スポーツスター・ミッションオーバーホールの費用
2速にしたはずのなニュートラルになってしまう…
ギアの入りが悪い…
ニュートラルから1速に入らない…カコン!?
走っている最中に考える言葉は
『そろそろミッションのオーバーホールかな?』
こんなこと思いながらも調子の悪さに目をつぶり、
走り終われば調子の悪さを思い返す。
ズルズルと乗り続け、いつの間にか不調に合わせて運転することに慣れてしまい、
スポーツスターの良さも存分に楽しめないまま。
1つ1つの症状を今より少しでも多く理解し、
対処することで乗り続けられる時間も、期間も伸ばせますよ。
よく起きる症状3点を記事にしましたので最後までお付き合いください。
・2速にしたはずなのにニュートラルになってしまう
発進し、加速してからのギヤチェンジ←ここでしっかり加速できないと
スポーツスターの良さが半減します。
1速と2速は加速ギアなんて言われるほどのギアなのでスムーズな加速で、
余裕のあるライディングを楽しみたいですよね。
加速ができないだけですので安全性を気にする部分は少ないですが、
ハーレーの重厚感、スムーズな加速ができないことは、
スポーツスターにおいては致命傷とまで感じる方も多いのではないでしょうか?
症状が出てしまう原因はギアパーツの摩耗。
シフトドラム溝やギア溝、スフトアームスプリングなど多岐にわたりますので
「オーバーホール時に費用がわかる」と思ってください。
・ギアの入りが悪い
シフトチェンジの際にギアが入りにくい。
原因は上記と同じくギアパーツ摩耗の症状の1つなんです。
上記の【2速にしたはずなのにニュートラルになってしまう】と似た時期に出ることが多く、
どのパーツが原因なのか判断しにくいです。
上記も踏まえて「症状が、どの程度になったらオーバーホールを頼むか?」
もっとも悩む部分ではないでしょうか?
判断材料として【乗ってる自身の感覚】で判断することになります。
「え?」と思う方もいるかもしれませんが、ギアが滑る感覚、
ギアの入りにくさ、などは乗った人にしかわからない部分でもありますので
『今まででは起きなかったことが起きるようになったら対処を考える』ことになります。
ミッションのオーバーホールは費用が高額になりやすく、
長期の入院が必要になる場合が多いです。
費用や予定によって左右はされますが「以前よりも気になる…」と思ったことがあれば、
その時はオーバーホールを優先的に考えてみてはいかがでしょうか?
費用としては安くても10万円~、高額になる場合は40万円後半の場合も
ありますのでお財布と相談案件です。
・ニュートラルから1速に入らない…カコン!?
止まっているときにニュートラル状態から1速へ。この時に1速に入りずらく
少しの時間差でカコンと音とともに1速に入る。
通称:1速カコン。
カコンなんて名前なのに体感すると『!?』と
思うくらいには音が大きくてびっくりしますよね。
しかも突然発症するので、初めて体感した時はスポーツスターから聞こえる音も合わさり
嫌な汗も出ますが、声も出なくなります。(私だけかもしれませんが)
症状が起きてしまう理由は設計上の問題と言われているようで
対策部品が売られています。
費用としては4万円程度。
ミッション部分を開けてもらう関係で別途費用は掛かるので、
摩耗している他のパーツはないか?を聞いてみることをオススメします。
・まとめ
不調のサインはいくつもあり、
原因を断定できることが多いとは言えません。
1速カコンのように原因がわかりやすいものであれば早めに対処をし、
各パーツの摩耗を感じる前には先々に掛かるであろう費用の準備。
ミッションの不調などは自分の感覚が優先的であり、
長期の放置はスポーツスターの寿命を縮めしまう結果にも繋がります。
はっきり言います、重症化する前にミッションのオーバーホールをしましょう!