エレキギターの音を変えてみたい!ディストーションってなんなの?

エレキギターを初めて買ってアンプに繋いで音を出した時、
クリーンな綺麗な音が出たと思います。

でももっとあの曲のような『ワイルド』な『ギャンギャン』した
『ズンズン』した音が出したいんだよな〜ということがあるかと思います。

検索してみると『歪み』『エフェクター』『オーバードライブ』『ディストーション』といったワードが出てくることでしょう。

結論から言いますと『ディストーション』とは歪みエフェクターの一種で
『オーバードライブ』より深く歪むハードロックやメタルのような音楽に合うエフェクターです。

本記事ではそもそもエフェクターって何?ディストーションについて細かく知りたい!

どのディストーションエフェクターを買ったらいいの?
などエレキギターをはじめたての方が知りたい情報をお届けしていきます。


スポンサードリンク




●そもそもエフェクターって何?

エフェクターとはエレキギターとアンプの間に繋ぎ電気的に音色を変化させる装置です。

エレキギターやアンプと同様につまみが付いていてそれを捻ることで音の大きさや歪みの量、
低域や高域の調整が可能になります。

一般的にエフェクターにはフットスイッチと呼ばれる足で踏むことで
ONとOFFが切り替えられるスイッチが付いているので任意のタイミングで音色を切り替えることが可能になっています。

オーバードライブ、ディストーション、
その他一般的なエフェクター全てが基本的に同じ仕組みになっています。

●ディストーションについて細かく解説!

*そもそも歪みって何?

経験したことがある方もいると思いますが、テレビやラジオ、オーディオなどの
音量を最大にすると音が割れるような潰れるような状態になると思います。

そのような状態を『歪み』と言います。

それを人の手によって人間が聞いても気持ちの良いレベルに歪みを調整したものがエレキギター、
エフェクターにおける歪みになります。

昔の偉大なギタリストたちはアンプのボリュームつまみをフルテン(最大音量)にすることで
前述の歪みを作り出し演奏を行っていたのですが、

それを繰り返しているとアンプにかなりの負荷がかかり続けてしまい
壊れてしまうことが多かったそうです。

失敗や実験、試行錯誤を繰り返してアンプによる歪みに頼ることのない
エフェクターという存在が1960年代に生まれました

*歪ませることによってできること!

歪ませることによってクリーンな音の状態のエレキギターでは演奏しづらい音色や奏法が可能になります。

歪ませることによって適度なノイズ、
倍音が加味されシンプルなコード弾きにも迫力が出ます

さらに音の伸びもよくなるため単音弾きも気持ちよく演奏できます。

*歪ませることの注意点!

歪ませることによってクリーンな状態の音よりノイズが増えます。

ディストーションエフェクターの価格帯によりますが
高価格帯になるにつれてノイズを抑える機能が優秀になる印象です。

クリーンな音で演奏するより歪んだ音で演奏するとノイズや倍音のおかげで
自分の演奏が上手くなったように聞こえてしまうことがあります。

ディストーションをかけた時の演奏は上手く聞こえていたのにクリーンで弾いてみたら
すごく下手に聞こえる!というのはエレキギターあるあるの一つです。

コツとしては同じフレーズ、
同じ曲でもクリーンとディストーション両方で練習してみると良いでしょう。

*ディストーションはこんなジャンルに合う!

強い歪みを出すことができるディストーションはパンク、ハードロック、
メタルなど激しい音楽との相性が抜群です。

かといって他のジャンルには合わないということはなく
歪みの量を調節すればジャズやフュージョンといったジャンルにも対応可能です。

同じ歪み系エフェクターのオーバードライブやファズより汎用性は高いと思われます。

*ディストーションのつまみについて!

それぞれエフェクターによってつまみの数や表記の仕方が違います。
ですが一般的なディストーションのつまみの意味について解説していきます。

・LEVEL(VOLUME) 音量を調節します。時計回りに捻るごとに音量が上がります。
・TONE 音質を調整します。捻ることで音の輪郭がぼやけたりくっきりしたりします。
・HIGH / MIDDLE / LOW 高域、中域、低域の調節をします。
・GAIN(DIST) 歪みの量を調節します。時計回りに捻るごとに歪みの量が増えます。

●代表的なディストーションエフェクターを紹介!

オーバードライブのような温かい歪みではなく
ギャンギャン歪むディストーションをご紹介していきます。

初心者にありがちな、思っていたより歪まないということのないような
『しっかり歪む』ものを選びました。

・BOSS DS-1X ディストーション

ディストーションエフェクターによくある低域の弱さはなく、太い歪みが出ます。
ノイズもかなり少ない点も好印象な一台です。

自分のエレキギターの良さを一段階上げてくれるでしょう。

比較的安価なBOSSのエフェクターの中では
少々お値段はしますが買って損はないと思います。

・BOSS MT-2W Metal Zone メタルディストーション

BOSSの有名なエフェクター『メタルゾーン』の技クラフト使用の一台です。

何かとネタにされがちなメタゾのエグ味を改善したモデルです。

クリアさやレスポンスの良さが向上しています。

スポンサードリンク




●まとめ

エレキギターの音を大幅に変えてみたいと思ったら
まず手を出して頂きたいのがディストーションだと筆者は強く思います。

私がギター初心者だったころギターをギャンギャン鳴らしたいと
思い買ったのがオーバードライブでした。

あまり情報もなく歪みイコールオーバードライブだと思い購入したところ
どんなにGAINのつまみを捻ってもギャンギャン、ズンズンした音は得られませんでした...

ロックやブルースなどそこそこ歪んでくれれば良いジャンルならまだしも
ハードロックやメタルを演奏したかった中学生の私は買ったことを後悔していました。

もちろんどんなエフェクターを買うのも人それぞれ自由です。

しかしエレキギターを始めたてで『歪み』というのがどんな感じなのかを知りたい方は
是非ともディストーションの購入を検討してみると良いのではと思います。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA