ジョージ クルーニーとサンドラ ブロック共演作についてあれこれ解説
ジョージ クルーニーとサンドラ ブロックが共演した映画が
2013年に『ゼロ・グラビティ』です。
船外作業中に予想外の事故により、スペースシャトルのメディカル・エンジニアの
ライアン・ストーン博士とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキーは宇宙空間に
投げ出されてしまいます。
たった一本のロープに繋がれているという状態のストーン博士とコワルスキーは
絶望的な状況から生還を目指します。
ベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー役をジョージ クルーニーが、
スペースシャトルのメディカル・エンジニアのライアン・ストーン博士役を
サンドラ ブロックが演じています。
第86回アカデミー監督賞、撮影賞、視覚効果賞、作曲賞、編集賞、録音賞、音響編集賞を
受賞しました。
●1:監督を務めたアルフォンソ・キュアロン
ジョージ クルーニーとサンドラ ブロックが共演したSFサバイバル映画
『ゼロ・グラビティ』で監督を務めたのはアルフォンソ・キュアロンです。
1961年11月28日、メキシコの首都メキシコシティ生まれです。
1991年に『最も危険な愛し方』で長編映画監督デビューを果たし、
メキシコのアカデミー賞に相当する「アリエル賞」のオリジナル脚本賞を実の弟で
映画監督でもあるカルロス・キュアロンと共に受賞しました。
1985年の映画『愛と哀しみの果て』でアカデミー監督賞と作品賞を受賞した
シドニー・ポラックが製作総指揮を務めるテレビシリーズ『堕ちた天使たち』で
アメリカへ進出し、1995年の映画『リトル・プリンセス』でハリウッドデビューを
果たしました。
母国メキシコで撮影した2001年の映画『天国の口、終わりの楽園。』で
弟カルロスと共にアカデミー脚本賞にノミネートされます。
ベストセラー小説を原作とした2004年の映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の
監督に抜擢され、クライブ・オーウェン、ジュリアン・ムーアが出演した2006年の
映画『トゥモロー・ワールド』では6分間にも及ぶ長回しの先頭シーンが
話題を呼びました。
2013年に製作、脚本、監督、編集を務め、ジョージ クルーニーとサンドラ ブロックが
共演したSFサバイバル映画『ゼロ・グラビティ』でアカデミー監督賞と編集賞を
受賞しました。
1970年代のメキシコの中流家庭を描いた2018年公開の映画『ROMA/ローマ』では製作、
監督、脚本、編集、撮影を務めて2度目のアカデミー監督賞を受賞し、
さらに撮影賞と外国語映画賞を受賞しました。
●2:ライアン・ストーン博士を演じたサンドラ ブロック
ジョージ クルーニーと共演した映画『ゼロ・グラビティ』でメディカル・エンジニアの
ライアン・ストーン博士を演じていたのはアメリカ・バージニア州生まれの
女優サンドラ ブロックです。
母親は有名なドイツ人オペラ歌手、父親はボイストレーナーであり、幼少時代を過ごした
ドイツでバレエと声楽を学びました。
大学で演劇を学んだ後、ニューヨークで舞台女優となり、1987年の映画『ハングマン』の
端役で映画デビューします。
1994年のアクション映画『スピード』でキアヌ・リーブスと共演し、爆弾が仕掛けられた
バスのハンドルを握る明るく陽気な女性を演じて人気を得ます。
1995年の映画『あなたが寝てる間に...』では地下鉄の改札係を演じ、
ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)に
ノミネートされました。
『デモリションマン』、『ザ・インターネット』、『評決のとき』、
『ラブ・アンド・ウォー』、オスカー女優ニコール・キッドマンを共演した
『プラクティカル・マジック』、アカデミー作品賞と脚本賞を受賞した
ベン・アフレックと共演した『恋は嵐のように』などに出演し、
2006年の映画『イルマーレ』では1994年の映画『スピード』以来12年ぶりに
キアヌ・リーブスと共演しました。
『オールドルーキー』、『アラモ』を手掛けたジョン・リー・ハンコック監督による
実話を基にした2009年の映画『しあわせの隠れ場所』でアカデミー主演女優賞を
受賞しました。
2011年の映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』では、
『フィラデルフィア』と『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー主演男優賞を
2年連続で受賞した名優トム・ハンクスと共演し、夫婦役を演じました。
女優として活躍するだけではなくプロデューサーとしても活躍し、
さらに社会奉仕活動にも取り組んでいます。
2001年に9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件では支援金100万ドルを寄付し、2004年に発生したスマトラ島沖地震・津波被害に対しても100万ドルを寄付しました。
2010年に発生したハイチ地震では、ハイチの首都ポルトープランスで救済活動を行う
「国境なき医師団」に100万ドルを寄付しました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、
ハリウッド女優の中で一番に義援金100万ドルを寄付しました。
●3:科学的な視点で見るとありえないことがある映画
ジョージ クルーニーとサンドラ ブロックが共演したSFサバイバル映画
『ゼロ・グラビティ』は宇宙飛行士の必死のサバイバルを描いています。
リアリティあふれる宇宙空間の映像が評判を呼びましたが、実は科学的な視点で見ると
ありえないことがあるそうです。
1998年に公開された映画『アルマゲドン』には宇宙空間で爆発が起きるシーンが
描かれていて思わず手に汗を握ってしまいますが、酸素が存在しない宇宙空間で
爆発が起きることはないそうで、あくまでもエンターテインメントとして見ることが
よいです。
ジョージ クルーニーとサンドラ ブロックが共演した映画『ゼロ・グラビティ』まだ
鑑賞していない方のために、ありえないことは何であるかを記すことができませんが、
気になる方は調べてみてはいかかでしょうか。
まとめ
ジョージ クルーニーとサンドラ ブロックが共演し、アルフォンソ・キュアロンが
監督を務めた映画『ゼロ・グラビティ』について解説してきました。
映画館で鑑賞した時にはリアリティあふれる宇宙空間を映した映像に圧倒され、
宇宙飛行士の必死のサバイバルに手に汗を握りましたが、ストーリー展開はあまりにも
都合良く進んでいたように感じました。
科学的な視点から見てありえるようなストーリー展開にしていれば、
個人的にはもう少し楽しめたかなと思いました。
ジョージ クルーニーとサンドラ ブロックというオスカー受賞者の共演を
見ることができた点に関しては満足でした。