シュラフがコンパクトなら冬のキャンプも快適!? シュラフ選びのヒントとは

秋以降はキャンプで快適に過ごせる季節です。

特に冬のキャンプは虫もいなくて「冬こそベストシーズン」といわれるほど。
でも寒くて寝られないと、せっかくのキャンプも台無しです。

そこで重要なのがシュラフ選び

寒くても快適に寝ることができて持ち運びしやすい
コンパクトなシュラフを選ぶためのヒントをご紹介します。

スポンサードリンク




●シュラフにはどんな種類があるの?

シュラフは主に2つのタイプがあります。
1つは「封筒型」で、文字どおり封筒のような形をしており、
シュラフといえば多くの人がイメージするのがこのタイプではないでしょうか?

もう1つは「マミー型」といわれるもので、頭部分と足先部分が細くなっており、
体をすっぽりと包んで体への密着性を高めているものです。

私自身、マミー型といえば「本格的なシュラフ」というイメージがありましたが、
キャンプブームである昨今ではたくさんの種類のものが展示・販売されており、手ごろな価格のものも販売されています。

気温の低い冬のキャンプで使用するなら、
体にフィットしたマミー型の方が保安性も高く、快適に眠ることが可能です。

●シュラフ中綿もチェック!

中綿とは、シュラフの中に入っている断熱素材のことで、主に「ダウン」と「化繊」があります。
ダウン」はダウンジャケットなどでもおなじみの羽毛であり、空気を多く含み保温性が高い素材です。

肌触りもフカフカしていて圧縮性も高く、コンパクトにまとまります。

また、ダウンを選ぶ際の目安であるFP(フィルパワー)について知っているととても便利です。
FPとは、上から押さえつけた時に元に戻る力を数値で表したもので、
数値が大きいほど羽毛の密度が高く、空気を多く含み、高い断熱効果や保温効果が期待できます。

数値の基準は以下のとおりです。

・500FP以下 低品質
・600~700FP 良質
・700以上 高品質

一方「化繊」は、濡れてもすぐに乾き、洗濯など手入れもしやすい素材です。
比較的安価ではありますが、ダウンに比べて倍くらいの重さと大きさになります。

圧縮性もダウンの方が圧倒的に高いため、
どの程度までの機能を求めるかにもよりますが、コンパクトなサイズを求めることは難しいかもしれません。

●快適使用温度と限界使用温度の違い

シュラフ中綿の素材や重さだけでは、どのくらいの気温まで使えるのか判断することは難しいでしょう。
そこで容易に判断するための目安として、「快適使用温度」と「限界使用温度」があります。

快適使用温度とは、この温度域までなら温かく寝ることが可能という目安です。
また限界使用温度とは、この温度域までなら使えるが、温かく眠れることを保証するものではありません。

限界使用温度の目安として、
冬のキャンプで使用するなら-5℃以下のものを選ぶのが無難です。

冬の山間部では、夜間は予想以上に冷え込むことがあります。

私の失敗談ですが、まだ冬の気配を感じられない10月後半に関西の山間部でキャンプをした時の事です。
夕方までは長袖1枚で快適に過ごしていたのですが、日が陰り始めると吐く息が白くなるほど気温が下がり、
夜には焚火をしていないと座っていられないほど寒くなってきました。

時期的にそれほど寒くないだろうと春秋用のシュラフしか持ってきておらず、
重ね着して何とか寝ようとしましたが、あまりの寒さに一睡もできませんでした。

体調を崩すことなく無事に帰れましたが、このような事態を避けるためにも、
限界使用温度は少し大袈裟に考えてシュラフを選ぶ方が良いでしょう。

●どのくらいのサイズがコンパクトなの?

シュラフを搬送するのが車なのか自転車なのか、はたまた徒歩移動かなどにもよりますが、
一般的に2ℓのペットボトルくらいがコンパクトで持ち運びしやすいといわれています。

具体的には、高さ30cm、幅15cmほどで、重さは300g~850gくらいです。

収納サイズは、持ち運びだけでなく、
普段しまっておく時にもコンパクトな方が場所をとらず扱いやすいことから、
収納サイズを確認することもシュラフ選びの重要な要素といえます。

シュラフ中綿が化繊の場合など圧縮しにくいものは、
収納バッグ自体を圧縮用のコンプレッションバッグに変更するという方法もありますよ。

●シュラフと組み合わせてより快適に

コンパクトに持ち運べて、快適に眠るためのシュラフがあれば十分に冬のキャンプを楽しむことが可能ですが、
さらに快適に眠るためのアイテムとして、コットマットがあります。

冬のテント内は外気温の影響も受けますが、地面から伝わる冷気も侮れません。
テントフロアに直接寝転がるとシュラフ内の地面側は体の重さでシュラフの厚みが潰され、
冷気が伝わりやすくなるため、地面から距離をとる・冷気を断熱することがより温かく過ごすことにつながります。

対策として、コットやマットの使用が一般的です。

コットとは簡易ベッドのようなもので、地面(テントフロア)から距離をとって寝ることが可能です。

マットでも空気を入れて使用するインフレーターマットやポリエチレンフォーム素材のクローズドセルマットなどを使用することで、
より快適に眠ることができるでしょう。

スポンサードリンク





●まとめ
冬のキャンプをより快適に過ごすためにシュラフ選びのヒントについてご紹介しました。
キャンプ用品はかさ高い物も多く、移動や収納にも便利なようにコンパクトなシュラフを選ぶことも大切です。

ご自分のスタイルに合ったシュラフで、
素敵なキャンプライフを楽しんでください。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA