新書のベストセラーを歴代ごとに紹介!新書大賞に選ばれた本は?

専門分野の入門書として様々なジャンルもあり、
専門分野について学びたい時に活用しやすい本が新書です。
(新書とは本のサイズの名称、コンパクトで(105×173mm)持ち運びにも便利な本)

私もベストセラーの新書はよく読みますがエビデンスなどが多く記載され、
実用性に適しています。

鞄にも入りやすいのでカフェで一休みしながらインプットするのもいいですね。

今回は歴代のベストセラーになった新書を、
2019年~2013年「新書大賞作品」から歴代に紹介していきます。

<新書大賞とは?>:中央公論新社が主催する「新書大賞」一年間に刊行された新書から、
その年の最高の一冊を決める賞。

それでは2019年から歴代ごとに見ていきましょう。

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●2019年【大賞】

*『日本軍兵士』吉田 裕


日本軍の兵士目線で書かれ、アジア・太平世戦争時における
日本軍が行った事を細かく書かれています。

戦争とは「戦って死ぬ」だけではなく、それ以外の『餓死』『病死』も数多くあり、
異なる死に方をしているのに家族に伝える時「勇敢に戦闘で死んだ」と報告するなど、
当時の日本軍の裏側が描かれています。

ニュースだけではわからない戦争の見えない部分を知ることでしょう。

●2020年【大賞】

*『独ソ戦』大木 毅


死者4000万人の人類史上最も戦死者が出た戦争。それが「独ソ戦」です。

第二次世界大戦中に繰り広げられた争いの中でも、
最も重要とされた独ソ戦は『人類史上最悪の戦争』と今でも語られています。

この本ではそんな最悪の出来事を最新の研究や資料に基づいて描かれ、
戦争や人間の愚かさを目の当たりにするでしょう。

●2021年【大賞】

*『人新世の「資本論」』斎藤 幸平


「SDGsは大衆のアヘンだ!」本書の広告に大きく書かれたメッセージです。

「温暖化対策は意味がなく有害である」私たちの常識を覆すような内容が語られ、
今の社会に対して新しい見方を提示してくれています。

本書中にはマルクスが書いた「資本論」についてもう一度読み直すべきと書かれています。
マルクスの思想を学び直したい人にもおすすめです。

●2022年【大賞】

*『サラ金の歴史』小島 庸平


サラ金とは「サラリーマン金融」の略で、
以前はサラリーマンを対象にしたものでしたが、
今では業界の発展・成長のため一般人も対象になりました。

アコム・プロミス・レイク・アイフル。これらの有名な消費者金融についての歴史について
書かれ、サラ金や消費者金融がどのようにして発展してきたのかわかる内容となっています。

●2023年【大賞】

*『現代思想入門』千葉 雅也


現代思想を読むための入門書で、むずかしい哲学の思考をわかりやすく解説ししています。
これから現代思考に足を踏み入れたい人が最初に読むべき本でしょう。

現代思想の特徴を簡単に説明すると
「物事を表面だけで捉えないで、見えない裏側も捉えて見る」と考えます。

現代思想を学ぶことで自分の考えや行動を見直すきっかけになり、
自分の決断に対して責任感を持たせてくれ、人生の考えに影響する本になるでしょう。

哲学や現代思考に興味がある人はオススメします。

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●まとめ

歴代の新書ベストセラーをそれぞれ見ていきましたが、
どれも書店で目にする作品でした。

新書は現代社会が抱える問題を題材としたものが多く、
我々もしっかり目を通すべきでしょう。

特に私が影響をうけたのは2021年ベストセラー「スマホ脳」です。

今ならだれもが手にするスマートフォン。

生活・仕事など大変便利にしてくれる一方
「スマホが脳にもたらす悪影響」「身体や心にあたえる影響」などを知り、
スマホを遠ざけたくなりました。

こうして歴代のベストセラーを見ているとその年の抱えた問題点、時代の移行までもわかります。

あなたの気になる歴代のベストセラー新書はありましたか?今でも書店に沢山ありますので是非チェックしてみてください。

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