エレキギターのネック幅の違いとは?常に触っている所だからちゃんと知りたい!
意外と気にせずにエレキギターの購入をしたり、
購入後に気になってくることのひとつにネックの幅があります。
ネックはエレキギターの演奏において常に触っている部分ですので
何も気にせずに購入をしてしまうと後悔してしまう可能性があります。
しっかりと意識をしてから購入を検討した方が良いでしょう。
演奏者自身の体格や手の大きさによって向いているネックの幅、
それ以外にもネックの形状などがあります。
本記事を読んでエレキギターのネック幅の
重要性に気づいていただければ幸いです。
Contents
●エレキギターのネック幅とナット幅の関連性とは?!
エレキギターにおいてネックの幅という数値は一般的に存在しません。
ではネックの幅を知るにはどこの数値を見れば良いのでしょうか?
答えはナットの幅になります。
ナットとはネックのギターヘッド寄りにある弦を引っ掛ける溝のあるパーツになります。
ネック幅=ナット幅の認識で良いでしょう。(以下本記事ではネック幅の表記で進めていきます)
●エレキギターによってネックの幅に違いがある?!
エレキギターにはそれぞれのタイプによってネックの幅に違いがあります。
代表的なエレキギターのタイプごとにネック幅の数値を確認してみましょう。
・レスポール(ギブソン系全般) 43.05mm
一般的にレスポールはネックが太いと言われますが、
数値をみてもらうと分かる通りあまり違いはないように見えます。
しかし人間の感覚は繊細なものでこの数ミリの違いが違和感に繋がることがあります。
●ネックの幅だけじゃない?ネックの形状にも違いが!
エレキギターのネックの幅にはタイプによって広い狭いがあるのはお分かりいただけたと思います。
エレキギターのネックには幅以外にも注目しておいた方が良い箇所があります。
それがネックのシェイプです。
エレキギターを演奏する時にネックを握りこむと思います。
その時に手のひらが触れている部分の形状をシェイプと言います。
このシェイプにも様々な形状がありますのでご紹介していきます。
・Vシェイプ 文字通りローマ字のVのような形をしたシェイプ。指板のフチに親指をかけて演奏するタイプのプレイヤーに好まれます。
・Uシェイプ 横から見たかまぼこのような形状のシェイプ。
手が大きく親指をネックの裏に置いて演奏をするクラシックタイプのフィンガリングスタイルプレイヤーにマッチします。
ざっくりですがワイルドな演奏スタイルの方ならVシェイプ。
テクニカルな演奏スタイルの方はUシェイプ。
どちらにも対応できる汎用性の高いシェイプならCシェイプといったかたちです。
●意外と見落としがちな指板の『R』について!
フェンダー系のギターに採用されているR(アール)と呼ばれる指板の形状があります。
これは指板を6弦から1弦に向かって山なりに傾斜をつけてあります。
人間の指は自然に開いている場合、
真っ直ぐではなく第二関節を頂点として緩やかに曲がっています。
エレキギターを握った際に自然とその形に握れるように傾斜がつけてある指板をRがついた指板と呼びます。
コード弾きがしやすいなどのメリットがあります。
Rのついていないフラットな指板のエレキギターを弾いてこられた方ですと違和感を感じることがあります。
逆もまた然りです。慣れの問題ではありますのでそこまで神経質に考えなくても良いでしょう。
●まとめ
人それぞれ体格や手の大きさ、指の長さなど千差万別です。
正直なところ、手が小さいからネック幅の広いギターは弾けない。
手が大きいからネック幅の狭いギターは弾けない。
といったことはほぼありません。
楽器全般に言えることですが全ては慣れ次第です。
頭の片隅にネック幅、シェイプ、Rなどの情報を入れておけば良いと思います。
これからエレキギターを買ってみようと思っている方でしたら
あまり気にせず自分の気に入ったエレキギターの購入を検討してみると良いでしょう。