猫に服は着せてもいいの?メリット、デメリットを詳しく解説!
街中やSNSで猫に服を着せているのをよく見かけるかと思います。
服を着ている姿は虜になるぐらいに可愛いですよね!
しかし、猫にとって服は必要なのか?
メリット、デメリットを詳しく解説!
Contents
猫に服を着せるのが流行った理由は?
1980年代に子猫が暴走族風な衣装を着て、
「なめんなよ!」と捨て台詞を吐いている『なめ猫』を聞いた事はないでしょうか?
なめ猫免許証カードを始め、メモ帳や筆記ペン等の文房具やポスターなどが飛ぶように売れ、
当時社会現象と呼ばれるほど大流行したもので、
動物に興味がない方でも一度は目にした事があるかと思います。
私は1990年代に生まれましたが、小学生の時になめ猫を知り、
グッズを大量に買い込んでいました。
そこから猫を好きになったのもあります。
私のようになめ猫がきっかけで猫を好きになった方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
そんな社会的ブームを起こした『なめ猫』がきっかけで
猫に服を着せる事が流行ったと言えるでしょう。
猫に服を着せるメリット
*術後服として
猫を飼うにあたって、避妊・去勢手術は必須です。
それ以外にも病気をして手術を行わないといけない時があるかと思います。
術後はエリザベスカラーといわれる、猫が患部を舐めないように
首元にプラスチックのような物を巻く保護具を使うのが一般的ですが、
猫によってはエリザベスカラーを嫌がる子がいます。
その為エリザベスカラーの代用として術後服を着させます。
*寒さ対策
基本猫は自分で体温調整が出来ますが、病気によって体温調整が出来ない子がいます。
猫は寒さにとても弱い動物なので、自身で体温調節が出来ない子には防寒着の役割として
服を着させるのもひとつです。
病気とは無関係ですが、子猫や老猫、栄養失調により痩せ細っていたり、
ベンガルやシャム、無毛で有名なスフィンクスなどの種類は
特に寒さに弱いと言われているので状況に応じて服を着させ、
体温を保ってあげる事も大切です。
*皮膚疾患やグルーミング(毛づくろい)のし過ぎによるハゲ防止
アレルギーやアトピー性皮膚炎による皮膚疾患を患っている場合や
ストレスからくるグルーミングのし過ぎで炎症を起こしている場合は、
患部を触らせないように保護服を着させる事もあります。
猫に服を着せるデメリット
*グルーミング(毛づくろい)が出来ない
猫は起きている時間の中で半分はグルーミングを行います。
グルーミングを行う理由は
・健康維持
・気持ちを落ち着かせる為
だと言われています。
なので、猫にとってグルーミングが出来ないというのは
猫の健康にも関わってきます。
*服を着せる事によるストレス
猫は基本、体に何かを取り付けられるのが嫌いです。
猫にもよりますが、動けなくなったり、暴れたり、服を破ろうとする事もあります。
中には首輪すら嫌う子もいます。
私の実家で飼っている猫は、首輪を付けると頭をブンブンと揺らし、
転げ回ってまともに歩けなくなるので服はおろか、首輪すら付けられません。
何かを取り付ける事にストレスを感じる子もいるので、病気で仕方がない時や術後、
傷口を守るための術後服は除き、可愛いからという理由で無理矢理何かを付けたり、
服を着せるのはやめておきましょう。
まとめ
猫に服を着せるメリットとデメリットを解説しましたが、いかがだったでしょうか。
猫自体に服はあまり必要とは感じられませんが、猫に可愛い服や帽子を被せたい!思い出として写真や動画に残しておきたいと思う気持ちはよく分かります。
私も今まで飼い猫に嫌われるのは承知で、服や帽子を買っては着させた事もあります。
不服そうな顔をしているのは分かっていても可愛いという気持ちが抑えられないです。笑
ただ、それは飼い主のエゴであるという自覚を持った上で行いましょう。
写真を撮ったらすぐに取ってあげるなど長時間ストレスを感じないようにしてあげる事が大切だと思います。
可愛い愛猫ちゃんに過度なストレスを与えない程度で、思い出を沢山作っていきましょう!!