緊急取調室の「もつなべ」は、「けんもつ」「わたなべ」を合わせた呼び方。「もつ鍋」じゃない！
zaku0909「緊急取調室」は、天海祐希が演じる真壁有希子刑事など、
キャラクターの魅力が人気のドラマです。
テレビ朝日系列で2014年から放映された人気ドラマシリーズです。
「もつなべ」など、個性的なキャラクターがドラマシリーズをより魅力的にしていると思います。
「もつなべ」の「もつ」は監物（けんもつ）刑事、「なべ」は渡辺刑事のことです。
「もつ鍋」ではありません。ふたりの魅力をお伝えします。
Contents
●もつなべの「もつさん」は、銭形警部に似ている。本人は大まじめだがお笑い担当
もつなべの「もつさん」は、鈴木浩介演ずる監物大二郎（けんもつ だいじろう）のことです。
シリーズ１からシリーズ4の第6話までは、警視庁刑事部捜査第一課一係に所属している刑事です。
シリーズ４の最終話では警視庁溜池警察署刑事課所属です。
また、スペシャル版の2話では、警視庁刑事部捜査第一課一係に所属しています。
ルパン三世の銭形警部を思わせる熱すぎる正義感で犯人逮捕に突っ走ります。
第1話では革靴をぴかぴかに磨いていました。
革靴はもつなべが「足で稼ぐ」ことを象徴していると思います。
銭形警部に似ている点はもうひとつあります。
イライラすると壁を蹴って、「痛い痛い」と倒れこみます。
また、鍵のかかっている扉を開けたくて、力任せに体当たりして倒れこみます。
緊急取調室（通称キントリ）のお笑い担当だと思います。
プライドが高く、嫌味を言ったり横柄な態度をとったりします。
一方、遺体の発見現場などの凄惨なシーンでは吐き気をもよおすなど、弱い一面もあります。
●もつなべの「なべさん」は、イケメンな怪力男
速水（はやみ）もこみち演ずる渡辺鉄次（わたなべ てつじ）は、
名前に似合わずイケメンで目を引く存在です。
俳優速水もこみちはレシピ本を数多く出しているほどの料理好きです。
視聴者の中には、料理男子のイメージでほっこりと見守る人もいるかもしれません。
もつさんと組んで、指示通りに無茶なこともしますが、好感度の高いキャラクターです。
ふたりは、「もつさん」「なべさん」と呼び合う間柄です。
もつさんが、鍵のかかったドアに体当たりして、「痛い」と倒れた場面で、
「なべ、行け」と言われると、同様に体当たりをするのです。
しかし、イケメンキャラなので、
倒れはせずに、かっこよく何度も体当たりします。
上司のもつさんの指示ならどんなことも従うのは、
ふたりの良い関係性からくるものだと思われます。
絶対絶命な場面では、
あり得ない怪力を発揮するのも面白いですね。
●もつなべの緊急取調室（通称キントリ）に対する考え
もつなべは、キントリが大嫌いで、
「キントリをぶっつぶす」という願いを持っています。
その理由は、次のセリフでわかります。
「やっとの思いでパクったホシを、いざ吐かせるぞって時に
キントリにかっさらわれるんじゃ、俺らまるでパシリじゃないか」
したがって、キントリには非協力的な態度を見せることがあります。
もつさんは、キントリに大事な情報を渡さないで、
彼らがホシを落とせなかったときに、証拠を突き出して見返してやろうとたくらみます。
二人の会話は次のようなものです。
もつさん「おらおらと証拠をつきつけてやるんだよ。
そうすれば取調班なんて存在価値がないってわかるだろ」
なべさん「さっすがっすね、もつさん」
もつさん「ありがとよ」
こんな悪だくみを考えたものの、犯人罠にはまってしまい、
キントリの真壁刑事の取り調べ術に助けられることもありました。
●もつなべのお笑いの要素も素敵
ふたりの悪だくみは、もうお笑いの要素たっぷりでドラマの魅力のひとつです。
もつなべの存在は、ルパン三世での銭形警部のようです。
視聴者の気持ちは次のようなものでしょうか。
「おやまあ！」（そんなことしてはダメ）
「ほーらごらん」（やっぱりダメだったでしょ）
そんな思いで笑いを誘います。
まとめ
緊急取調室の「もつなべ」は、鈴木浩介演ずる監物大二郎（けんもつ だいじろう）と、
速水もこみち演ずる渡辺鉄次（わたなべ てつじ）を合わせた呼び方です。
もつさんは、もつさんは、ルパン三世の銭形警部にも似たキャラクターです。
本人は大まじめですが、笑いを誘う存在です。
なべさんは、イケメンな怪力男です。
もつさんのどんな指示にも従います。好感度の高い存在です。
もつなべは、キントリに手柄を取られてしまうことに不満をもっており、
非協力的な態度をとることもあります。
「緊急取調室」の人気の秘密は「もつなべ」の面白さにもあると思います。
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