打楽器アンサンブル、かっこいい!打楽器の魅力を引き出せる曲たち
多種多様な楽器を使用する打楽器パート。
吹奏楽やオーケストラでの演奏ももちろん魅力的ですが、
打楽器のみで演奏される打楽器アンサンブルは流れるような鍵盤楽器、
リズミカルな太鼓やシンバルといった打楽器など、
迫力満点のかっこいい演奏が魅力的です!
今回は打楽器アンサンブルのかっこいい魅力に迫ります!
Contents
●打楽器アンサンブルの編成
打楽器アンサンブルの編成は3重奏から8重奏が多く、
マリンバやヴィブラフォン、グロッケンなどの鍵盤楽器とスネアドラム、
バスドラム、ティンパニ、シンバルなどのリズム系楽器から
編成されることが多いです。
鍵盤楽器が流れるようなメロディを担うことが多く、
そのほかリズム系の打楽器はテンポの揺らぎやキープ、
ダイナミクスをつけ迫力のあるかっこいいフレーズが多いです。
編成が多ければ多いほどステージに並ぶ打楽器たちも増え、その様は圧巻です。
●打楽器の魅力を引き出せる!かっこいい楽曲を紹介!
アマンドショコラ:高橋宏樹(打楽器3重奏)
アーモンドショコラを意味するタイトルにふさわしい、
可愛らしくポップな鍵盤系楽器のアンサンブル。
冒頭のボサノヴァ風のリズムとふんわりした柔いマリンバ時折出てくる
グロッケンのキラキラとした音色がキュンときます!
花回廊/風龍:山澤洋之(打楽器4重奏)
打楽器アンサンブル3部作からなる「雪月花」シリーズの1曲で
「雪灯籠/白虎」「月迷宮/大神」に続く最終曲です。
吹奏楽編成で使用する楽器の編成となっており、
アンサンブルコンテストでもよく演奏される曲です。
英題で「Cherry Blossom / Dragon」とあるように、
桜舞う春の季節をイメージして作曲されたそうです。
冒頭の春風を連想させるような連符と各鍵盤楽器の異なるテーマが魅力的です。
ズレなく重なり合えばかっこいい楽曲ですね!
Canon fantasy/嶋崎雄斗(打楽器6重奏)
誰もが一度は耳にしたことがあるパッヘルベルのカノン。
鍵盤楽器の流れるようなメインテーマにリズミカルでダイナミックのある太鼓たちが
重なり、打楽器アンサンブルらしい壮大なアレンジになっています。
中間部のオルゴールを連想させるような柔らかく温かい雰囲気が
前後半のかっこよさとギャップがあり楽しいですね!
紅蓮の斜陽~8人の打楽器奏者のために/ジェリー・グラステイル(打楽器8重奏)
8重奏ともなるとステージに並ぶ打楽器の数が圧巻。
見た目からすでにかっこいいですね!
この楽曲は打楽器8重奏といえばこの曲、
と言われるほどアンサンブルコンテストでも多く演奏されている楽曲です。
タイトルの「紅蓮の斜陽」とは、鹿児島市城山町にある碑に記されている文言から
引用されており、西南戦争の様子を表現した楽曲になっています。
はっきりとした緩急が印象的な楽曲で、
前半部分は鍵盤楽器のゆったりとしたメロディが繊細で儚げな雰囲気を出しています。
途中からテンポが速くなり、戦の様子を連想させるような激しさがあります。
特殊奏法やアドリブがあり、なかなか演奏しごたえのある楽曲で、
特殊楽器が多いですが楽器が揃えばぜひチャレンジしてみてください。
ぐるぐるパーカッションよりぐるぐるマリンバ/伊藤康英
1台のマリンバを複数人で演奏する打楽器アンサンブル楽曲。
低音のテーマ、中低音のテーマ、中音のテーマ、
高音パートの順番に大縄跳びのように交代しながら進み演奏していきます。
だんだんテンポをあげて行くとスピード感も増してかっこよく決まるかも!?
観客も奏者も楽しめる楽曲なのでコンサートのアンコールにおススメです!
個人的に打楽器の魅力を感じた楽曲をご紹介してみました!
しっとりとした楽曲からリズミカルでポップな楽曲など
幅広く楽しめるのが打楽器の魅力です!
ロマンチックなメロディからリズミカルで迫力のある
大きなリズムのギャップがたまりませんね。
まとめ
打楽器の魅力を引き出すかっこいい楽曲たち、ぜひ一度聞いてみてくださいね!