池井戸潤作品2022年分まとめ!小説・ドラマ化・映画化されたものを一挙紹介
その名を知らない人はいないであろう池井戸潤さん。
勝ち目のない相手から理不尽な事実を突きつけられてしまう主人公が、
その状況にあきらめず周囲を巻き込んで、最後は大どんでん返しを起こす。
その大逆転の痛快さにはまってしまう方も多いのではないでしょうか。
また銀行や企業などが舞台になっている作品が多いので、
お勤めの方はリアルに想像しやすいのもありますよね。
そこで今回は数々のベストセラー作品を生み出している池井戸潤さんが、
2022年に出された小説、またドラマ化・映画化された作品3つを紹介いたします。
Contents
●小説
*ハヤブサ消防団
2022年9月5日発売
(ドラマ 2023年7月13日~9月14日 主演:中村倫也)
主人公である三馬太郎はミステリー作家で、亡き父の故郷である「ハヤブサ地区」に移住。
地元の人の誘いで消防団入りしたところ、
村で起こる殺人や謎の放火事件の真相を追っていく物語となっています。
田舎ならではの人間関係、村のしきたり、田舎の暮らし、
自然美などが描かれていて、田舎にお住まいの方はもしかするとあるある話かもしれません。
また、あまりなじみのない方もいらっしゃるかと思いますが、
消防団の活動についても知ることができます。
自分とはあまりなじみのないことについても知ることができるのが小説の良いところですよね。
●メディアミックス作品化
*シャイロックの子供たち
WOWOW 2022年10月9日~11月6日 主演:井ノ原快彦
(映画 2023年2月17日公開 主演:阿部サダヲ)
(小説 2006年1月30日発売)
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、池井戸潤さんは元銀行員。
その経験を活かして池井戸潤作品は銀行を舞台にしたお話が多いです。
こちらの作品も銀行を舞台にしたストーリー。
銀行員たちのそれぞれの視点を短編で描き、
銀行の不正を暴きながら最終的に繋がりあうさまは圧巻です。
二転三転とスリリングな気持ちも味わうことができます。
この後紹介する「アキラとあきら」もそうですが、
銀行の内部についても詳しく描かれているので豆知識として知ることができます。
*アキラとあきら
映画 2022年8月26日公開 W主演:竹内涼真、横浜流星
(WOWOW 2017年7月9日~9月3日 W主演:向井理、斎藤工)
(小説 2017年5月17日発売)
零細工場の息子である山崎瑛と、海運会社経営者一族の御曹司である階堂彬。
この二人のアキラが主人公の物語です。
大学卒業後、同じ銀行に同期入行した瑛と彬、
それぞれのストーリーで話が描かれていくのですが、二人が交わる場面はあまりありません。
それが余計にこの後どう絡んでいくのかと期待が膨らみ、
クライマックスへ!最後のスカッと感はとても気持ちが良いものです。
また小説は705ページにも及ぶ大作で、読みごたえもばっちりです。
以上2022年に発売された小説、ドラマ化、映画化された作品3つを紹介いたしました。
池井戸潤さんの作品は主人公が窮地に追い込まれながらも、
最後は大どんでん返しで終わる読了後の爽快感がたまりません。
かくいう私も池井戸潤さんの作品を読むときは、
クライマックスに向けて息を飲み、息を止めながら読みすすめ…
読み終わった瞬間に「はああ」と息を大きく吐いて、
最後の大どんでん返しの爽快感と「読み切った!」と満足感を毎度味わいます。
どれも読みごたえ、また見ごたえもばっちりですので、
時間があるときに池井戸潤作品に触れて、爽快感と満足感を味わいませんか?
ただ小説は読みごたえばっちりな作品が多いので、
あまり読書に慣れていない方はドラマ・映画を先に観て、
その後小説をお読みになると読みやすさが違ってくると思いますので
ぜひメディアミックス化されたものから触れてみてください。
また小説とドラマ・映画はそれぞれ違いがありますので、
その違いを楽しむのもいいですね。