オートバイのヘルメットの選び方と欠かせないアイテムとは
オートバイに乗るときの必需品であるヘルメット。
どうせなら気に入ったヘルメットを着用したいですよね。
ヘルメットの選び方について参考にしてみてください。
●ヘルメットの形状
オートバイのヘルメットには大きく分けて、
フルフェイス型とジェット型のヘルメットがあります。
あと、原付に乗っている人でたまに見るキャップ型(ハーフ型)というものもありますが、
キャップ型は125ccまでしか使用できず、性能的にも論外なので今回の説明からは省きます。
フルフェイスヘルメットとジェットヘルメットの特徴は下記のとおりです。
*フルフェイス型
・頭から顎まで覆うため、安全性が高い。
・ジェット型に比べて重くなる。
・暑い(特に夏場)
*ジェット型
・安全性と扱いやすさのバランス。(ただしフルフェイスの安全性には劣る)
・顎がでている分、フルフェイスに比べて暑さは緩和される。
どちらを選べばよいかについて正解というものはありません。
ただバイクは、自動車のように箱の中に身体が守られているわけではありませんので、
身を守るための方法には特に注意を払わなけなければなりません。
安全性を考えるのなら、フルフェイス一択です。
ただし、夏の炎天下ではヘルメットの中はかなり暑いです。
暑すぎてボーッとしてきたり疲れてくることがあります。
判断力の低下や、イライラからの判断ミスが増えることもあるため、
辛いのに無理してもフルフェイスが良いかというとそうでもありません。
あとは、メガネをかけている場合、
ちょい乗りはジェット型が便利だと思うことも多いです。
フルフェイスだとヘルメットをかぶる際、
取る際に、都度メガネを外す必要があり手間です。
ジェット型はメガネをかけたままヘルメットを脱ぎ着できるので、
そこはメリットだと思います。
(そんなことでヘルメットを選ぶのはどうかという意見はさておき)
また、バイクの種類によってもメットの形状は変わってきます。
オフロードはオンロードよりも軽量で、周りを見渡しやすいヘルメットとなっています。
そして、アメリカンバイクの場合は、
これまた選ぶ視点が変わってきます。
状況に応じてフルフェイスとジェットヘルを
使い分けるというスタイルも良いでしょう。
●ヘルメットの価格
オートバイのヘルメットを選ぶ場合に気になるのが費用だと思います。
ヘルメットに限った話ではないですが、有名メーカー製の製品を選ぶか、
それ以外のメーカーの製品を選ぶかによって費用が変わってきます。
オートバイ用ヘルメットの有名メーカーとしては3社が挙げられます。
SHOEI(ショウエイ)、Arai(アライ)、OGK Kabutoです。
3社の中でも、SHOEIとAraiの2社が超メジャーで価格も高く、
少しリーズナブルなOGKというイメージです。
費用はざっくり、3万から5万円ぐらいを見ておけばよいでしょう。
OGKは、そこからマイナス5千円ぐらいの価格帯になります。
性能的には、この3社から選べば大差ないと思います。
とはいえ、ヘルメットにそこまでお金をかけられないという場合は、
上記3社以外から選ぶのもありです。
ヤマハからも安いヘルメットが出てたりします。
ヘルメットの性能規格には、PSCマークとSGマークがあります。
国内の一般的な企業から販売されている製品には、
このステッカーが貼られているはずですが、やっすいヘルメットなどの場合、
最低限この2つのマークがついているかは確認してください。
あとは実際にお店でかぶってみて自分の顔にフィットするもの、
バランスの良いものを選べばよいでしょう。
フルフェイスはガッシリしていますので、どれも大きく重いものです。
慣れないうちは重さに不自然な感覚があるかもしれませんが、
まずは自分の顔にフィットするかどうかに着目して選べばよいでしょう。
ヘルメットはオートバイの運転中はかぶりっぱなしになるものです。
顔に合わない形状のものを数時間かぶっておくのは辛いですからね。。。
ヘルメットをかぶる感覚については、使っているうちに慣れてきます。
新社会人になって、最初はスーツに慣れずスーツに着せられている感覚が、
徐々にこなれてくるようなものです。
●最近のマストアイテム「インカム」
最近はバイクの走行中でもコミュニケーションを取る場面も増えてきました。
ヘルメットをかぶった状態でのコミュニケーションに欠かせないのが、
オートバイのヘルメット用のインカムです。
インカムがついていないヘルメットであっても、
後付けで取り付けられるヘルメット用のインカムが販売されています。
また、インカムを使うことが予め予想されるのであれば、
もともとインカムが内蔵されたヘルメット(システムヘルメット)を購入するのも1つです。
後付けのインカムと違って、最初からインカム内蔵で設計されているのであれば、
ヘルメット本体からインカムが張り出さないようにデザインされており、
空力特性や聞き取りやすさなども優れています。
メカに弱い人でも安心して使うことができます。
SHOEIやOGK Kabutoをはじめ、
他のメーカーからもシステムヘルメットは続々と販売されています。
ちょうどヘルメットの買い替え時期であれば、
インカム内蔵のタイプも確認してみると良いでしょう。