卒園入学の6歳!大きく変わる生活に育児の悩みは尽きない…我が家の体験談をご紹介!
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●はじめに
6歳は、社会の中では卒園と入学を経験する大きな節目。
育児面でも同様でしょう。
その環境の変化に伴い、本人のみならず家族も含めて、
精神面でしんどさを感じる人は少なくないのではないでしょうか。
母親である私もその1人で、娘の激しい癇癪や学校の行き渋りなど、
関わり方を考えさせられる出来事を経験しました。
そんな時、糸口の1つとなったのが、本やインターネットでの情報収集でした。
娘の現状の捉え方、関わり方など、知識や情報を得ることで、
私の気持ちの持ちようが変わったり、手立ての見通しがついたりと、とても助けられました。
今回は、昨年末で7歳になった娘の身辺の様子を交えながら、精神面の変化と対応、
そこで感じた事などを中心に、わが家を一例としてご紹介します。
今後子どもが6歳を迎えられる方、まさに今6歳の方、また育児に興味をお持ちの方などは、
是非、ご参考にしてください。
●これがわが家の家族です
わが家は、夫と妻の私、長女(昨年末に7歳)、次女(4歳)の4人家族です。
共働きで、子どもたちは保育園で日々お世話になってきました。
よく食べてよく寝てよく遊ぶ、そんな家族です。
●6歳の成長はこんな感じです
*心身の成長はゆっくりです
子どもの成長の仕方にはそれぞれ個人差がある中で、
娘は、心身ともにゆっくりな方だと感じています。
健診で発達上の指摘を受けた事は、今のところありません。
つい数か月前まで夜間のオムツは外せず、思い通りにいかない時は度々大泣き。
時々癇癪も起こします。言葉でのコミュニケーションが未熟なようです。
大泣きや癇癪は、正直しんどさを感じています。
一方、まだ毎日のように抱っこもせがまれるし、
夜寝るときも私にくっつき甘えん坊なところは、
可愛らしく癒される瞬間でもあります。
*6歳の娘は野菜嫌いです
育児の中でも食事作りは結構悩ましいです。野菜嫌いの娘には、味付けの変化、
野菜の自家栽培や娘自身での調理など試行錯誤中。
ある時、地域の保健師さんに野菜の好き嫌いを相談すると、このような助言を受けました。
「とりあえず、2~3種類食べられたらいいよ。」と。
その言葉は、とても救いとなりました。
*6歳の娘は、なかなかオムツを外せなかったです
日中のお漏らしはなくなって久しいものの、おねしょは、
6歳になってもしばらく続きました。
「夜尿症」との診断を受け、生活習慣の配慮や薬物療法、アラーム療法を順次開始。
しかし、特に改善が見られないまま、取り組む負担もあり療法は中止しました。
その後、6歳の夏になると、結局自然とおねしょは減り、解決しました。
●保育園年長組から、6歳の娘の癇癪が増えました
保育園児だった頃、6歳の娘は、園ではあまり自己主張をしない大人しい子でした。
一方で家庭では、よく喋り自己主張もしっかりとしていました。
年長組の頃から、家庭での自己主張が次第に激しくなり、
思い通りにいかない時などに癇癪をよく起こすようになりました。
園では見られない姿でした。
担任の先生の話では、園では入学に向けての取り組みを始めている事もあり、
本人なりに環境の変化を感じ、ストレスとなっているのかもしれないとのことでした。
とはいえ、その思いがあるとしても本人が伝えることは難しく、
むしろ家庭では、入学をとても楽しみにしていました。
親としては、色々と試みるものの、状態は変わりませんでした。
●6歳の娘が、学校に行きたくないと言いました
親子で期待に胸を膨らませ、小学校入学を迎えました。
学校生活では、やはり大人しいタイプで表情も硬くなりがち。
しかし、1学期後半には表情が和らぎ、
笑顔も増え、学習面でも積極性が見られたようで、親も安心しました。
ただ、家庭では、相変わらず毎日ほど癇癪を起こすので、
私もかなりのストレスで、育児の難しさを感じていました。
スクールカウンセラーに相談したり、
本やインターネットから情報を得たりして、より良い対応策を探る日々でした。
その後、ほぼ毎日学童を利用した夏休みを経て、2学期に突入。
始業式の朝、娘が急にこう言いました。
「学校休む。」
夏休み気分が抜けていないだけの甘えだろうなと、
初め私は軽く捉えていました。
しかし、結局本当に休んでしまいました。
そのため、私は事の重大性を少し感じずにはいられませんでした。
理由を訊くと、クラスのみんなに会うのが恥ずかしいのと勉強をしたくないとのことでした。
その後の誘いかけで、何とか2日間は登校したものの、
それ以降は休む日が続きました。
うちは共働きでしたが、夫も私も在宅ワークの日があったことから協力し合い、
何とか家にいる娘と過ごすことができました。
もし、夫婦ともに毎日外での仕事だったらと思うと、
1人で留守番などさせた事もない娘なので、
自分たちの生活がどうのようになっていたか…想像もつきません。
休みだして2週間が経過した頃、私と一緒であれば登校できるようになり、
週1~2日ほどのペース(※仕事の都合がつく日、かつ本人の気持ちが向いたとき。)で
登校が始まりました。
登校から下校まで、私が同行する日々です。
娘はクラスに入るのは抵抗があったので、別室を用意していただき、
そこで過ごしています。
気持ちの不安定さはありながらも、給食や先生とのおしゃべり等が楽しみとなり、
次第に登校日が増えました。
それと同時に、以前と比べ気持ちの安定も見られ、
家庭での癇癪も減っていきました。
私にとって、登校に関する先々の不安は拭えないものの、
家庭で笑顔が増えた娘に、1つ安心を覚えました。
●今、私が育児で大切だと思っていること
親の都合を言えば、仕事との兼ね合いもあるので、娘と一緒に登校する日々が
いつまで続くのかと不安は尽きません。
スクールカウンセラーに助言していただいたこのような言葉があります。
「今、本人は、母親を一番必要とし、安心を求めている。
まずは家庭が『安心の基地』となるようしっかりと受け止め、甘えさせてあげてほしい。
そのうち、自信がつき色々なことにチャレンジしようと思えるようになる。」
私のお守りとなっている言葉です。
夏休み明けから、急に私の生活も変わり、現実を受け止めるのも辛く、
色々と葛藤もあります。
しかし、ありのままの娘をしっかりと受け止め、寄り添ってあげることが、
今私にとって1番大切なことだと思っています。
●まとめ
娘の生活環境の変化やそれに伴う気持ちの発信に対し、何とか対応してこられたのは、
家族や周囲の人たちのおかげでした。
さらに、本やインターネット、専門家からの情報収集も、
現状の捉え方や知識を学ぶという点や安心感を得るという点で、とても助かりました。
娘の入学当初は、親子で登校する日が来るとは、思ってもいませんでした。
人それぞれ個性があると言うけれど、子どもの成長も本当にそれぞれ。
当たり前かもしれませんが、それを痛感する今日この頃です。
育児の難しさを感じる反面、楽しさと喜びも味わいながら、
今日も娘と向き合っています。
育児に関心、疑問や悩みをお持ちの方のご参考になれば幸いです。