緊急取調室第3期2019 名脇役として活躍した、中田善次郎役大杉漣さんを偲んで

「緊急取調室」はテレビ朝日系列で放映された人気ドラマです。

「緊急取調室」は、警視庁捜査一課緊急事案、対応取調班通称「キントリ」と呼ばれています。

天海祐希が演じる真壁有希子刑事は全ての取り調べの様子をビデオに録画し、
可視化するという状況で、真摯に被告に向き合います。

取り調べ中の被告に対する自白の強要で、
冤罪事件が起きないようにという時代の要請に応じたドラマです。

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●大杉漣さんを失って

緊急取調室2019では、第2話まで天海祐希が演じる真壁刑事の同僚として、
中田善次郎という刑事がいました。

中田善次郎を演じていたのは大杉漣さんです。

彼は2018年2月急性心不全でお亡くなりになったのです。
本番組の終わりにテロップで大杉漣さんを偲ぶメッセージが流されました。

●大杉漣さんについて

大杉漣さんは緊急取調室シリーズだけでなく、
名脇役として活躍されていました。

主演ドラマ「バイプレーヤーズ~ もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活をしたら~」のロケで千葉県に滞在していました。

そこで体調を崩されたようです。

最後の撮影は主役でした。
それも「名脇役」をテーマにした作品。

これはもう、名脇役中の名脇役として人生を全うされたと言ってよいと思います。

彼の死後、「相棒」や「ぐるぐるナインティナイン」では役を
他の俳優が引き継がれたようです。

キントリでは、「中田善次郎が退職した」ということを真壁刑事が口にしたのです。

そして、移動してきたのはサイバー犯罪のスペシャリスト、
玉垣松夫でした。玉垣松夫役は塚地武雅が演じています。

●天海祐希の「そこまで寂しくない」の発言の真意

2021年にドラマ4期を経て、映画でキントリシリーズが完結することになります。

その時、天海祐希はインタビューを受けました。

「映画でシリーズが完結することを大杉さんがどう思っているか?」の問いに
「やっぱり一番、喜んでくださっているんじゃないかなと思いますし」

「常に『キントリ』をやっているときは、必ず善さん、大杉漣さんが必ずそばにいてくれていると思っているので、
何だか離れている感じがしない。『キントリ』の世界には善さんがいてくださっていますので。寂しいんですけど…そこまで寂しくない」

このように話されています。天海祐希さんのそばには、
大杉漣さんがそばにいて見守ってくださっている。

だから、「そこまで寂しくない」の発言になったのでしょう。

きっと、今でも「善さん」と空に向かって、語りかけていらっしゃるのではないでしょうか。

●でんでんさんの大杉さんへの思い

映画の舞台あいさつで菱本進役のでんでんさんは、
大杉漣さんにいただいたという藍染(あいぞめ)のハンカチを見せました。

「いつも手ぬぐい、持って歩いているんですけど、
今日はタキシードを着ているので、ハンカチが必要だなと。
漣さんからいただいたハンカチがあった。さっきから鼻を拭いています」と話したそうです。

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●まとめ

緊急取調室第3期2019の第2話まで名脇役として活躍した
中田善次郎役大杉漣さんが急性心不全でこの世を去りました。

中田善次郎役は引き継がれませんでした。
「大杉漣さんが必ずそばにいてくれている」と天海祐希はインタビューで話しています。

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