ピアノ初心者だけど気軽に弾いてみたい!という方のためにキーボードの選び方を解説します。
ピアノを始めたいけれど本物のピアノや電子ピアノを購入するにはまだちょっと早いかな?
という方のために、最初は気軽に弾けるキーボードがお勧めです。
でも数あるキーボードの中からどのように選べばいいのかわからない、
と思っている方もいるでしょう。
そのような方のためにどのようなキーボードが良いのか、
使う目的に合わせた選び方を解説します。
ピアノ初心者でも失敗しないためのキーボード選びにお役立てください。
Contents
●電子ピアノとキーボードの違い
※電子ピアノ
グランドピアノやアップライトピアノなどの音を再現できるように作られております。
鍵盤はピアノと同じ88鍵あるので、あらゆる音域の曲にも対応できます。
弾き心地はピアノそのものに近いので、重さを感じることができます。
大きさも重さもかなりあるので持ち運びには向いておらず、常設する必要があります。
※キーボード
オルガンや管楽器などの色々な音を出すことができて、弾き心地はピアノよりも軽いタッチです。
鍵盤の数は32鍵のものから88鍵のものまで幅広く揃っています。
軽くて小型のキーボードなら場所を移動できて持ち運びすることができます。
以上のように、ピアノを弾くことを目的としている場合は
電子ピアノが向いているかもしれませんが、気軽に始めたい初心者の方にはキーボードがおすすめです。
●キーボードの鍵盤の数と主な機能4つ
※鍵盤の数
32鍵、49鍵、61鍵、76鍵、88鍵など、種類があります。
32鍵や49鍵のものはコンパクトですが、今後様々な曲を弾きたいとなった時には
鍵盤数が少ないと感じるかもしれません。
趣味で弾いたりバンドで使用する場合などは、初心者の方でもスタンダードな
61鍵のキーボードが便利です。
本格的な88鍵のものになると音域は広くなりますが持ち運びには充分な注意が必要となります。
※機能
⑵ほとんどのキーボードにはピアノ曲やポップス曲などが内蔵されており、その曲の通り自分で再現して弾くこともできます。
⑶「タッチレスポンス機能」というのがあります。
これは、鍵盤を叩く強さによって音の強弱をつけることができる機能です。
強く弾くと大きな音が出て、弱く弾くと小さな音が出るという感じで、ピアノと同じ感覚で弾くことができる機能です。
⑷「最大同時発音数」の上限。
これは、鍵盤を叩いた時に同時に出すことのできる音の最大数のことです。
例えば両手10本で弾けば発音数は20になります。
キーボードのカタログには「同時発音数」という項目があり数字が書かれています。
だいたい64~128音のものが主流です。
ただし難易度の高い曲を弾く時や、
2人で弾く連弾をする時などには192~256音のモデルが良いでしょう。
手頃なキーボードであれば同時発音数が32音や48音というのがありますが、
上達してきたり素早い指の動きをした時には音が途切れてしまうことがあります。
ストレスなく弾くためには64~128音のモデルを選ぶと良いでしょう。
●おすすめのメーカー3つ
※ヤマハ
1887年に設立された日本の老舗メーカーです。
キーボードに関してはラインナップ豊富でポータブルタイプやミニキーボードなど
幅広い製品を扱っています。
※カシオ
1946年に設立されました。電子楽器の他に電卓や電子辞書なども手掛けています。
光ナビゲーションという機能を搭載したキーボードがあり、
光る鍵盤を追いかけて初心者でも楽しく練習できる仕組みです。弾き語り用にマイクが付属されたものもあります。
※ローランド
1972年に設立されたデジタル楽器メーカーです。キーボードの他、
バンドで使用するシンセサイザーや電子ドラムなども扱っています。
本物の楽器を再現したような音源を生み出す技術に優れています。
【まとめ】
今すぐ気軽にピアノを始めたいという初心者のかたには電子キーボードがお勧めです。
鍵盤の数は61鍵がスタンダードで、ある程度の曲に対応しており移動や持ち運びも可能です。
使用目的によって搭載されている機能が色々あります。
ちなみに我が家にはヤマハの電子ピアノとカシオの光ナビゲーションキーボード(型式はLK-223)が
あります。
電子ピアノは時間がたくさんある時にじっくり弾くのに適していますが、
キーボードはいつでも部屋のどこでも気軽に弾けるので重宝しています。
このキーボードはタッチレスポンス機能がついているので強弱をつけることができます。
1つ確認不足だったことは最大同時発音数で、
こちらが48音なので、時々音が途切れてしまうという難点があります。
さらにマイクが付属されていたのですが、
私は弾き語りが大の苦手なのでマイクはいまだに未使用のままです……
このように今後のことも踏まえて、これから手軽に弾いてみたいというかたは、
目的に合った鍵盤数や機能をよく比較検討して、
ストレスなく長く使えるキーボードを選んでみてください。