眼鏡のフレームに書いてる数字ってなんだろう?
普段何気なく使っている眼鏡。私も、かれこれ20年以上眼鏡を愛用していますが、
みなさん眼鏡をじっくり観察したことありますか?
眼鏡の形状、フレーム、鼻の部分の構造などいろいろな部品で
眼鏡がつくられていますよね。
そんななかに、耳にかかるフレームにはメーカー名やら
製品名がかいてある側と反対側には数字で、
45□23―152とかかれてあったりしますよね。
眼鏡をかけている方は今自分の眼鏡をはずしてちらっとみましたね!!
ちなみにこの数字なんだと思いますか?
今回の記事では、いがいと皆さんがみないであろう、
眼鏡の構造とその中に隠された謎を紐解いてみたいと思います。
最後まで読み進めていただくと、
眼鏡に隠された謎が少しとけるかもしれません。
ぜひ最後までお付き合いください。
●眼鏡の不思議
みなさんの中にもこんな経験をされたことがある方がいらっしゃると思います。
私も経験がありますが、知り合いが使っている眼鏡がかっこいい、
すてき、かわいい眼鏡だったときに、かけさせてもらうこともあるかと思います。
その時はみなさん度数の違いもあるかと思いますが、
なんとなく見えにくいことはないですか?
私は、妻ともども目が悪く、どちらも0.1を切る視力ではありますが、
やはりお互いの眼鏡をかけ変えてもなんとなく見えますが、
少し焦点が合わせにくく感じます。
補足しておきますが、妻の眼鏡なので、かけることがあるだけなので、
自分のもの以外の眼鏡をかける行為自体はあまり目にいいことではないと思います。
ここで出てくるのが、最初のお話に出てきた眼鏡の
フレームに書いてあったあの数字です。
●『45□23―152』の不思議な数字とは
私がもっている眼鏡の左フレームに45□23-152という記載があります。
皆さんがお持ちの眼鏡にも記載があるかと思います。
それぞれが、
鼻のところのブリッジの長さ:23mm
耳にかける長いフレームの長さ(テンプルの長さ):152mm
という表記となっています。
ここでは、
(レンズ幅:45mm) + (ブリッジの長さ:23mm) = メガネの瞳孔間距離(PD)
となりますので、私の場合は、約68mmとなります。
今眼鏡をかけている人はぜひ計算してみてください。
平均値ではありますが、ややひらいている感じなんですかね。
実際は多少の誤差があると思います。
●pdってご存じですか
いきなり「pd」という言葉がでてきましたが、皆さんご存じですか?
実をいうと私は知りませんでした。でも大丈夫です。
知っている人はもちろん知らない人は今日新しく
眼鏡とpdとの関係を知ることができるので、ご安心ください。
「pd」とは“瞳孔間距離”のことを言うそうですね。
要するに、目の瞳孔左右の間の距離です。
もちろん一人ひとり長さは異なるかと思います。
ちなみに、この瞳孔間距離pdには平均値があるようで、
男性が約64mm、女性が約62mmとなっているそうです。
ということは、先ほど私のメガネフレームに書いてあった数字を紐解くと、
平均値ではないものの平均に近いややひらき目というところでしょうか。
ぜひ皆さんも計算してみてください。いかがですか?
●眼鏡とpdの不思議な関係について
これまで、眼鏡の構造とそれらに関する目の構造(PD:瞳孔間距離)の
不思議な関係性について少しお話させていただきました。
なんとなく、皆さんがお持ちの眼鏡の不思議な部分が
解消されてきたのではと思っています。
私自身も、ここまで真剣に眼鏡と向き合ったのは初めてかもしれません。
眼鏡に書かれた数字が各個人のパーソナルデータであり、
単なる眼鏡ではなく自分の目のための眼鏡であるという確たる証拠で
あったことは疑う余地もありません。
ここで疑問なのは、私をはじめ皆さんのpdをいつ計測しているのかということです。
眼鏡ショップであれば、眼鏡をつくる際に双眼鏡みたいな機械を
覗くことがあると思います。
これがpdを測っている機械のようです。
もちろん眼科では、しっかりとした機械で測っているのだと思います。
こうやって、私たちの眼鏡は、眼科や、眼鏡ショップでしっかりと計測をされたうえで、
各個人1人1人にあった眼鏡をつくってもらっている訳ですね。
だから、もし仮に度数が同じ眼鏡を持つ知り合いのおしゃれな
かっこいい眼鏡を借りてかけたとしても、焦点がさだまらなかったり、
はっきりと見えなかったりと正しく見えない原因となっていたようですね。
●最後に
眼鏡にもこんな謎が隠されており、気にすることもなく20年以上も過ぎて
初めて謎を解いたわけですが、なんだかすっきりした気分になりますね。
フレームに書かれた謎の数字や、ほぼ度数が同じ妻の眼鏡をかけたときの焦点が
あわなかったりしっくりこなかったりする謎は、
眼鏡のこういった原理がはたらいてしっかりと作られている証拠だったわけですね。