スポーツスターのよくある故障5選!対処と対策についても解説します
バイク乗りにとって憧れの存在、ハーレーダビッドソン。
独特のサウンドを奏でながら優雅に走る姿を見ると、一度は乗ってみたいと誰もが思うのではないでしょうか。
ハーレーダビッドソンのラインナップは色々ありますが、
その中の1つにスポーツスターがあります。
スポーツスターは大型自動二輪の教習車にもなっており、
数あるハーレーダビッドソンの中でも知名度が高いバイクです。
バイクを所有したり維持していく上で、はたして故障しやすいのか、
もし故障しやすいとしたらよくある故障にはどんなものがあるのか事前に知っておきたいですよね?
この記事では、スポーツスターのよくある故障5選とその対策についても解説しますので、
これからスポーツスターの購入を検討されている方は参考にしていただけたらと思います。
Contents
⚫︎スポーツスターとは?ハーレーダビッドソンにはファミリーがある
ハーレーダビッドソンのバイクにはファミリーがあります。
ファミリーとはカテゴリーのようなものですが、以下のように6つあります。
・スポーツスターファミリー
・ソフテイルファミリー
・ダイナファミリー
・ツーリングファミリー
・トライクファミリー
これら6ファミリーの1つがスポーツスターです。
⚫︎スポーツスターってどんなバイク?
初代のスポーツスターは1957年に誕生しました。
空冷V型2気筒エンジンが特徴ですが、近年では水冷エンジンのスポーツスターも登場しています。
車重が約260kgあり、車体価格も130万円ほどします。
乗り味については、一言で言うと、クセを楽しむバイクです。
車重は重いですが、足付きがいいので低身長の女性でも比較的扱いやすいです。
カーブは曲がりにくいが、直線は超速い。
味わい深くてパワフルなエンジンを積んでいて、スポーティな走りが楽しめます。
そんな魅力あるスポーツスターですが、購入を検討している人にとっては、壊れやすいのかどうか気になりますよね?
いざ購入したものの、こんなはずではなかった…となる前に、
次の章ではスポーツスターのよくある故障について解説します。
⚫︎スポーツスターのよくある故障5選
*クラッチすべり
スポーツスターには883ccと1200ccのバイクがありますが、
特に1200ccのスポーツスターでクラッチすべりが起きやすいです。
1200ccは許容範囲が広くないので、ノーマルならいいですがチューニングしたりマフラー交換していると起きやすいです。
動力が伝達されずにすべるので、回転数だけが上がるという症状が出ます。
クラッチすべりに対しては、プレートを交換して対処します。
クラッチは動力を伝えたり伝えなかったりする大事な機構ですので、放置するのは危険です。
放置すると、連動する機構にも不具合が生じて丸ごと交換が必要になってしまった、なんてことにもなりかねません。
しっかり定期点検をして早く対処することが大切です。
また、半クラッチを多用すると消耗が早くなりますので、
普段からできる対策としては、半クラッチを使う時間をなるべく短くできると良いと思います。
*N(ニュートラル)スイッチがつかなくなる
クラッチを握らないとエンジンがつかなかったり、
Nに入っているのかわからなくなります。
スイッチ自体は大したことないですが、
自宅ではとても外せないナットでガチガチに止められているので交換がすごく大変です。
自分で簡単にDIYできないので、必ずプロにやってもらいましょう。
*ベルトガード
リアサスペンションの取り付け部分にあるベルトガードがすごく割れやすいです。
リアショックと共締めになっていて、ナットの横から割れてきます。ベルトガードを交換して対処します。
*ドレンホースのひび割れによるオイル漏れ
ゴム製のため劣化することでオイルが滲んだり漏れることがあります。
この不具合に対しては、ホースを交換して対処します。
早く気がつくためには、
オイル交換の時に漏れやにじみがないかチェックしてもらいましょう。
*ブレーキスイッチの故障
スイッチ類はソフテイルやダイナなど共通で壊れやすいです。
ブレーキレバーを握った後に離してもブレーキランプがついたままになります。
スイッチ類に不具合があると、
後続車に合図が出せないなど危険ですので、早めにお店で見てもらいましょう。
⚫︎まとめ
いかがでしたでしょうか?
筆者の知人は単気筒バイクを好んで乗っていますが、
単気筒の宿命というべきか振動で部品が緩んだり外れると嘆いています。
ですが、その知人はバイクに乗るたびに丁寧に部品を磨いたり洗車をするのですぐに異変に気がつくんですよ。
洗車や部品磨きなどのメンテナンスをマメにすることで不具合に気が付きやすいですし、
何よりバイクに愛着がわいてきます。
皆さんが少しでも不安を解決して、
少しでも安心してスポーツスターに乗り続けられるようお役に立てたらと思います。