ダイビングで40m潜るためにはどんなライセンスが必要?
最近では猛暑の日が続き、寒い季節が恋しいですね。
そんな暑い日でも水の中ならとっても涼しい!
水の中と言えばダイビング!
ここでは通常のガイド付きのダイビングではなく、
もっと深いところまで潜るのに必要なライセンスについてお話していきます。
どんなライセンスが必要?
ダイビングに必要なライセンスの正式名称は「Cカード」と言い、
Cカード協議会によればCカード所有者が初めに潜れる場所は
「昼間の、比較的穏やかな水域で、バディと共にダイビングする」
「水深18mまでの範囲で、なおかつ減圧停止をする必要のない範囲」
「頭上に障害物が無く直接水面まで出られる環境」
とされています。
そのため、水深40mまで潜ろうとした場合は、継続教育(ステップアップ)コースを受講し、
より深い場所での安全や技能に関する知識とスキルを身に着ける必要があります。
一足飛びに上級ライセンスを取得することはできず、
徐々にステップアップしていく必要があるので注意してください。
そしてこの水深40mというのが、レジャーダイビングで潜水可能な最大深度となっており、
潜るためには相当の知識と技能が必要になっています。
どれぐらいの費用が必要?
ライセンスの講習だけならば一週間以内で5~10万円前後が相場となっています。
車の教習所のように付きっ切りでダイバーのサポートが必要であり、
プールで実技ならプールの施設代金、海で実技なら潜水ポイントまでの船の燃料費など、
学科以外での料金がかかるため、この程度の値段は必要経費と考えられます。
逆に1万円などの超低価格で広告を出している場合は、その料金の中に機材費や燃料費が含まれていない場合や、
高級な機材の購入を進められたり等があるかもしれませんので、良く内容を確認するようにして下さい。
上級ライセンスで見ることができる景色とは
上記で書いた通り水深40mというのが、レジャーダイビングで潜水可能な最大深度となっているため、
上級ライセンスを持っていれば一般的なレジャー目的で見たい海中はほとんど行けるようになります。
雑誌やテレビなどで見るようなダイビングの映像は、水深が深い場所の映像であることが多く、
沈没船や海底遺跡、水中洞窟などの海底に存在する場所はほとんどが水深18m以上となっています。
そして以外にも天気が悪くなければ日の光も届くので海中でも明るく、
水中の様子をじっくり観察することも可能です。
地上で10階建てのビルの横の空を眺めても何も感じませんが、
海の中で同じ高さを眺めるとまるで別世界にいるように感じられます。
そして周りを見渡せば流れる海流は深さごとに色彩を変え様子を変え、
自分の前後左右だけでなく上下までの全方位に魚や生き物が動く姿は幻想的で、
きっとそこでしか見られない素敵な空間となるでしょう。
潜るときの注意点
素敵な空間ではありますが、同時にとても重要な注意事項もあります。
水深が深くなるほどに圧力が増えるため、
窒素酔いや減圧症などの潜水障害のリスクが高まります。
当然どの深度でもありえることですが、
深くなった分よりリスクが高まっていることを理解して潜る必要があります。
そのため40mまで潜れるライセンスであっても、
水深30mまでの範囲内で潜ることが推奨されています。
また潜れる深度はインストラクターとともに最大深度まで潜っていれば
同様の深さまで潜ることができますが、
潜った深さが30mであるならば自身で潜る際は深度30mまでにとどめて、
一度インストラクターとともに40mまで潜ることが推奨されています。
まとめ
テレビやYouTubeなどの映像で海底の姿を見たことがない人はいないでしょう。
そして以外にも特別な能力や技術や機材を使わなくても、
健康的な体でちゃんと講習を受けてしっかりとした計画を立てれば誰でも行ける場所なのが水深40mの世界。
海の中の素晴らしさにはまってしまえば抜け出せないかもしれませんが、
ぜひ一度調べて体験してみてください。