テントのダブルウォールとは!?構造やアレンジ簡単解説
色も形も大きさも数多く存在するテント。
キャンプのお供に欠かせないテントは自分好みはもちろん、
機能性や快適性も重視したいところです。
テントのダブルウォールとシングルウォールの違いについて知ることは、
テント選びに役立ちます。
ダブルウォールの特性やメリットを知って
より快適なキャンプライフをお楽しみください!
Contents
●テント『ダブルウォール』とは? ~インナーテントとフライシートについて知ろう~
ダブルウォールテントはその名の通り、壁が二重のテントです。
多くのテントに採用され快適性に特化した構造で、
二重構造にすることによって空気の通り道ができてテント内の結露を軽減する事が出来ます。
ダブルウォールテントはインナーテントとフライシートの二つの構造です。
内側をインナーテント、外側をフライシートと呼び、
インナーテントが寝る場所になります。
ダブルウォールテントは、多くの場合インナーテントがメッシュなどの透湿素材、
フライシートは完全防水素材でできていて、経年劣化が出てきても、どちらかを代替品で利用できます。
長期的に使用できるのはうれしいですね。
●ダブルウォールのメリット
* 最大のメリットは結露の防止
結露は外の温度とテント内の温度の差が原因で起こります。
テント内側の暖かい空気が外の冷たい空気に冷やされ、
フライシートの内側に水滴が付く、これが結露です。
ちなみにフライシートの表面に着くのは夜露です。
ダブルウォールテントはインナーテントとフライシートの間に
空気の通り道があることによってインナーテントに結露がつくのを防いでくれます。
日本は湿度が高く、キャンプ地は寒暖差が大きいところが多いので
ダブルウォールのテントは快適性が高いと言えるでしょう。
* 就寝時の虫対策
夏場のキャンプで厄介なのが虫たち。苦手な方が多いのはもちろん、
蚊やアブは刺されると、かゆいし腫れてしまいます。
ダブルウォールのテントはそんな虫たちの侵入を防いでくれます。
夏のキャンプではメッシュ素材のインナーテントにすれば蚊帳となり
寝苦しい熱帯夜も快眠できるのでオススメです。
*冬キャンプの寒さ対策
ダブルウォールのテントは冬キャンプでは、寒さ対策にもなります。
外の温度が低くても、空気の通り道があるおかげで
インナーテント内の温度が下がりにくく保温性が高いのが魅力です。
テント内の温度変化を防ぐことは結露の発生を抑える効果もあり一石二鳥ですね。
●まわりに差をつけるカンガルースタイルで上級キャンパーさんになろう
カンガルースタイルとは、大型のテント、シェルター、タープの中に小型テント(インナーテント)を
設置し独立した就寝スペースを設けるキャンプスタイルのことです。
カンガルーがお腹に子供を入れている姿に似ていることから名づけられました。
普段はフライシートと共に使用しているダブルウォールテントのインナーテントだけを
シェルターやタープの下に設置するだけで立派なカンガルースタイルの完成です。
ソロの場合はリビングスペースを広く使用でき、
ファミリーではレイアウトが自由自在なのが大きなメリット
で、キャンプスタイルに応じてレイアウトを楽しめるのが魅力です。
●まとめ
フライシートとインナーテントの2重構造になったダブルウォールのテントは、
2重構造のため通気を確保できるので結露に強いのが大きなメリット。
荷物置きやリビングとして利用できる前室のスペースが確保できることで様々なレイアウトを楽しめます。
インナーテントとフライシートをそれぞれ使い分ける事で、
一年を通して使用する事ができ非常にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
各メーカーから設営が簡単なモデルも、たくさん発売されているのアウトドアショップで現物を見て、
これからのキャンプライフのお供になるダブルウォールのテントを探し出してみてはいかがでしょうか。