栗色のスカーフってどんな小説?赤川次郎が書き続ける女性の波乱万丈な人生を描いた小説です!

日本人のミステリー作家に赤川次郎という人がいます。

幼少期から物語を作るのが好きで会社に勤務しながらも
小説を書き続け小説家として生活していくまで有名になった努力家であり、
趣味を仕事にして成功しておられる珍しい人だと思います。

とても創作意欲が高い作家で多い時には年に20冊の小説を発表し面白く、
分かりやすい内容の物が多いので若い世代から年配の世代まで幅広い人達を
楽しませています。

そんな赤川次郎の作品に『栗色のスカーフ』という小説があります。

これは1988年から始まった杉原爽香を主人公とした人気シリーズの続編です。

このシリーズでは主人公の杉原爽香が15歳の時の話から1作目が始まり
1歳につき1冊の小説が書かれ現在でも連作として継続しています。

この記事ではその29作目になり2015年に発表された
『栗色のスカーフ』についてあらすじとここが面白いという
見どころについて書きます。

これまで『栗色のスカーフ』を読んだ事がないという人やすでに
読んだ事があるという人にも「読みたい」「もう1度読もう」と
思っていただけると幸いですので最後までお付き合いください。

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●赤川次郎『栗色のスカーフ』のあらすじです。

物語は毎年何かしらの事件やトラブルに巻き込まれて穏やかでいる事が
許されない杉原爽香が43歳になった秋のエピソードです。

事件に巻き込まれながらも懸命に生きていく様子が描かれています。

彼女は建設業界での仕事で責任ある立場になって取引先企業との交渉を
してプロジェクトを進めるなど精力的に仕事していました。

しかしそんな彼女に会社内での人事問題や取引先の人間に起きた
トラブルに巻き込まれます。

また仕事だけでなくプライベートでも自分がモデルになった絵が海外で
話題になったり、夫には浮気の気配があったりと公私においてまた波乱に
満ちている43歳の秋が深まっていきます。

ここまでが『栗色のスカーフ』のあらすじです。

年々トラブルに巻き込まれながらも仕事やプライベートにおいて
ポジティブに歩き続ける杉原爽香の姿は印象的です。

全編を通して会話文が多いのでドラマの脚本を読んでいるような感覚で
サクサクと読み進める事ができるし、ストーリーの展開が早いので
この先はどうなるのだろう?と最後までハラハラさせられながら楽しめます。

●赤川次郎『栗色のスカーフ』の見どころ①

*43歳になり仕事と家庭の両方で事件に巻き込まれながらも上手く乗り越えていく杉原爽香の姿が面白いです。

このシリーズで主人公の杉原爽香は毎年事件に巻き込まれ大変な思いを
しています。

今回の話でも仕事における会社内外での事件に巻き込まれたり、
プライベートでは夫の浮気に気を遣ったりと本当に大変な状況に
なってしまいます。

しかしこれまでトラブルや事件に巻き込まれてもその都度
何とか乗り越えてきた経験を活かして前に進んでいきます。

そのどんな状況でも諦めずトラブルに巻き込まれる度に強く成長していく
主人公の姿に勇気づけられるし、
どのように難局を乗り越えるのか読み進めるのはとても面白いです。

●赤川次郎『栗色のスカーフ』の見どころ②

*ビジネスとプライベートでリアルな会話が展開されているのでどんな状況かイメージしやすいです。

全体的に登場人物達のセリフが多くビジネスの場面やプライベートの場面で
どんな状況なのかが読んでいて想像しやすいし読み進めやすいです。

主人公がトラブルや事件に巻き込まれるハードな内容なのですが
サクサクと読めて読んだ後に暗い気持ちにならないので
ぜひ読んでみて欲しいです。

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●まとめ

ここまで赤川次郎『栗色のスカーフ』のあらすじとここが面白いという
見どころについて書きました。

主人公がトラブルに巻き込まれながらもそれに負けずに
乗り越えていく読んでいて元気をもらえる小説なので
ぜひ読んでみて欲しいです。

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