エレキギターを弾くとビビリ音がする!直し方はある?
エレキギターを弾くとビリビリと音がする。
音が伸びない。
こんな症状に悩んでいませんか?
これは、ビビリと言われる症状です。
解決するために、適切な処置をすれば解消することができます。
主なビビリの原因と対処法を説明します。
Contents
⚫️結論
リペアに出さなくてはいけないパターンもありえます。
それは覚悟しましょう。
ですが、軽い症状であれば、自分で直すことが可能です。
ギターのコンディションを保ち、楽しいエレキギターライフを送りましょう。
それでは、ビビリの原因をハッキリさせてみましょう。
まずはチューニングをしっかり合わせてから始めましょう!
⚫️弦が古い、劣化している
古い弦はテンションが弱くなり、ビビる原因になります。
手汗などから弦が錆びてくることもありえます。
新しい弦に交換しましょう。
弦交換をしたばかりであればビビリの原因は他にあることになります。
まずはどんな時にビビリ音がするかをチェックすることが大切です。
2.どの開放弦でビビリが発生しているか特定する。
3.弦を押さえてる時にビビリが発生する。
4.特定の弦を押さえてる時にビビリが発生する。
5.特定のフレットでビビリが発生する。
この順序で調べていくと問題が発見しやすいです。
開放弦以外でビビリの発生源がよくわからない場合、
6弦の1フレットから1弦の20〜23くらいの最高フレット(1弦の1番高い音です)まで1音ずつ鳴らしてチェックしましょう。
ビビリは1ヶ所とは限りませんので、1度全てチェックしましょう。
⚫️ネックの反りについて
先にネックの反りについて説明します。
*順反り
順反りはネックが弦とは反対の方向に反ることを言います。
弦から離れていくといえばいいでしょうか。
極端に言えば弓のような形になります。
*逆反り
逆反りはネックが弦に近づいていくように反ることを言います。
*順反りと逆反りの見分け方
1フレットと最高フレットを押弦して12フレットあたりの弦とフレットの隙間を見ます。
0.5ミリくらいが正常だと言われています。
それ以上、隙間がある状態であれば順反り。
隙間がなく弦とフレットがくっついている状態であれば逆反りです。
⚫️ビビリの原因はわかりましたか?
*開放弦を鳴らすとビビリが発生する
開放弦を鳴らすとビビリが発生する場合、ナットが摩耗により低くなっていることが考えられます。
また、ネックが逆反りしていると発生することがあります。
*押弦するとビビリが発生する場合
この場合はネックが逆反りになっています。
*特定のフレットを押弦した場合にビビリが発生する場合
この場合はフレットの高さに問題があります。
*開放弦や押弦ではビビリが発生しない場合
ブリッジやペグなどを固定してるネジが緩んでビビリを起こしている可能性があります。
⚫️ネックの反りを直す場合
ネックが順反りなのか逆反りなのかはっきりしたところで、ネックの反りを修正してみましょう。
意外と簡単なんですよ。
トラスロッドと呼ばれるネジの棒がネックの中には入っています。
これを回す事によりネックの反りを修正する事ができます。
まずはトラスロッドを回すわけですが、トラスロッドに触れる位置がギターによってさまざまです。
・ネックエンドのところにある物。
・ネックを外さないと出てこない物。
だいたいこのパターンです。
とにかく自分のギターのトラスロッドに干渉できる場所を見つけましょう。
②順反りの場合はトラスロッドを右に(時計回り)回します。
逆反りの場合は左に(反時計回り)回します。
一気に回すのではなく少しずつ様子を見ましょう。
時計の針5分くらいの感じでやってみましょう。
③調整したらチューニングをします。
④反りの確認をします。
⑤反りが治れば調整は終了です。
治らなければ①から繰り返します。
コツは一気にやらない事です。
少しずつじっくりやりましょう。
⚫️フレットの調整をする場合
フレットの調整を素人がするのは筆者はあまりオススメしません。
オススメしない理由が2つあります。
失敗が許されないからです。
表面を少しずつヤスリなどで削っていくわけですが、削りすぎたら終わりです。
特殊な道具なども必要となってきます。
オススメしないもう一つの理由が初心者だった筆者が過去に大失敗をしたからです。
フレットを削りすぎて隣のフレットがビビる。
フレットが綺麗に削られていないため弾き心地が最悪。
ついでに指板も削り痛める。
筆者のエレキギターは天に召されました。
後日、フレットの打ち直しはしましたけどね。
指板に傷はついたままです。
こんな事があなたの大切なギターにも起こりえます。
そんな残念な思いをさせたくありません。
素直に楽器店に相談することをオススメします。
⚫️ナットの調整をする場合
先に言っておきます。
これも失敗が許されません。
ナットの高さが低すぎる場合は交換するしかありません。
プロに任せるのが無難と言えます。
実はもう1つビビリの原因があって、弦に対するナットの幅が合っていないという事も考えられます。
ナットの隙間が弦に対して狭い場合、ビビリよりもチューニング中などにピキンッとなったりします。
目の細かいペーパーヤスリなどでほんの少しだけ削ってあげましょう。
筆者はビビリ症なので薄めの厚紙などで擦ったりもしました。
先程も言いましたが、失敗が許されません。
少しずつ広げていきましょう。
逆にナットの隙間が広すぎるとビビリ問題が発生します。
横に触れた弦がビビリ音を出すのです。
この場合、ナットを狭めることはできないのでリペア行きです。
ですが1つ試して欲しい方法があります。
ナットに潤滑油を塗る。
これで結構ビビリが解消します。
実はこの潤滑油はナットの隙間が狭い時のピキン問題も治ってしまったりします。
1000円程度で買えますので、1度試してみてはどうでしょうか?
⚫️まとめ
ネックの反りを直す以外はリペア行きという結果になってしまいましたが…
エレキギターは木で出来ており、繊細な楽器です。
何年かに1度は楽器店などで診てもらうのが1番いいですね。
状態の良いギターは演奏の楽しさを引き立ててくれます。
楽しいエレキギターライフを!