元気な猫がくしゃみを連発する原因を知っておこう
猫を飼っていると元気な猫がくしゃみを連発しているのを、
何度も見た経験があるのではないでしょうか。
光や臭いなどの刺激を受けて、猫がくしゃみを連発する時は問題ないことが多いです。
人間も強い光、臭いなどの刺激を受けると、
くしゃみが出る時があるので同じだと思います。
埃や花粉、塵、カビなどが猫の鼻に入ってしまうと、
くしゃみを連発することがあります。
元気そうにしていても、アレルギー疾患の可能性があるため、
早めに動物病院で診察や検査を受けることが大事です。
猫風邪や肺炎などの病気の可能性もあります。
1:猫がくしゃみを連発する時は部屋を清潔に保ちましょう
私は30年以上猫を飼っているので、
何度も猫がくしゃみを連発するのを見たことがあります。
くしゃみが出るのは何らかの要因があるため、
高齢猫や持病のある猫の場合は元気そうにしていても、自己診断は危険です。
気管支炎や肺炎などの病気は、症状が悪化すると命を脅かす可能性があるため、
早めに診断をしてもらい症状に応じた薬を処方してもらいましょう。
猫がくしゃみを連発する時は、室内や空気を清潔に保つことが大事です。
埃や塵、花粉などが鼻に入るとくしゃみの原因になるため、
こまめに掃除機を掛けたり、コロコロや雑巾などで寝床や床などを清潔にしてあげましょう。
20代の頃は猫の病気の知識が乏しく、
くしゃみを連発していても大したことないと放置をしてしまい、
症状が悪化してしまったことがあります。
アレルギー疾患の場合は体質改善をするために、小麦や大麦、
とうもろこしなどが含まれていないグレインフリーの
キャットフードに切り替えることも大事です。
室内に空気清浄機を設置することで、空気を清潔に保つことができます。
2:子猫や高齢猫がくしゃみを連発する時は注意が必要
子猫や高齢猫は成猫に比べると消化器官が弱く、体の免疫力が低下しているため、
元気そうに見えても突然体調を崩すことがあります。
暑さや寒さから大切な体を保護するために、
室内の温度や湿度を一定に保ってあげることが大事です。
子猫や高齢猫がくしゃみを連発している時は、
症状が軽いと思っていても呼吸器系の病気の可能性があります。
鼻水や涙が出ていたり、だるそうにしている場合は猫風邪や気管支炎、
肺炎などの病気の可能性があります。
猫風邪は子猫に多い病気ですが、症状が悪化すると命を脅かすことがあるため、
症状が軽いうちに治療を受けることが大事です。
動物病院では注射や点滴をしたり、内服薬を処方してくれるので
症状が改善するまで続けるようにしましょう。
高齢猫は腎不全、がんなどの持病が原因で免疫力が落ちているため、
肺炎や気管支炎を予防する必要があります。
多頭飼いをしている場合は、感染するのを防ぐために完治するまでは
隔離をしておきましょう。
3:元気な猫がくしゃみを連発する要因に歯周病がある
私は15歳の高齢猫のお世話をしていましたが、
特に持病などはなく元気そうにしていたので病気を見落とした経験があります。
猫は光や臭いなどの刺激が原因で、くしゃみを連発する時は問題ないですが、
何度もくしゃみを連発するので不安になってきました。
くしゃみを連発した時に、鼻から膿のようなものが出ており、
嫌な臭いがするので動物病院で診察を受けることにしたのです。
動物病院で触診や口腔内の診察を受けたら、
歯茎が赤く腫れていて歯周病がかなり進んでいる状態でした。
獣医師の説明では歯周病が進行すると、
顎の骨が溶けてしまうため、鼻から膿が出たり、くしゃみを連発することがあるようです。
歯周病が進行していたので、他の病気に罹る可能性があるため、
全身麻酔が必要な全臼歯抜歯を勧められてとてもショックを受けました。
高齢の猫に麻酔をかけても大丈夫なのか、
とても不安でしたが、治療後は歯茎の炎症が収まったので良かったです。
猫には負担の大きい治療なので、口腔内のお手入れをきちんとしてあげれば良かったと
深く後悔しました。
まとめ
元気な猫がくしゃみをしても、あまり気に留めないことがありますが、
何度も連発する場合は病気が隠れている可能性が高いです。
花粉やカビ、埃などが原因で鼻に刺激を受けて、
くしゃみを連発する時はアレルギー疾患の可能性があります。
こまめに部屋や床、寝床の掃除をしたり、
症状が良くなるまで内服薬を続ける、部屋に空気清浄機を設置するなどの工夫をしましょう。
元気な猫がくしゃみを連発した時に、
鼻から膿が出ている場合は歯周病が悪化している可能性があります。
歯茎が赤く腫れている、食べる時に痛がる場合は早めに診察を受けましょう。