ギブソン J-200の魅力や特徴について調べてみました!
「ギブソン J-200」の魅力や特徴について書いていきます
ギブソンのJ-200はジャンボサイズのアコースティックギターです。
40代50代の人たちにとって憧れのギターです。
J-200は1937年から製造開始されたスーパージャンボシリーズの中で、
ギブソン・アコギの最上位モデルとして作られました。
そしてこのJ-200、販売開始から何度か名前が変わっているそうです。
・1937年~「SUPER JUMBO-200」
・1947年~「SJ-200」
・1955年~「J-200」
現在は1955年から変わらず「J-200」です。
J-200はボブ・ディラン、エルヴィス・プレスリー、ジョージ・ハリスンなど
多くの有名アーティストに愛されてきたギターです。
ではここからはギブソン J-200の仕様について書いていきますね。
1 ボディの形状について
J-200のボディは全長41.75インチ、ボディ幅17インチのボディ幅が膨らんだ
スーパージャンボサイズです。
同じくGIBSONのハミングバード、j-40の一回り大きいサイズです。
コロッと丸みがあって可愛い印象です。
ギブソンのギターのスケール長(ナット~ブリッジの長さ)はだいたい24.75インチが多いです。
このギブソンJ-200のスケール長は25.5インチで、
他のギブソンのギターよりも長いロングスケール仕様になっています。
ボディ幅も大きく、ロングスケール長のJ-200の特徴は、
音量が大きく鳴りが力強い事です。
最上位モデルなのでもちろんピックガードやインレイも豪華なデザインです。
弦の下端をボディに固定するパーツ、ブリッジ。
この形もオシャレでアンティーク家具のような雰囲気を醸し出しています。
部屋に飾っておいてもオシャレです。
しかし、やはり楽器は鳴らしてこそ!
スーパージャンボのギブソンJ-200は
力強い鳴りを活かしてかき鳴らしてこその魅力がありそうです。
それゆえ、
バンドマンやロック寄りのシンガーソングライターに愛されているモデルです。
2 材質について
*ボディ
ギブソンJ-200のボディトップは建具などにも使われる
シトカスプルーストという木材が使われています。
特徴は、肌目が緻密で、仕上げ面には絹目の美しい光沢が現れます。
絹目の美しい光沢。まさにボディトップにもってこいの木材です。
*サイド・バック
そしてボディサイドとバックにはメイプルが使われています。
メイプルというと「メイプルシロップ」を連想してしまいますが、
今回はギターで使われているメイプル材です。
マホガニーではなくメイプルを使用することで、
杢目や色味による見た目の華麗さもJ-200の特徴となっているようです。
メイプルは硬い材質で、音のレスポンスがよくなり、
輪郭がくっきりと明るい音質に仕上がっています。
マホガニーに比べると鳴らない・・・・という印象も強いようです。
これは材質の特徴を生かしたものになるので、
鳴らないのではなく、そういう音質を作り上げたモデルと言えるでしょうか。
*ネック
ネックには2ピースメイプル、フィンガーボードにはローズウッド、
フィニッシュにはニトロセルロースが使われています。
ローズウッドはバラの花ではありませんよ。
日本では「紫檀(したん)」と呼ばれている木です。
これは黒っぽい縞模様の杢目(もくめ)が現れるのが特徴で、
ギターの他にも仏壇、ビリヤードのキュー等に使用されている木材です。
このローズウッドをフィンガーボードに使用することで
音の立ち上がりがマイルドで、低音から中音がよく出た粘りのある音になるそうですよ。
ニトロセルロースラッカー塗装はポリ塗装に比べると油膜が薄くて、
木材の呼吸を妨げないという特徴があります。
これをフィニッシュに使うことで、
経年による木材のエイジングが楽しめるということです。
*ピックアップ
J-200のピックアップはL.R.Baggs Anthemが標準装備されています。
さすが最上位モデルですね。L.R.Baggs Anthemは
ピエゾとコンデンサーマイクのデュアル型なので、音質はとても良いです。
ピエゾ・マイクの音量バランスも変えられるので、
演奏場面によって音作りが臨機応変に対応できる
のが魅力的ですね。
今回はJ-200に注目してみました。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。