なぜ猫は毛づくろいをするの?

皆さんは猫が毛づくろいをするのには意味と理由があることを知っていますか?

猫が毛づくろいをするのは日常的によく見かけますよね。

ただ身だしなみをお整えているだけだと思っている人も多いのではないでしょうか?
しかし、実は身だしなみを整えているだけでなく、他にも様々な理由があります。

この記事では、猫はなぜ毛づくろいをするのか、
そしてどういうときにするのかを解説していきたいと思います。

是非最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

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猫にとって毛づくろいとは

猫は起きている時間の3分の1から半分ほどは毛づくろいをしています。
毛づくろいは猫に見られる大きな特徴の1つですよね。

実は猫の毛づくろいは生後すぐからはじまります。

猫の本能的なもので、室内で飼われている猫も野良猫もする行為です。

しかし、子猫は本能的に毛づくろいをすることができてもまだ生まれたてなので、
成猫ほど上手にはできません。

その為、母猫が子猫を舐めて綺麗にし、さらに舐めることで排泄や哺乳を促します。

それによって子猫は安心感を得ています。

つまり、猫にとって毛づくろいとは、
母猫に舐めてもらって愛情を注いでもらったという幸せな行為でもあるのですね。

猫が毛づくろいをする理由

猫が毛づくろいをする理由はいくつかあり、体調管理や精神的安定などに深く関わっています。
ここでは毛づくろいをする理由を1つ1つ詳しく解説していきたいと思います。

・身体を清潔に保つため

この理由は皆さんもよくご存じなのではないでしょうか?

猫はとてもきれい好きで有名な動物ですよね。
その為いつも自分の身体を舐めてきれいにしています。

猫の舌には小さな突起状のものがいくつもあり(これを糸状乳頭といいます)、
毛づくろいのときにはブラシの役割を果たしています。

猫に手などを舐められたことがあるという人は、
舌がザラザラしていることに気づいたかもしれませんね。

猫の毛はとても柔らかく、毛が生え替わる時期にはたくさん抜け毛が出ます。

その際に、このブラシのような舌で毛づくろいをして抜け毛を取り除いています。
ちなみに、毛づくろいをしないと毛同士が絡んでしまい毛玉ができたり、
その根元で炎症を起こしてしまったりします。

また、毛づくろいは抜け毛だけでなく身体に付着したほこりや
ノミやダニなどの外部からの寄生虫などの一緒に取り除く働きをしています。

・体温調節をするため

実は毛づくろいは体温調節にも関わっています。

私たち人間は、暑いときは汗をかくことで熱を外に出して体温調節を行っています。
体温調節のためにかく汗は皮膚から出ており、全身で行うことができます。

しかし猫は、その機能を肉球にしか持っていません。

その為別の方法で体温調節を行っています。

それが毛づくろいなのです。夏場は毛づくろいの際に唾液を毛につけ、
その唾液が蒸発することで体温を下げています。

逆に冬には、毛づくろいにより毛と毛の間に空気を含ませることで、
体内の熱を逃がさないようにしています。

冬に猫の毛がよりふわふわになって、
一回り大きくなったように見えるのはそのためかもしれませんね。

・リラックスするため

ザラザラした舌で毛づくろいを行うことで猫は精神安定を促しているとも言われています。

ザラザラの刺激が脳を活性して、脳からリラックス効果のあるセロトニンを
分泌することでリラックスしようとしているようです。

猫を飼っている人は分かるかもしれませんが、
猫は驚いたときなどによく毛づくろいをしますよね。

それは気持ちを落ち着かせるために行っていたのですね。

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まとめ

いかがでしたか?
猫が毛づくろいをするのには理由がいくつもあります。

猫はきれい好きだからという理由はとても有名ですが、
その他に健康のためや精神を安定させるためにも行っていたというのは、
あまり知らなかったという人も多いのではないでしょうか?

猫にとって毛づくろいは生きていくためにとても必要な行為なのですね。

ここまでご覧いただきありがとうございました。
少しでも参考になったと感じて頂けたら幸いです。

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