ある少女との出会いが彼の考えを変えていく…

SF界きっての不朽の古典的名作です。比較的短い小説であるので読みやすいと思います。
現代社会での本の価値について考えさせられる作品です。

*トータル・リコール フィリップ・K・ディック


火星に行くことを夢見ていた主人公クウェールは、火星旅行を実行しようと、
架空の記憶を植え付けることのできるリコール社を訪れるが…。

スピルバーグ監督の映画原作としても有名な古典的名作です。

フィリップ・K・ディックといえば、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」が有名ですが、
いきなりこの小説を読むと挫折してしまう可能性があります。

そこで、「トータル・リコール」です。
短編で、サクッと読むことができ、ディックの独特の世界観を味わうことができます。

*アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス


主人公チャーリィ・ゴードンは、32歳になっても幼児なみの知能しかなく、
賢くなることを夢見ています。

そんなチャーリィに脳手術の話が舞い込んできます。

脳手術を受けると頭が賢くなるというのです。

これを聞いたチャーリィは、白ねずみのアルジャーノンを競争相手として、
手術を受けることを決意します。

手術は成功し、チャーリィの知能は向上していくが、
賢くなったチャーリィは、愛や憎しみ、喜びや孤独を通して人の心の真実を知っていき…

2015年には、日本でもテレビドラマ化されている古典的SF作品です。

SFのジャンルに分類されていますが、SF要素は少なく読みやすい作品であると思います。

普通の小説とは違う文体であるのが特徴です。

*ペンギンハイウェイ 森見登美彦


主人公は小学4年生のぼく。ぼくが住む郊外の町に突然ペンギンが現れます。
ぼくは、ペンギンが現れた謎について研究することに。

研究を進めていくうちにこの事件には歯科医院のお姉さんが関係していることに気付いて…。

2010年に第31回日本SF大賞を受賞、アニメ映画化もされた名作です。
主人公が小学生であるので、懐かしい気持ちになります。
 

*君の話 三秋縋


架空の記憶「義憶」が存在し、記憶を消去・改造することができるようになった世界の話です。
主人公は、義憶の中の存在しない幼馴染に恋をします。

しかし、そんな主人公の前に存在しないはずの幼馴染が現れて…

SFですが、恋愛小説でもあります。恋愛小説が好きという方におすすめです。

前半と後半で視点が入れ替わるのが特徴です。

フィリップ・K・ディック著の「トータル・リコール」から着想を得た小説であるので、
こちらの小説も合わせて読むとより良いです。

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●まとめ

読みやすいSF小説について、名作から古典的作品、現代の人気作品まで、幅広く紹介しました。
今回紹介した小説には映像化された作品が多いので、映画・ドラマを見てから読むのも良いと思います。

SFは、日常生活では感じることのできない、どきどき感を感じることのできる世界です。

今回紹介した作品の中で気になる小説があれば是非読んでみてください。

SFの世界観に浸って、楽しい読書ライフを一緒に楽しみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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