ギブソン J-160Eの魅力や特徴について調べてみました!
こんにちは。何回かに分けて、ギブソンのギターの魅力や特徴をお伝えしています。
第3回目の今日は「ギブソン J-160E」の魅力や特徴について書いていきますね。
ギターについては全く初心者の私ですが、
色々見ているとギターの魅力の奥深さに引き込まれそうです!!
ただ、まぁ。パーツの名前やらなんやら分からない言葉ばかりです。
そんな私レベルの方々でも分かりやすいように書いてこうと思います。
ギブソン J-160Eは1954年にギブソンが発売したエレアコモデルのギターです。
エレアコというのは、”エレクトリックアコースティックギター”の略で、
エレキギターなどに採用される「ピックアップ」が取り付けられた
アコースティックギターを指します。
アンプと繋げることができるので、
アコースティックギターの音色を大音量で鳴らせるのが特徴です。
1951年にギブソンからJ-160Eの前身モデルが発売されていました。(CF100e)
その後アコースティックギターで大きな音を出したいという需要が高まり、
エレアコ専用モデルとして発売されたのがJ-160Eなのですね。
The Beatles(ビートルズ)の初期のアルバムのサウンドにJ-160Eが使われています。
ジョン・レノンとジョージ・ハリスンがお揃いでJ-160Eを購入したのだそうですね。
ジョン・レノンはJ-160Eを長く愛用していて、
ビートルズマニアの方には憧れのギターでしょう!!
ではJ-160Eの特徴を見ていきましょう。
1 J-160Eボディの形状について
スケール長24.75インチ、ボディ幅16インチ、ボディ長20.25インチ、ナット幅40mmの
ラウンドショルダー型のボディ形状をしています。
ナット幅はネックの太さです。標準的なナット幅より少し細めですね。
ナット幅は細い方が弦を押さえやすくなります。
ただ、ネックが細くなると鳴りの力強さは失われます。
2 15フレットジョイントについて
なんの事やら。全くの初心者には訳分からない言葉が…
まず、フレットというのはギターの指板上に打ち込まれた棒状の金属のこと。
弦を縦と表現するなら横向きに打ち込まれている金属棒の事です。
そして、上の方(ナットに近い方)から1フレット、2フレットと呼ぶんですね。
そして、ボディの先端とネックの接合部分となる位置をフレットジョイントと呼ぶんです。
15フレットジョイントとは、15フレットでボディの先端と
ネックが接合されているということですね。
14フレットジョイントが通常なのですって。
なぜ15フレットジョイントにしたのかは不明だそうです。
このフレットジョイントの位置によって音が変わるそうですよ。
機会があれば楽器店などで14フレットジョイントと15フレットジョイントの違いを
体感してみてください!!
3 ギブソンJ-160E音の鳴りについて
J-160Eの音なりの特徴を一言で言うと
「生音は硬くて伸びがイマイチ。箱鳴りもイマイチ」です。
「えっ?!良くないの?」って思いましたか? 私は思いました。
J-160Eはピックアップを通すことを前提に作られたギターで、
ハウリングを抑えるためにあえてトップ材に合板のシトカスプルースを使い、
さらにラダー・ブレイジングという仕様になっています。
ブレイジングとは、ボディ内部に貼り付けられた棒状の木材のことで、
ブレイジンクが水平に貼り付けられた仕様をラダー・ブレイジングと言います。
ブレイジングが交差するように貼り付けられた仕様をXブレイシングと言います。
ギブソンのアコースティックギターはXブレイシングが通常の仕様のようですが、
J-160Eはハウリングを抑えるためにあえて
ラダー・ブレイジング仕様になっているのだそうです。
音が鳴らないのではなく、鳴りが悪いのか特徴なのですね。
打撃音のような歯切れの良い音で鳴らすリズムギターには最適なのですって。
ピックアップを通した音はアコギとセミアコの中間的な音が鳴るようで、
ジャズ・ギターっぽいサウンドがするようですよ。
まとめ
使い方次第、選曲次第では活躍できそうなモデルですね。
さて、今回はギブソンJ-160Eの特徴に触れてみました。
あなたの音楽ライフの参考になれば嬉しいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。