ジャニーズtokio ~アイドルイメージを覆す異例だらけのエピソード~
「tokioって何者?」
最近のバラエティ番組で活躍している彼らを見ていると、
若い世代の人たちからはこんな声が聞こえてきそうです。
tokioとは、1994年にジャニーズ事務所(現:株式会社SMILE-UP.)からCDデビューした、
男性アイドルグループです。
“アイドル”と聞くと、キラキラした笑顔でステージ上で歌い踊るという
イメージを抱く人が多いかもしれません。
ところがこのグループは、そのイメージとはむしろ
真逆の形でデビューすることになります。
その後も、彼らの活動を追えば追うほどに出てくる、
アイドルのイメージとはかけ離れたキーワードの数々…。
今回は、そんなアイドルらしからぬ(?)トピックを中心に、
彼らの魅力を存分にお伝えしていきたいと思います。
Contents
●ジャニーズ tokioにまつわるエピソード その1:ロックバンド
tokioは、ジャニーズ事務所に所属していた、城島茂・山口達也・国分太一・松岡昌宏
長瀬智也の5人で結成され(後に、山口・長瀬両氏は脱退し、現在は3人で活動中)、
1994年に『LOVE YOU ONLY』でCDデビューを果たします。
アイドルといえば、華やかな衣装を着て満面の笑みで歌い踊り、
数多くのファンを魅了するようなイメージがありますが、このグループはまさに異色。
デビュー曲から、個々に楽器を持ち、スタンドマイク(時にホットパンツ+タンバリン)で
歌うというロックバンド形式だったのです。
今でこそ、楽曲によってはバンド形式でパフォーマンスをするというグループもありますが、
デビュー当初からこの形を貫くグループというのは、
当時にしては珍しかったように思います。
次第にメンバー自身で制作する楽曲も多くなり、音楽活動を精力的にこなす他、
ドラマや舞台、バラエティ番組出演など、
各メンバーそれぞれの個性を生かした活躍も見られるようになりました。
●ジャニーズ tokioにまつわるエピソード その2:農業アイドル
tokioとしての活動も進化し続けます。
彼らの冠番組といえば、やはり『ザ!鉄腕!DASH!!』でしょう。
番組開始当初は、メンバーが体を張った企画が中心でしたが、
今では村をつくったり、無人島を開拓したり…文字を並べるだけでもすごいのですが、
実際にメンバーが作業している姿を見ると本当に圧倒されます。
素人から始めたとは思えない手際の良さはまさに職人技。
あまりにもレベルが高すぎて「農業アイドル」という言葉まで
生み出してしまいました(笑)。
これまでに得た資格や知識、技術をフル活用しながらの企画として、
またその活動が環境保全につながる部分も多く、視聴者からも大好評のようです。
●ジャニーズ tokioにまつわるエピソード その3:チャリティー・被災地支援
ジャニーズ事務所は、これまでにも阪神淡路大震災や東日本大震災、
各地の自然災害などに対し積極的に支援を行ってきました。
tokioは、今なお継続的に被災地支援を続けている
グループの一つとして挙げられると思います。
災害に直面し、解決しなければならない問題が山積みの状態である被災者の方たちにとって、
長期的に寄り添ってくれるtokioのメンバーの存在というのは、
すごく心強いものなのではないでしょうか。
●ジャニーズ tokioにまつわるエピソード その4:『株式会社tokio』設立
メンバー2名の脱退を経て、現在は残ったメンバーで活動を続けるtokioですが、
2020年に『株式会社tokio』の設立を発表し、
2021年4月1日にジャニーズ事務所から移籍することになります。
“Do it yourselfからDo it ourselves(みんなでやろう)へ”を掲げ、
モノづくりを中心としながら「日本のいいところ」を日本中に伝える、
手と手をとりあいながら新しいビジネスに挑戦する、
というのが会社のコンセプトだそうです。
また同年、福島県庁内には「tokio課」
(『株式会社tokio』と関係機関などとの橋渡し役の窓口として運営される仮想組織)が
設置されるなど、今後の事業へ期待がますます高まります。
●まとめ
いかがでしたか?
ロックバンドとしてデビューした彼らが、農業アイドルと称されるようになり、
グループ名を屋号として会社設立…これまでのアイドルが歩んできた道とは、
かなりかけ離れたものだと感じて頂けたのではないかと思います。
デビューからまもなく30年、リーダーの城島くんは50代に突入し、
国分くんや松岡くんも40代半ばとなりました。
いわゆる“イケオジ”として…若い頃とはまた違う魅力が備わってきたように感じます。
なぜ彼らが、これほど長い間、第一線で活躍できているのか。
それは、彼らが経験してきた出来事を、ただ吸収するだけでなく、
これからの未来に生かすことはできないかとつねに問い続けているからではないかと思います。
常に進化し続けるtokio。これからも彼らの活躍を見届け、
応援していきたいと思います。