主夫の方必見「3号被保険者」って何?
主夫の皆さん、あなたの生活を支える、3号被保険者制度をご存知ですか?
配偶者が健康保険に加入できるこの制度、
実は様々な問題点が指摘されています。
今回主夫と、3号被保険者制度の関りをテーマに私の見解を記事にしてみました。
皆さんのより良い生活の参考になれば幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
Contents
●主夫と3号被保険者の定義
ここではあくまでも一般的な定義を説明します。
主夫とは、一般的には男性が家庭の家事や育児を主に担当し、
女性が家庭外で働くことを指す言葉です。
●3号被保険者とは
国民年金の一部で、厚生年金に加入している第2号被保険者(会社員や公務員など)に
扶養されている20歳以上60歳未満の配偶者
(年収が130万円未満であり、かつ配偶者の年収の2分の1未満の方)が対象となる制度です。
●主夫の増加とその背景
近年、主夫の数が徐々に増えてきています。
背景には、働き方改革やジェンダー平等の推進、
新型コロナウイルスの影響等が考えられます。
テレワークの普及により、男性も家庭と仕事を両立しやすくなりました。
さらには女性の社会進出が進み、
夫婦間での家事・育児の役割分担が見直されています。
私自身テレワークの導入以降家事を手伝う機会が増えました。
そういう方も多いのではないでしょうか?
こういった背景から主夫が増えた一方で、
家事や育児に対する男性の参加率は依然としてまだまだ低いと言われています。
それはなぜかというと、主夫に対する社会的理解度がまだまだ低く
過去の固定観念に囚われているからです。
例えば、主夫をやっていることを友人や両親などには言いづらいです。
また、子どもの行事に参加することが気まずいという声も耳にします。
社会的認知度と理解度が低いというのが現実です。
●3号被保険者制度の問題点
3号被保険者制度にはさまざまな問題があります。
例えば
第3号被保険者である専業主夫は保険料を払っていないので不公平。
・さらに大きな問題は、第3号被保険者の地位にとどまるために、
年収が130万円に収まるように就業時間を調整する行動が生じていることです。
年収が130万円を超えると第3号被保険者ではなくなり、
健康保険の被扶養者からも外れることになるので保険料負担が生じます。
実際に私の妻もそれを避けるために就業時間を調整しながら働いており、
年収130万を超えてしまうと労働時間や環境によっては働き損となってしまいます。
●健康保険制度の改革の提案
これらの問題を解決するためには、健康保険制度の改革が必要かもしれません。
例えば、個々の被保険者が自分自身の健康保険に加入するという制度を導入することで、
主夫が労働時間に捉われず、自由にキャリアを追求することが可能になるかもしれません。
理想は全ての被保険者が年収に関係なく
無償で制度を受けることができるようになることですが、
財源確保の問題もありますし、全く現実的ではないでしょうね。
●主夫と3号被保険者の社会的意義
主夫は家庭の中心的な役割を果たし、家事や育児を担当します。
これにより、パートナーはキャリアに集中でき、家庭と仕事のバランスを保ちやすくなります。
一方、3号被保険者は配偶者の社会保険によって保護されています。
これにより、主夫は医療費の負担を軽減し、
安心して家事や育児に集中することができます。
これらの役割は性別に囚われることなく、
お互いの得意分野によって誰でも自由に選択できるべきです。
●まとめ
主夫と3号被保険者についてこれまで説明しました。
まだまだ主夫に対する社会的な理解度が低く、
今後公平な社会の実現のためには、社会的理解度を高めていくことが重要です。
また、保険制度の改革は大きな課題として取り組んでいく必要があります。
主夫と3号被保険者についての私の見解です。
主夫という言葉がより多くの人々にとって理解され、尊重され、
自由に働ける社会が来ることを願っています。
ご参考までにどうぞ。