小説は何を読もうか?「号泣」できるおすすめの1冊を紹介!
皆様はどんな小説を読んで号泣する事があるでしょうか?
恋愛小説、人間ドラマ、サクセスストーリーなど悲しかったり、
嬉しかったり様々な感情が混ざりあって
皆様の号泣につながっているのではないかと思います。
ただどんな小説を読んで号泣するかというと
読者によって感じ方が違うので
100%号泣できる1冊というのは存在しないと思います。
よく小説の帯に
「感動必死の純愛ストーリー」などと書かれていますが
個人的には「何だかなぁ」という複雑な気持ちになります。
私が思う大切な事はその小説がたくさんの人を感動させたという事実よりも
自分が感動できる1冊に出会えるかどうかです。
100万人が感動しても自分が何も感じなければ
どんな素敵なキャチコピーも無意味なのです。
この記事では私が読んで思わず号泣してしまった小説の
あらすじとおすすめの点を書きます。
その小説は『お探し物は図書館まで』という青山美智子さんの短編集です。
あくまで個人の感想なのでこの小説を読んだから号泣できるとは全く言い切れません。
しかし私はこの本に感動させられて何度も読みたいという気持ちになりました。
なのでおすすめしたい気持ちで書かせていただきます。
個人的な意見や感想ばかりで見るに堪えないかもしれませんが
最後までお付き合いいただけると幸いです。
Contents
●号泣するのにおすすめの小説『お探し物は図書館まで』のあらすじです。
この小説は短編集で5人の年齢や立場が違う男女が主人公の物語です。
皆それぞれに自分の人生を送りながらも
「このままでいいのだろうか?」
という漠然とした不安を感じていて生き方に悩んでいます。
そんな時に偶然訪れた図書館で個性的な司書に出会います。
その司書の独特な雰囲気に戸惑いながらも5人はそれぞれの悩みを打ち明けて
それを聞いた司書からおすすめの本と1言のアドバイスをもらいます。
最初は「どういう意味なんだろう?なぜこの本が自分におすすめなのだろう?」と
疑問に感じていた5人ですが
本を読みアドバイスについて考えながら日常を送る中で
新しい発見をして良い流れをつかんでいきます。
ここまでが『お探し物は図書館まで』のあらすじです。
1つ1つの物語が短くて読みやすいですし、
悩みを抱えながらも全員が明るい未来に踏み出していくので
とても読んだ後心地よくなれる小説です。
●小説『お探し物は図書館まで』がおすすめの理由①
*どの短編も自己肯定感を高めてくれて頑張ろうという気持ちにさせてくれます。
この小説では「今の自分に自信を持てなくて変わりたいでも何から始めたらいいのか分からない」
そんな悩みを抱えた人達が主人公です。
そして全員がそれぞれ新しい事を始めますが
今までの自分を完全に否定するのではなく
それも受け入れて変わっていく物語です。
私もこの小説の主人公達と同じで
「変わりたいけどどうしたらいいのか分からない」
そんな気持ちが強かったです。
そんな時にこの小説に出会って
「今の自分もそんなに悪くない。いきなり変わらなくてもゆっくりでいいんだよ。」
と肯定してくれて背中を押してくれている感じがしました。
どうしても自分の事が好きになれなかった私は
この小説を読んだ時に主人公達にかなり共感して
「こんな私を認めてもらえた。急がず自分のペースで進めれば良いんだ。」
という気持ちになれて思わず号泣していました。
優しく自分の事を認めてくれて背中を押してくれる
そんな読んでいて気持ちの良い小説なのでおすすめです。
●小説『お探し物は図書館まで』がおすすめの理由②
*登場するキャラクターの年齢や性別が様々なので多くの人が共感できます。
この小説では様々な年齢や立場、性別の主人公が出てきます。
それぞれに違った悩みを抱えているので
幅広い読者に共感して号泣できてこれからまた頑張ろうという
気持ちになってもらえると思うのでとてもおすすめです。
●まとめ
ここまで小説『お探し物は図書館まで』のあらすじとおすすめの理由について書きました。
ただ号泣してすっきりするだけでなく
そこからまた頑張ろうという気持ちにさせてくれる小説ですので
ぜひ読んでみてください。