フルート奏者おすすめ!初心者でも使いやすいフルート紹介

数ある管楽器の中でも趣味層で大人気のフルート。
柔らかく優しい音色に癒されたいと始める方が多く、フルートを演奏している立ち姿も美しいので特に女性に人気です!

そんな美しいフルートですが、低価格帯から数百万円の高価格帯まで値段もピンキリで相場がわからず困っている方も多いのではないでしょうか。一見同じに見えるし違いもわかりにくく、メーカーも豊富。
今回は現役フルート奏者おすすめの入門フルートをご紹介します。

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●フルート選びの注意点

普段皆さんがBGMやテレビなどで見かけるフルートは総銀製と言って全てが銀でできているまたは金製のフルートがほとんどです。
数十万円から数百万円までとかなり高額ですが、音にふくよかさがあり安定感があります。素材がしっかりしている分、息量が多く必要になるので吹きこなすまでに少し時間がかかるかもしれません。

インターネットで取り扱っている安価なフルートは大量生産を重視し本来の製作過程をかなり省略しています。目には見えない小さなズレが数百パーツあると大きなズレとなり、指を抑える箇所(キィ)や吹き口などに影響を与えるのでガサガサした音から脱却できなくなり挫折につながります。音程も安定しにくいのでインターネットで購入する際はなるべく職人さんが最終調整しているものを選ぶと良いです。
フルートは一目みて素材やランクを判断するのが難しい楽器です。手軽にネットで購入できますが、楽器屋さんや実際にフルートを吹いている人に見てもらいながら選ぶことをおすすめします。

●初心者おすすめフルート

Eastman  EFL-210SE
とにかく軽い吹き心地が特徴。息量に自信のない方でも比較的音が出やすいのでとりあえず初めてみたい・・・!という方におすすめの一本です。
また銀の代用品でよく使われる洋銀を素材に使用しているのでかなり軽く、横に構えた際の腕の負担がかなり軽減されます。
この価格帯のフルートでは珍しく、高音のミの音を出しやすくするEメカニズムが搭載されています。(フルートの高音ミは楽器の構造上、音を出すことが難しいのです!)
YAMAHA YFL-212
誰もが知る楽器の大手メーカーYAMAHAが手がける入門モデルです。吹き口の形や大きさが均一なので息を吹き込んだ時の入りやすさが他メーカーと比較すると段違いにスムーズです
安価なモデルは指で押さえるキィと抑えないキィの差がなく、初心者の方は特に慣れるまで時間がかかってしまいます。YAMAHAは1番安価なモデルも上位機種と同じようにピントップアーム(抑えないキィのみに付いている装飾)が付いているので正しい指遣いで演奏することができます。
ジョイント部分には三角マークが付いているので、組み立てと位置調整もとても簡単でとにかく扱いやすい!
素材は白銅を使用しているので錆びにくく丈夫でとても明るい音色が特徴的です。
YAMAHA YFL-312
こちらも大手メーカーYAMAHAの入門モデル。上記で紹介したYFL-212の上位機種のフルートです。基本設計はYFL-212と同様ですが、一味違うのは頭部管。
スタンダードなフルートで採用される銀を使用しているので、比較するとふくよかで温かみのある音が出ます。
先程ご紹介した洋銀や白銅は丈夫で軽い吹き心地が特徴ですが、ある程度息が吹き込めるようになってくると音の裏返りが頻発します。
特に成長が早い初心者や若い学生さんはあっという間に楽器を買い替えなくてはいけなくなってしまうので、予算が許すのであればこちらのフルートがおすすめです

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●入門フルートは上達したら買い替えが必要

上記でご紹介したフルートはあくまで入門モデルです。
最初にお話ししたように製作過程をかなり省略しているので総銀製にくらべると耐久性が低く、音が出るようになり息量が増えてくると裏返りが頻発してしまいます。
安定して音が出るようになった頃に急に音が出にくくなってきてしまった場合は、上達した証拠ですので買い替えを検討しましょう!

今回は数あるフルートメーカーの中から厳選してご紹介しました。
楽しみながら長く続けられるか、難しいと感じて途中で諦めてしまうかは最初の楽器選びにかかっていると言っても過言ではありません。
メーカーによって製作過程や使用素材が異なるので音色や吹きやすさに大きく違いがあります。可能であれば、たくさんのメーカーから吹き比べ、聴き比べて自分に合う楽器を選びましょう。

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