スカイツリーの観光とおすすめ周辺スポット
今や東京の観光地の定番となった、スカイツリー。
日本人だけでなく、多くの外国観光客も訪れる。
今回は、スカイツリーの紹介と、
その周辺のおすすめスポットを紹介いたしたい。
Contents
●スカイツリーの経緯
スカイツリーが開業したのは、2012年5月22日。
拠点地の墨田区押上のエリアが、昔、武蔵の国であった所以から、
その語呂合わせで、高さ634メートルで建設され、世界一高いビルと評された。
2011年11月17日には、ギネス世界記録に認定された。
建設目的としては、東京都心部の超高層ビルの増加に伴い、既存の東京タワーでは、
電波塔としての役割が上手く機能しなくなる心配があり、
その代わりの電波塔が必要とのことで、スカイツリーが建設された。
2011年7月24日には、地上アナログテレビ放送が終了し、
地上デジタルテレビ放送に切り替わるタイミングで、
スカイツリーが、電波塔の役割を担うようになった。
●スカイツリータワー観光の見どころ~天望フロア~
スカイツリーの観光の最大の見どころは、なんといっても、天望フロアである。
地上から高さ350mの天望デッキと、高さ450mの天望回廊からは、
東京の街並みを一望することが出来る。
天望デッキは、「フロア340・345・350」とフロアが、3層構造になっている。
円錐台を逆さにしたような構造をしていて、
天井から足元まで広がる窓ガラスも1枚1枚が大きいので見晴らしは良好だ。
特に窓ガラスが斜めに取り付けられているため、
地上の街並みがよく見えるように工夫されている。
「フロア340」では、ガラス床が敷かれ、真下を見下ろすことができるが、
高所恐怖症の私は、足がすくんでしまい、ガラス床の上を歩くことが出来なかった。
スリルを味わいたい人にとっては、是非お勧めしたい観光スポットだ。
天望回廊は、フロア445と450を繋ぐ回廊(スロープ)構造になっている。
スロープの手すりから顔を出すと、直下を覗くこともできるので、
展望デッキよりも一層、スリリングな体験ができる。
天望回廊からの眺めは、離陸直後の飛行機からの眺めを思い出させるほどだ。
東京の街並みはもちろんのこと、関東平野を見渡すことができ、
空も近いので、天望デッキから見る眺めとはまた違って、
ダイナミックな景観を楽しむことができる、お勧めのスポットだ。
●スカイツリーのライティングについて
夜になると、幻想的な雰囲気を醸し出す、スカイツリーのライティング。
LEDを使用しており、基本的には3種類のライティング
(心意気の「粋」、美意識の「雅」、賑わいの「幟」)を繰り返している。
また、3月10日の東京大空襲や、3月11日の東日本大震災の日には、
光で追悼や復興の気持ちを込めた特別ライティングを毎年点灯している。
そして、2020年、世界中に拡大した新型コロナウイルス感染症をきっかけに、
2020年3月から地球をイメージした青色の特別ライティングを点灯するとともに、
展望台に「TOGETHER WE CAN ALL WIN!」のメッセージを掲げ、
世界に向けて“この困難を乗り越えよう”というメッセージを発信してきた。
スカイツリーのライティングは、人々を幻想的な雰囲気に酔わすだけでなく、
勇気を与える、東京のシンボルでもある。観光で訪れた際は、
是非注目して欲しいポイントだ。
●スカイツリーの周辺のおすすめスポット~すみだ水族館~
スカイツリーのタワー観光後で、是非訪れて欲しいのが、
東京スカイツリータウンのおひざ元・ソラマチ内にある「すみだ水族館」だ。
東京都唯一の世界自然遺産である、小笠原の海を表現した小笠原大水槽や、
約15品種の金魚の展示エリアなどオリジナルな魅力がいっぱい。
国内最大級の屋内開放プール型水槽で、泳ぎ回まわるペンギンたちは必見である。
個人的に好きなのは、「光と水のはぐくみ~サンゴ礁~」エリアだ。
ディズニー映画「ファインディングニモ」でおなじみの、カクレクマノミや、
チンアナゴ、オジサンなどが生息しており、沖縄の海を忠実に再現したエリアとなっている。
2013年、飼育が難しいとされているサンゴを沖縄の海からすみだ水族館に移植し、
人工海水で飼育して最終的に沖縄の海に返すという、環境再生プロジェクトも実施した。
東京から約2,000㎞も離れた沖縄が、身近に感じられるエリアとなっており、
何時間でも眺めていられる癒しスポットとして、おすすめである。
まとめ
子供を対象とした体験型プログラムの実施や、土日と祝日は21:00まで営業しているため、
夜になると館内のカフェでドリンクを飲みながら、ペンギンたちの寝顔も見られる
大人な過ごし方が出来るなど、子供から大人まで幅広い年齢層が楽しめる施設となっている。
すみだ水族館のほかにも、コニカプラネタリウムで星空を眺められるほか、
東京ソラマチ内にも、約300店舗を超える商業施設を構えているほか、
少し足をのばせば浅草寺もある。スカイツリー観光の後には、是非訪れていただきたい。