なんでサイゼリヤにクーポンはないの? わが道をゆく本格イタリアンチェーンの潔さ

圧倒的なコスパの良さで本格的なイタリアンが味わえるサイゼリヤ

競争の激しい外食チェーン業界で、
実はクーポンのサービスがないファミレスなのを知っていましたか?

他店がこぞってクーポンに力を入れ、ひとりでも多くのお客さんを増やそうと
頑張っているのに、どうしてサイゼリヤだけは、
クーポン事業に乗り出さないのでしょう?

もしかするとサイゼリヤだからこその理由があるのかもしれません。
サイゼリヤに通ってウン十年のわたしと一緒に考えてみましょう!

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●この安さでクーポン事業は無理かも?

サイゼリヤの料理はどれも低価格。
お店の代名詞といってよい料理「ミラノ風ドリア」は税込み価格で、
なんと300円です。

日本に住んでいるイタリアの方々が
一般的なイタリアの味にちかいのはサイゼリヤ」と絶賛するほどですから、
料理のおいしさにまちがいはないのでしょう。

サイゼリヤは、わたしたち消費者がファミレスに求める価値を
十分満たしていますよね。

以前、テレビのバラエティ番組で、一流のイタリアンのシェフが、
アルバイトをよそおってサイゼリヤのキッチンに潜入するという企画を観たんです。

シェフは、あまりの安さにびっくりしていましたね。

同じクオリティの料理を個人経営のお店で提供すると、
2倍ちかい値段になってしまうそうですよ。

たかい品質の素材を使い続けるのには、言うまでもなく高いコストが必要です。

価格と味にこだわるサイゼリヤが、もしもクーポン事業に進出してしまうと、
自分たちの経営を苦しめてしまうのかもしれません。

●コストダウンを徹底する企業努力

ほかのファミレスにゆくと店頭でクーポン券をくばっていたりしていますよね。
クーポン券をつくるにも、当然お金がかかります。

紙だって品質の良いものを使わなきゃならないだろうし、
お客さんの興味をひくようなデザインにするには、
プロのデザイナーさんに依頼しなければならないでしょう。

最近ではファミレス各社が独自にクーポン・アプリを開発。
当然システムをつくるには費用がかかりますよね。

不具合を防ぐために定期的なメンテナンスも欠かせませんし、
やはりプロに頼まなければならないのですから、経費がかかってしまいます。

サイゼリヤでは最近までクレジットカードが使えなかったこと知っていましたか?

もちろんスマホ決済なんてできなかったんです。
現金での支払いのみだったんですよ。

クレジットカード決済やスマホ決済は、
お店側がシステムを利用するのに手数料を払わなければなりません。

サイゼリヤのように日本だけでなく海外にも店舗があると、
手数料はびっくりするぐらいの額になってしまいますよね。

コロナからお客さんを守るためなのでしょう、
現在はサイゼリヤの全店舗でクレジットカードやスマホでの
支払いができるようになりました。

削れる費用は徹底的に削る、コストダウンに執念を燃やすサイゼリヤの
企業努力を思うと、もしコロナの大流行がなかったら、
ずっと現金のみの支払いだったかもしれません。

●サイゼリヤにクーポンは必要ない?

コロナの勢いは止まりません。
原料価格のあおりで物価も高くなっています。

外食産業はどこも厳しい経営をしいられているようです。
サイゼリヤにしても苦しいのが実情なのでしょう。

おおくのファミレス・チェーン店が値上げに踏み切りましたが、
サイゼリヤだけは価格を変えずに、安くておいしいイタリアンを
お客さんに提供することを高らかに宣言しました。

サイゼ・ファンが、拍手喝采したのは言うまでもありません。

サイゼリヤの一号店が、もともと洋食屋さんだったというのは有名なはなし。
まったくお客さんがこなかったそうで、
イタリアンに変更、それでもお客さんは来なかったそうです。

やけくそ気味に全品7割引で売り出したとたん、
店先に行列ができるほどの繁盛店にまで成長し、
現在の成功につながったといわれています。

創業当時の成功体験で見つけた経営方針は、今でも変わりません。

ほかの店がクーポンを発行しているのだから、ウチの店も発行しよう、
といった軽々しい姿勢は少しも感じません。

まったく軸がブレないサイゼリヤには、
カッコ良ささえ感じられます。

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まとめ

「生き様」と言い換えてもいいようなサイゼリヤの経営理念は、
なによりもお客さんの気持ちに寄り添った「おもてなしの心」に
違いないのかもしれませんね。

ああ、なんだかいろいろ考えていたら、
サイゼリヤに行きたくなってきました。

みなさんもいかがですか?
さあて今日はなに食べよう。

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