ブラッド ピットとディカプリオが共演した映画について詳しく紹介
ブラッド ピットとディカプリオが共演した映画は2019年に公開された
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』です。
かつて有名だったテレビ俳優リック・ダルトンは時代に取り残され、
エンタテインメントの世界で精神をすり減らしていました。
リックの付人でありスタントマンでもあるクリフ・ブースはリックとは対照的に
自分らしさを保っていました。
ある日、有名監督と女優がハリウッドに引っ越してきたことを機に、
リックはイタリアで西部劇に出演することを決めます。
1969年のハリウッドの舞台にした周到に練られた脚本を基に、
ハリウッドの光と闇を描いた内幕コメディです。
●1:ブラッド ピットが初めて演技部門でオスカーを手にした
ブラッド ピットとディカプリオが共演した
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で、ブラッド ピットは
ディカプリオ演じる落ち目の俳優リック・ダルトンの付人兼スタントマンを
務めるクリフ・ブースを演じています。
ブラッド ピットはこの映画でアカデミー助演男優賞を受賞しました。
製作を務めた2006年の映画『ディパーテッド』と2013年の映画
『それでも夜は明ける』でアカデミー作品賞を受賞していましたが、
演技部門でアカデミー賞を受賞したのは
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が初めてでした。
ブラッド ピットと共演したディカプリオは2015年の映画
『レヴェナント:蘇みがえりし者』でアカデミー主演男優賞を受賞しました。
ハリウッドを代表するブラッド ピットとディカプリオという2人の俳優ですが、
意外なことに共演するのは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が
初めてです。
共にアカデミー賞を手にした経歴を誇るブラッド ピットとディカプリオの
演技合戦を楽しみたくなりました。
●2:ロマン・ポランスキー監督が登場する
ブラッドピットとディカプリオが共演した映画
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』には
映画監督ロマン・ポランスキーが登場します。
ロマン・ポランスキーはユダヤ教徒のポーランド人の父親とカトリック教徒で
ロシア生まれのポーランド人の母親の間にフランスで生まれました。
ポランスキー監督が3歳の時に一家はポーランドのクラクフへ移り住み、
幼少期を過ごしました。
第二次世界大戦中にはナチス・ドイツがポーランドに建設した居住区で
生活をしていました。
ゲットーに住むユダヤ人が強制連行される直前に脱出しますが、
両親はナチス・ドイツに連行され、強制収容所へと送られます。
母親は強制収容所で命を落としてしまいますが、
父親は採石場で強制労働を課せられながらも生き残りました。
ユダヤ人狩りから逃れるためにポランスキー監督は各地を転々としながら過ごし、
第二次世界大戦後にポーランドへ戻ります。
父親との再会を果たし、大学で映画を学んだ後、ポーランドで俳優として
活動します。後に自由な表現活動を求めてフランスへ移ります。
1962年に『水の中のナイフ』で長編映画監督としてデビューし、
ポーランドを除くヨーロッパ各国で絶賛されます。
1963にイギリスへ渡り、1965年の映画『反撥』で
ベルリン国際映画祭審査員特別賞を受賞します。
1966年の映画『袋小路』でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞しました。
さらなる活躍の場を求めてアメリカへ移り住み、
1968年に『ローズマリーの赤ちゃん』を監督し、大ヒットを記録しました。
その後も『チャイナタウン』、『テス』、『ナインスゲート』を監督し、
2002年公開の映画『戦場のピアニスト』ではアカデミー監督賞を受賞しました。
『ゴーストライター』、『おとなのけんか』、『オリバー・ツイスト』、
『オフィサー・アンド・スパイ』などでも監督を務めています。
●3:実在の映画俳優や監督が登場する
ブラッド ピットとディカプリオが共演した映画
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』には実在の映画俳優や
監督が登場しています。
『大脱走』や『タワーリング・インフェルノ』などで知られる
アクション俳優スティーブ・マックイーン、
『燃えよドラゴン』や『死亡遊戯』などで知られるブルース・リーが
登場しています。
映画監督のロマン・ポランスキー、
彼の妻で女優のシャロン・テートも登場しています。
サム・ワナメイカー、ジェームズ・ステイシー、ウェイン・モウンダー、
ジェイ・シブリング、ミシェル・フィリップス、キャス・エリオット、
バート・レイノルズら数多くの俳優が登場しています。
映画ファンにとっては自分が知っている俳優を見つける楽しさがあります。
監督を務めたクエンティン・タランティーノの映画に対する情熱を
感じさせる作品となっているようです。
まとめ
ブラッド ピットとディカプリオが初めて共演した映画
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、
かつてのテレビ俳優が再起を懸ける姿と1969年のハリウッドの
光と闇を描いています。
どこか内幕コメディの要素も感じますが、周到に練られた脚本を基にした作品です。
ハリウッドの内幕を描いているので、
映画に関する知識を総動員して見直してみたいです。
脚本で映画を選ぶことがありませんでしたが、
これからは脚本で映画を選んでいきたいと思います。