ピアノ初心者向けの曲:クラシック編

ピアノ初心者でも弾けるクラシックの曲には、どのような曲があるのでしょうか?
ここでは初心者向けのクラシック曲を7曲ご紹介したいと思います。

なお、作曲者名や曲名を聞いただけでは分からない曲がいくつかあるかと思いますが、
曲を聞けば「聞いたことがある!」と思われる曲を集めてみました。

また、どの楽曲でもそうですが、

練習の基本は

始めはゆっくりテンポで練習し、正確に弾けるようになってから徐々にテンポを上げて、イン・テンポへ持って行く

ですので、焦らずじっくり練習に取り組んで下さい。


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●バッハ「メヌエット ト長調」

曲名だけ聞くと何やら難しそうに感じるかもしれませんが、
実際は、右手も左手もほぼ単音のみのとても弾きやすい曲です。

そしてきちんと曲想をつけて「メヌエット」という曲名らしい上品な美しさを表現出来れば、
たとえ簡単に弾ける曲であっても、立派な楽曲の1つとなります。

ほぼ単音のみで簡単に弾ける楽曲であっても、
このように美しい曲を作れるとは、さすがバッハですね!

●ベートーヴェン「エリーゼのために」

言わずと知れた、ベートーヴェンの名曲。クラシックのピアノ曲の代表曲です。

筆者が全音ピアノピースで初めてピアノ教室の先生から渡された楽曲が、
この「エリーゼのために」でした。

全音ピアノピースの難易度は「B」(初級上)。

この曲の一番印象的なメロディーの右手で演奏する「ミレミレミシレドラ」の最初の「ミレミレ」が、
小指と薬指という一番動かすのが難しい指を使って演奏するため、

この冒頭部分だけでかなり繰り返し練習した事を覚えています。

冒頭であり、繰り返し何度も出てくる、
曲のイメージにもなっているメロディーですから、失敗したら格好悪いですよね。

でも、たくさん練習して、滑らかに美しく弾けるようになったら嬉しいですね!

●ワルトトイフェル「スケーター・ワルツ」

その昔、ファミリーコンピューターのあるゲームのBGMとして使われていましたが、
それ以外でもおそらくCMなどで使われたり、街中で特に冬場に流れている事もあるのではないかと思われる曲です。

スケートをする人々の滑らかな滑りを表現する美しいワルツです。

「ワルツ」なので、3拍子の1拍目にアクセントを付け、
「1拍子」のように弾くのがワルツを弾くコツです。

拍の取り方でずっこけてしまわないように、
正確に拍子を取りながら美しいワルツを弾けるようになりたいものです。

●オースティン「人形の夢と目覚め」

前半はゆったりした曲調で、まるで人形が夢を見ているかのような曲調です。

その前半部分が終わると、後半はあたかも人形が目覚めたように
テンポが上がって華やかな曲調になります。

ここで「あ!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

某メーカーの自動お湯はりが完了した事をお知らせする
メロディーに使われているのが、何を隠そう、この曲だったのです。

お風呂が沸きました」の音声が流れるのを思いながらこの曲を弾くのも、
また一興かもしれません。

●ネッケ「クシコス・ポスト」

運動会で必ずと言っていいほどよく使われる曲。
特に徒競走やリレーなど「走る系」の時によく使われている印象があります。

テンポが早く難しそうな曲ですが、
全音ピアノピースの難易度は「A」と初級向けの曲。

この曲こそ、最初はゆっくりテンポで練習し、
慣れて正確に弾けるようになってきたら、徐々にテンポを早めていくと良いと思います。

●ゴセック「ガボット」

この曲も、いろんなテレビCMで使われている曲です。

ここ最近では、大相撲の元関取が出演している某CMでこの曲が使われていました。

「ズンチャ・ズンチャ」というリズムの前半部分が終わると、
後半は、左手は滑らかな分散和音、右手は16分音符の細かいメロディーも登場し、曲調が変化します。

16分音符のメロディーを正確に弾きこなすのは簡単ではありませんが、
頑張って練習して、正確に美しく弾けるように目指したいものです。

●ボッケリーニ「メヌエット」

この曲もCMなどによく使われていますので、聞いた事がある方も多いかもしれません。

3年ほど前に、某飲食系(配達サービス)のCMで使用されていました。

CMでは弦楽四重奏ですが、ピアノアレンジされた方も美しいです。

この曲も全音ピアノピースの難易度は「A」と初級レベルではあるものの、
装飾音+トゥリルというちょっと難しい指使いをする箇所が何か所かあったり、

転調があったり、音が低音から一気に高音へと飛ぶ箇所があったりと、
初級レベルでも少し難しめな曲かもしれません。

その分、弾けるようになった時の達成感はとても嬉しいものだと思います。
弾きこなせるようになった時の楽曲の美しさを、ぜひ、楽しめたら良いなと思います。

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●まとめ

いかがでしたでしょうか?
「クラシック」と聞くと敷居が高く感じられ、知らない曲名も多いし、なんだか難しそうだし…と敬遠しがちですが、
初心者でも弾きやすいクラシック曲は沢山ありますし、どこかで聞いたことがあるな、という楽曲だと、比較的取り組みやすいかと思います。

今回ご紹介した楽曲以外でも、初心者向けの取り組みやすいクラシック曲はたくさんあります。
ぜひ、弾いてみたい!と思う曲を見つけて、取り組んでみて下さい。

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