キャンプ中の雨!どんなテントが浸水に強いか知っておけば恐くない!
キャンプ中の雨での大事故といえば、テントの浸水です。
ただでさえキャンプ中の突然の雨は濡れないようにギアを移動させたり、
片付けたりで、てんやわんやになります。
この雨が一晩中続くようなら気が気でないですよね。
テントには浸水しない為の処置がされていますが、
テントの選び方や設営の工夫で浸水のリスクを大きく減らす事ができます。
今回は、耐水性と撥水性、雨量との関係や浸水をさせないために
出来る事をご紹介しますので
降水確率が高い日のキャンプや梅雨時のキャンプにぜひ、お役立てください。
●耐水性と撥水性、雨量との関係
皆さんは〝耐水性〟と〝撥水性〟という言葉を耳にしたことがありますか。
耐水性とは水圧をかけた時、どの程度で水が染み出すかを示したものです。
お持ちのテントやタープには耐水圧○○mmと表記されているはずです。
撥水性は、文字通りの水をはじく力です。
撥水スプレーをホームセンターなどで見かけたことがあるのではないでしょうか。
ちなみによく、撥水スプレーと防水スプレーが販売されていますが、
撥水スプレーは水をはじくのが目的。
防水スプレーは水を通さないようにするのが目的となっています。
雨の日キャンプのテントで重要になるのが、この耐水性です。
目安として耐水圧500mmで小雨、1,000mmで普通の雨、
1,500mmで強い雨に耐えられるとされています。
そのためテントは耐水圧1,500mm程度のものを選んでおくと、
大抵の雨には対応できます。
●テント浸水を防ぐための工夫
雨の日キャンプでは、テントはダブルウォール
(フライシートとインナーテントによる2重構造のテント)を選びましょう。
そして、グランドシートを必ず使用してください。
グランドシートを選ぶ際、アウトドア用は丈夫ですが、
お値段が張ることもあるので早急に準備が必要な場合は
ビニールシートでも代用可能です。
グランドシートはテントの底部分の保護の為、晴れた日のキャンプでも
使用することをおすすめします。
グランドシートの大きさは、テントの底部分より一回り小さく敷くことが
ポイントです。
テントの底部分より大きいと、
雨水がグランドシートの上に溜まってしまい
インナーテントへの浸水の危険が高まります。
大きい場合は折り込んで調節してください。
そして、設置場所は水はけの良い場所にします。
地面が土だとはけが悪く、砂利は水はけが良いです。
水が流れこんでくるような窪地は、テントの下が水溜りになってしまうので
注意してください。
●浸水防止になるテントメンテナンス
雨の日キャンプのテントの浸水防止になケアアイテムを2つご紹介します。
それは、防水スプレーとシームテープです。
アウトドアショップやホームセンターで購入できる防水スプレーや
塗るタイプの防水剤は、正確には撥水剤であることが多いです。
新品のテントが綺麗に水をはじくのは撥水効果が効いている状態だからです。
使っているうちに撥水効果は弱まってしまうので、
メンテナンス時にスプレーで防水性能を維持させましょう。
スプレーのほかに塗るタイプもあるので、
テントの大きさや使いやすさで選べます。
テントのほかにタープもきちんとメンテナンスしてあげてください。
シームテープ は水漏れ防止のアイテムです。
テントの縫い目に貼って(塗って)、縫い目から水が染み込んでこないように
するためのものです。
インナーテントには、もともと貼って(塗って)あるものがほとんどですが、
剥がれてきたり、取れたりした場合は張り替えが必要です。
ホームセンターで購入できるので、
使用上の注意をよく読み作業してください。
●まとめ
雨の日キャンプでテントが浸水してしまうと、
インナーテントの場合はインナーマットやシュラフ、
荷物まですべて水浸しになってしまいます。
そんな大災害を防ぐためにも、
浸水対策をしたテント設営と日頃のメンテナンスが大切になってきます。
主要なアウトドアメーカーのテントは耐水圧も高く、
浸水防止の機能がありますが、ノーブランドの場合はお気を付けください。
テントは高価なものも多く、
なかなか購入する機会も無いため浸水防止機能のある、
納得のいくテントを購入してください。