猫の抜歯の費用はいくら?抜歯が必要になる病気とは?なるべく費用を抑えるために
「猫の歯茎が腫れているかも?」
「うちの猫、最近口臭が気になる…」
など思ったことがある飼い主さん、いらっしゃいますか?
猫は普通頻繁に歯磨きをしないので、そのような症状が現れたら心配ですよね。
実は人間と同じで猫にも、歯の病気があるのです。
中には抜歯が必要になる症状もあり、
そうなると費用も気になります。
人間でも抜歯するとなると費用がかさみますからね…。
今回は、猫のお口の事情が気になる方に見ていただきたい、
猫の抜歯事情について、そもそも抜歯が必要な病気についても触れながら、お話していきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
●猫の抜歯が必要になる病気とは?
そもそも、猫の口内の病気にはどのようなものがあるのでしょうか。
猫がよくなる口内の病気には、「歯周病」、「慢性歯肉口内炎」、「歯の吸収病巣」
の3つが挙げられます。
この中で特に気をつけたいのが「歯周病」です。
歯周病は人間でもなりやすい病気ですが、猫もとってもなりやすいのです。
なんと、2歳以上の猫なら80%が歯周病になっていると言われています。
歯周病は、口臭がする、歯茎が赤く腫れている、歯を押すとグラグラする、
などといった症状です。
進行すると歯が抜け落ちてしまう恐れがあります。
人間とほとんど同じですね。
原因としては、やはり猫は1日に何回も歯磨きをすることが難しいということ、
また、歯垢から歯石に変わるスピードが猫は速いということが挙げられます。
また、猫ヘルペスウイルスや猫免疫不全ウイルスなどが原因になることもあるので、
歯周病には十分注意が必要です。
そして、この歯周病が最も抜歯が必要になる病気と言われています。
●猫の歯周病の治療法
歯周病は抜歯が必要になることがあり得る病気ですが、
抜歯以外にも治療法は存在します。
猫の歯周病の治療法について紹介します。
*投薬治療
軽度の歯肉炎なら、投薬治療で一時的に炎症を抑えることができます。
ただし、投薬では炎症を緩和させることしかできないので、根本的な解決には繋がりません。
最終的に抜歯などの外科治療を選択しなければならない可能性もあります。
投薬治療だと、費用は1~2万円程度です。
猫の治療費の中では比較的安い価格だと言えますね。
*歯石除去
歯周病は歯石の付着により悪化していることがほとんどです。
それを取り除く手術となります。
この処置は猫ちゃんにストレスがかかりやすいので、
一般的には全身麻酔を使って行われます。
そのため費用も少し高くなり、2~4万円程度となります。
私の友人の猫は歯石除去を行ったと言っていました。
ブラッシングをしたら歯茎から血が出て病院に行ったそうです。
獣医さんには抜歯よりもこちらの歯石除去をおすすめされたようです。
そこまで炎症がひどくなかった、ということなのだと思います。
*抜歯(外科手術)
重度の歯周病になると、抜歯が必要になってきます。
歯周病が悪化して歯周病菌が広がると、顎の骨が折れることもあるそうです。
それらを防ぐためにも、抜歯といった根本的な治療が必要となります。
手術内容や病院によって多少差はあるものの、抜歯の費用は歯1本につき約1万円です。
中には10万円を超えるケースもあると言います。
このようなときのためにも、
猫を迎え入れたときにはペット保険に入っておくと良いでしょう。
私の実家の猫は入っていなくて、
別の病気で病院に通ったときに痛い目を見ました…。
●歯周病を防ぐために
歯周病になると、治療費が洒落になりません。
少しでも歯周病を予防するためには、やはり「歯磨き」が重要です。
猫はなかなか歯磨きをしませんよね。
実はうちの猫も歯磨きしたことありません…。
歯磨きは1日1回はしたほうが良いとされていますが、
難しい場合は2~3日に1回でも良いと思います。
おそらく口を無理やり開けられるのは嫌がる猫が多いと思いますが、
歯周病予防のためにも歯磨き頑張りましょう!
うちの子もちゃんと歯磨きさせようと思います…!
●まとめ
今回は猫ちゃんの抜歯にかかる費用を中心にお話していきました。
大切な家族だからこそ、お口の健康も大事にしていきたいですよね。
それとともに費用はかさむものですが、少しでも費用を抑えるためには、
やはり日々の予防が大切です。
人間も歯磨きをするように、猫にも歯磨きは重要なんですね。
私も反省して、猫のお口ケアきちんとやりたいと思います!
それでは今回はここまでとなります。
最後まで読んでいただきありがとうございました!