レッドウィング 02268、ヘビーデューティーという言葉をそのまま形にした様な一足

●レッドウィング 02268とはどんなモデルか


エンジニアブーツと呼ばれるスタイルのブーツが登場した1930年代は、
ワークブーツの主流はひざ下までの編み上げスタイルでした。

そのようなロング丈ブーツに対し圧倒的に脱ぎ履きが
簡単なブーツとして広まっていった様です。

そんなエンジニアブーツの当時の主戦場は、当時のアメリカの発展を支えた鉄道でした。

その鉄道で働く鉄道作業員達は今よりもはるかに過酷で危険の多い現場でした。

そんな危険な仕事を支える為の仕組みが
レッドウィング 02268には備わっています。

耐荷重2トンとも言われるスチールトゥは、つま先を守ってくれますし、
耐油性、耐久性に優れた強靭な樹脂製のコードソール、そして、何より全体の剛性感を高めて
足全体を守るための肉厚で硬質なレザーなどヘビーデューティーな仕様が盛りだくさんです。

その後、1950年代にはエンジニアブーツ最盛期を迎え、
広く様々な職種で使われていたようです。

その後、新素材の登場など、より機能性、快適性を求めた結果、
多くの人がヘビーなエンジニアブーツから離れていきました。

下火になった後もレッドウィングはエンジニアブーツの生産を続け、
新たな需要として、ファッション、バイカー等にも広く受け入れられ、
いくつかの改良も施され、今なお愛されています。

その改良の中でもシャフトの太さにゆとりを持たせるといった部分は、
脱ぎ履きの多い日本人にとってはより使いやすくなったと言えるでしょう。

スポンサードリンク




●エンジニアブーツの履き慣らしのコツ

レッドウィング 02268はエンジニアブーツの中でも、
ヘビーデューティーな造りがそのままなので、スチールトゥが採用されていたり、
肉厚な硬質レザーも相まって、重さと固さにはある程度の覚悟が必要になるのも事実です。

スニーカーですら、初日などは靴擦れしてしまう事もある訳で、
硬派なエンジニアブーツともなると、通常の靴との付き合い方とは全く違うと思います。

まず、おすすめなのは、自分の足を知る事。簡単な方法はブーツを扱うお店で
正確な足のサイズを測って貰うことです。

普通に靴を買うときには縦の長さ、つまり26センチとかでサイズを見極めますよね。

しかし、足のサイズは、幅=ワイズを知る事も非常に大切で、
特に紐で調節の出来ない靴の場合は必須とも言えると思います。

レッドウィング 02268のワイズは、Dワイズのみとなっており、
実際履くとこれはやや細目と感じる方も居るかと思います。

私もEワイズなので、Dワイズはかなり狭く感じます

そこで、ワイズがやや広めの人は少し上のサイズを買ってみる事をおすすめします。

そして、インソールを上手に使う事も大切です。

インソールも、ナイロン製からクッション製に優れた素材の物、
本革を使用した物まで多岐に渡ります。

本来、〇〇センチの〇ワイズという具合でオーダー出来れば良いのですが、
そうはいきませんので、様々なインソールを使ってサイズを合わせていきましょう。

慣れると、試着の時点で「これはあのインソールでいけるな・・」とか
予測も可能になりますよ。

スポンサードリンク




●まとめ

レッドウィング 02268はヘビーデューティーなモデルなので、
履き慣らしていくのにはそれなりの苦労があるのは事実です。

しかしながら、その質実剛健な現場主義とも言えるリアルなスペックを保っているからこそ、
形だけのエンジニアブーツ風とは一線を画する、本物だけの出せる雰囲気があります。

実際、スチールトゥが採用されているからこその皺の入り方だったり、
分厚い革を使っているからこそのシャフトの座り具合であったりと、
はじめは履き手を突き放すかの様なレッドウィング 02268ですが、
ひとたび馴染んでしまえば、代わりのない相棒となってくれるでしょう。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA