レオナルド ディカプリオ主演映画『ビーチ』の気になる内容を紹介
レオナルド ディカプリオが主演を務めた『ビーチ』は
2000年に公開されたアメリカ映画です。
主演はアカデミー賞史上最多11部門を受賞した大作『タイタニック』で知られる
レオナルド ディカプリオが務め、刺激を求めてタイを訪れた青年リチャードを演じています。
監督は『トレインスポッティング』、『スティーブ・ジョブズ』で知られる
ダニー・ボイルが務めました。
レオナルド ディカプリオの他にティルダ・スウィントン、
ロバート・カーライルが出演しています。
原作はイギリス出身の作家アレックス・ガーランドのベストセラー小説です。
●1:レオナルド ディカプリオ主演の映画『ビーチ』のストーリー
1人旅でタイを訪れたアメリカ人青年リチャードは何かを求めていますが、
結局は新しいことをしようにも同じことを繰り返す毎日を過ごしていました。
ある日、安宿でダフィという名前の奇妙な男と知り合ったリチャードは
地上楽園と呼ばれる伝説のビーチについて夢中で語りました。
日常の全てから解放される夢のような楽園について語ったダフィの話を疑いながらも、
リチャードは安宿に宿泊していたフランス人カップルと共に
伝説の楽園を探す旅に出るのでした。
1997年の映画『タイタニック』では画家を夢見る三等先客の青年を演じていた
レオナルド ディカプリオが、刺激を求める青年を演じた
ほろ苦くも恐怖を感じさせる映画です。
美しいリゾート地の風景をバックにレオナルド ディカプリオの
魅力にあふれる演技を見ることができます。
●2:監督を務めたダニー・ボイルとは?
レオナルド ディカプリオ主演の映画『ビーチ』で監督を務めたのはダニー・ボイルです。
イギリス北西部グレーター・マンチェスター出身で、
大学を卒業後に演出家としてキャリアをスタートさせます。
劇団「ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー」で
5つの作品を手掛けた後にテレビ業界へ進出します。
1994年に『シャロウ・グレイブ』で監督を務め、
3人のルームメイトが互いに疑心暗鬼に陥る姿を描き出して話題となりました。
2作目に発表した1996年の映画『トレインスポッティング』がヒットを記録し、
イギリス映画史上最も高い興行収入を記録しました。
3作目に監督を務めた1997年の映画『普通じゃない』でハリウッドへ進出し、
2000年にレオナルド ディカプリオを主演に起用した映画『ビーチ』を監督しました。
2008年公開の映画『スラムドッグ$ミリオネア』ではインドのスラム街で育った
無学の青年がクイズ番組で快進撃を成していく姿を描き、アカデミー監督賞を受賞しました。
2012年に開催されたロンドンオリンピックでは開会式の芸術監督に選ばれ、
式典演出を担当しました。
他にも『ミリオンズ』、『28日後...』、『サンシャイン2057』、
『127時間』、『イエスタデイ』なども監督しています。
●3:思わぬトラブルが発生した
レオナルド ディカプリオが主演を務めた映画『ビーチ』はタイにある
ピーピー諸島で撮影が行われました。
撮影のために使用したビーチに生えているヤシの木や草木を除去したり、
砂丘を削ったりして形を変えてしまうなど、手付かずであった自然を破壊して、
修復不能になったとして環境保護団体から激しい抗議を受けました。
映画『ビーチ』の影響で舞台となったビーチには一番多い時で
6000人の来訪者があったと言われています。
その最中に珊瑚礁への悪影響が確認されたために2018年、
タイ当局は期間限定でビーチへの立ち入りを禁止しました。
現在では立ち入り禁止は解除されていますが、
元々は船の乗り入れが制限されている場所であり、
観光客の滞在時間も制限されている他、
遊泳禁止で監視員が常駐しているなど、
映画『ビーチ』がもたらした影響は決して小さくはないです。
まとめ
レオナルド ディカプリオ主演の映画『ビーチ』について解説してきました。
新しい刺激を求めてタイを訪れた青年が地上の楽園と呼ばれる伝説のビーチに
足を踏み入れたことから始まる恐怖を描いています。
タイトルを聞いた時には胸躍る冒険映画だろうと思っていましたが、
イメージとは異なる内容の映画です。
大学時代に鑑賞した記憶がありますが、
もう一度鑑賞してみたいと思います。
今やオスカー俳優となったレオナルド ディカプリオの若かりし頃の
演技を見ることができるので是非とも鑑賞していきたいです。
監督を務めたダニー・ボイルの作品も鑑賞してみいたいと思いました。