主夫になりたい心理。専業主夫とは?メリット&メリット!
「主夫になりたい心理」は人それぞれで、様々な事情が絡み合っています。
自分自身の心情や状況を理解し、
自分は元より家族や周りの人達にとって最善の道を選ぶことが最も大切です。
第一に主夫になることは決して楽な道ではありません。
家事や子育てはかなりの時間と労力を必要とし、
社会からの理解もまだまだ不十分です。
そのため、主夫になりたいと思う男性は、
そのメリットとデメリットをしっかりと理解した上で、
自分自身の心情と向き合うことが重要です。
Contents
主夫になることのメリット
1.家族との時間が増える。
会社勤めをしている男性は、なかなか家族との時間が取れない場合も多いです。
実際私自身家族との時間を顧みず、
妻が子供を連れて実家に帰ることが過去にありました。
幸い離婚まではしませんでしたが、あの時の絶望感といったら言葉に表せません。
しかし、「主夫」になれば、
その心配は確実に減り自然と家族とのコミュニケーションが増えます。
2.家事の大変さを理解することができる
「主婦」の方で、「夫が自分の大変さを理解してくれない」というお話し、
良く聞きますよね。
しかし、「主夫」になれば、家事や育児の大変さを理解することができ、
奥様との会話も弾みます。
3.それぞれが得意分野で活躍できる
人には向き不向きがあります。
家事が苦手な女性や、会社勤めや人間関係が苦痛で仕方ない男性もいますよね。
社会の常識だからと無理するのではなく、
お互いが得意分野で活躍したほうが気持ちも効率も良くなります。
元々料理人だった私の父親は12年間主夫をし、母親が看護師をする家庭でした。
母親は家事が苦手だったので、幼心に良い関係だと思っていました。
主夫になることのデメリット
1.お金の不安が強くなる。
共働きしていた家庭ほど世帯収入がガクッと減り精神的に不安な気持ちになります。
またお金の不安が大きくなると、余裕がなくなり、些細なことでも夫婦喧嘩に発展することもあります。
2.家にいる罪の意識を感じる。
最初は主夫としての生活に新鮮さを感じる毎日ですが、
次第に家にいる事への罪の意識が芽生えます。
リモートワークが続き、
ストレスが溜まり会社に行きたくなる心理と近いですね。
3.世間や周りの目が気になる。
主夫をやっていることを友人や両親などには言いづらいです。
また、子どもの行事に参加することが気まずいという声も耳にします。
社会的認知度と理解度が低いというのが現実です。
4.家事や子育ての苦労を思い知る
主夫になって一番実感することが、家事と子育ての苦労です。
労働対価としてまったく合わないと聞いたことがあります。
メリットでも書きましたが、デメリットの方がやっぱり大きいですね。
主夫になりたいという心理があっても、家事や子育てで挫折する人も多いかと思います。
以上のことから「専業主夫になりたい心理」について私なりの見解をまとめてみました。
1.仕事や人間関係からの逃避
毎日の生活に疲れ果て、心が弱っている時、
家庭に専念することで心の安らぎを求める。
私自身うつ病を患い、
仕事に行けなくなったことがありました。仕事との距離を取る上では有効です。
2.自己実現
子育てや家事に関わることで、自己実現を果たしたいと考える男性もいます。
これはどちらかというと、
在宅ワークのような心理や罪悪感からの解放といった心理が働くのかもしれませんね。
3.家庭生活の大切さ
家庭生活を蔑ろにしてきた人は特にこういった心理が働くのかもしれません。
事実私が転職を決めた理由は家族との生活を優先したいという思いから、
時間が取れる仕事に転職しました。家庭円満な生活ということを考えるなら、
主夫というポジションもありですよね。
まとめ
自分がいくら主夫になりたいと願っても、周りの理解や反対を押し切って、
主夫になったところで、その後の未来は見えていると思います。
主夫になりたいという心理は理解できますが、
家族はもちろん、周りの人達が幸せになる道を選ぶことが重要ではないでしょうか?