猿の惑星シリーズ、どれが一番面白い?リメイク?オリジナル?
人気SF映画シリーズ「猿の惑星」。
猿が人類を支配するという恐ろしすぎる世界を題材にした本作は、多くのファンを世界中に生み出しています。
オリジナル版とリメイク版など、様々なフランチャイズに恵まれてきていたこのシリーズですが、
その中でも一体どれが一番面白いとファンの間でささやかれているのでしょうか?
今回は気になる「猿の惑星」シリーズの中で、どれが面白いといわれているのか。
またオリジナルとリメイク、どれが面白いのか、などについて解説していきたいと思います。
Contents
猿の惑星は旧シリーズとリメイク、どれが一番面白いのか
では、猿の惑星は旧シリーズとリメイク三部作、
どれがより面白いのでしょうか。
この比較についてですが、様々な議論が集まります。
リメイク版について
2011年から2017年までに3本製作されたリメイク版三部作があります。
こちらは、作品の設定が、オリジナル版より現代的な解釈がされ、
猿のメイクについても非常にリアルな猿として生み出されていました。
オリジナル版であれば、猿のメイクを人がしている感じで猿というよりも
アウストラロピテクスのような「猿人」あるいは「原人」に近いような造形がされていました。
これに対してリメイク版は、猿そのものとして生み出していました。
これは特撮技術がオリジナル版が作られた1968年より技術が向上したことが、
そのきっかけとなったといえるでしょう。
しかしながら、1968年公開の第一作「猿の惑星」にあるような
生々しさ・殺伐とした感じ・そして不気味さはそこにはありませんでした。
このように、特殊技術の発展はあれど、シリーズ特有の生々しさ・衝撃度・人間やサルたちの醜さ・恐ろしさ・愚かさを風刺したシナリオは、
オリジナル版を越えることができなかったという評価で落ち着いています。
しかし、それはリメイク版三部作が駄作であるという評価にはつながらず、
これはこれで現在では高い評価を受けています。
猿の惑星は旧シリーズのなかでどれが一番面白いのか
猿の惑星ですが、旧シリーズの中で最も面白いといわれている作品は一体どれなのでしょうか。
それは、1968年公開の第一作「猿の惑星」であるといわれています。
まずシリーズ第一作目の「猿の惑星」は、その衝撃度の高さなどから、現在でも多くの考察・批評が多く生まれています。
チャールトン・ヘストン扮する主人公の宇宙飛行士は、地球に似た惑星に迷い込みます。
当時の大スター俳優であったチャールトン・ヘストンが猿たちから虐待を受け、
徹底的に嬲られてしまうという展開は当時多くの観客に衝撃を与えました。
また、猿による人類へのロボトミー手術など、
現在では映像化できるか危うい描写も多く、独自の生々しさがあります。
主人公は、最終的には猿から逃げ出すことはできたものの、
その末に主人公は恐ろしいものをみてしまいました。
それは、荒れ果てた海の上に立つ自由の女神だったのでした。
そこは、「地球に似た惑星」ではなく「地球そのもの」だったのです。
核戦争で破滅した人類は、その後猿によって支配されるほど落ちぶれていったのでした。
この衝撃的なオチは多くの激論を呼び、現在でも多くの考察がされています。
ちなみに、1987年公開のSF映画「スペースボール」では、この自由の女神のシーンがパロディされていたこともありました。
猿の惑星はリメイク版シリーズではどれが一番面白いのか
では、リメイク版「猿の惑星」三部作では、どれが最も面白いといわれているのでしょうか。
リメイク版三部作シリーズの中で最も面白いといわれているのは、2014年公開のシリーズ二作目「猿の惑星ライジング」でした。
本作では、人類のみがかかってしまうインフルエンザにより、人類が絶滅していく中、猿と人類の最終戦争の序章が描かれています。
この作品の中では、純粋に人類=加害者・猿=被害者という描かれ方では終わっておらず、
猿の中にもどうしようもない悪い個体がおり、その個体が人類・猿双方に災いを振りまくという内容となっています。
終末世界の中で猿たちに虐殺されていく人類の様子・暴走していく猿たちの恐怖を描いております。
しかし、観方を変えればこれと似たようなことを人類もその歴史の多くで行っており、彼らの姿はある意味では人間の合わせ鏡といえるのかもしれません。
まとめ
今回は猿の惑星シリーズについて、一体どれが面白いのかというテーマについて様々な情報を調べてみました。
・旧シリーズの中では、1968年公開の第一作が最も面白いといわれている。
・リメイク三部作の中では二作目の「猿の惑星ライジング」が最も面白いといわれている。
SFシリーズに残る名作シリーズである「猿の惑星」シリーズ。
一度も触れたことがないという方がいるなら、一度触れてみるのもいいのではないでしょうか。