ギター初心者の第一難関fコード うまく弾くコツは?
ギター初心者さんが1番初めに躓くであろうfコード。
多くの楽曲で使用されているので
避けては通れない必須コードです。
このコードをうまく弾くことができず
挫折したという方も多いのではないでしょうか?
今回はなぜfコードが難しいのか、
うまく弾くためのコツをご紹介します!
Contents
●初心者の第一難関、fコード
なぜfコードが難しいのか、その理由は指遣いにあります。
fコードでは人差し指で6本の弦を同時に抑えるセーハという方法で弦を押さえます。
(ちなみに1本の指で同じフレットの音を鳴らすコードをバレーコードと呼びます。)
しっかりと押さえ切らないとビーンという雑音が鳴ってしまったり、
弦が振動せずうまく音がならなくなってしまいます。
指が届かない、手が痛くなる指遣いなので、最初から綺麗に鳴らすのは至難の業です。
握力がないと難しい?と思いがちですが、
実はコツを掴むと綺麗になるようになりますよ!
●fコードの指遣い、抑える場所を確認!
コツをレクチャーする前に指遣いをおさらいしましょう!
ギターは細い弦から1弦、2弦と数えていきます。
指を抑える箇所にある銀のパーツをフレットと呼び、上から1フレット、2フレットと数えていきます。
それではfコードの押さえ方です!
1フレットは人差し指で1〜6弦をおさえます。
続いて2フレットの3弦に薬指→3フレット4弦に
小指→3フレット5弦に中指と上から順番に押さえていきます。
正しく押さえることができたでしょうか?
この状態で弾いてみると一部弦が鳴らなかったり、
指が痛かったりと早くも挫折しそうですよね…。
ご安心ください、
早速fコードをうまく鳴らすコツをお伝えしていきましょう!
●fコードをマスターする!3つのコツ
その1 指を立てて押さえる!
全ての弦を押さえている人差し指以外は指の腹ではなく、
指を立てて指先で押さえると他の弦に触れて音が鳴らない状態を避けることができます。
少し手の甲が見えるくらい手首を押し込むと指が寝てしまわなくなり
しっかり立てて押さえることができ、力も入りやすくなります。
人差し指は腹側を使って押さえると関節部分に溝ができてしまい、
うまく音が鳴りません。親指側の側面で押さえて弾いてみましょう!
その2 フレットのギリギリを押さえる!
これはどのコードにも当てはまりますが、
弦のギリギリを押さえたほうが指が届きやすくクリアな音が鳴ります。
さらに親指の位置を少し下げて、
ねじるようにして押さえ込むと力が入りやすいですよ!
その3 全力で押さえない!
全ての楽器に共通しますが、
演奏はなるべく力を入れず脱力することが良い音への近道です。
人差し指で1〜6弦を抑えるので握力必須と思いがちですが、
本来弦は軽い力で抑えることができるのです。
さらにfコードは人指し指以外に薬指・中指・小指を使って5・4・3弦を押さえており、
実際に1フレットが鳴らしているのは1・2・6弦のみ。
この3つの弦がしっかり押さえられていればよいのです!
指先と指の付け根を意識して押さえてみましょう。
●それでもfコードが鳴らない、そんなあなたへの救済策
fコードの5・6弦を省略して1〜4弦だけを抑えて弾く簡易コードと呼ばれるものがあります。
グンと難易度が下がるので、どうしてもやりたい曲で
fコードが出てくる時にはおすすめです!
ただし、ジャカジャカと弦を鳴らすストロークで演奏をする場合は
少し音が薄く向いていないというデメリットも…。
いつか正しいfコードが押さえられるように地道に練習していきましょうね…!
今回は初心者さんの第一難関、fコードのコツを解説しました!
コツを掴むと楽に押さえることができますが、はじめから全ての弦を綺麗に鳴らすことは至難の業です…。
簡易コードを代用しながら地道の練習を重ね、長い目をみて気楽に楽しみましょう!