【都市伝説】フリーメイソンの服に秘密が…?検索しても情報は出てこない!?
「フリーメイソン知ってる?」と聞かれたら、
何となくテレビ番組で見たことがあるという人も
多いのではないでしょうか。
では「フリーメイソンの服は?」と聞かれてすぐに思い浮かぶ人は
どのくらい居るでしょう?
「三角の中から目が覗いている独特なマークが付いていたような…?」
「ぼんやりと中世ヨーロッパ風のイメージな気がしなくもない…?」
筆者はぼんやりとしたイメージでなんとなく
ローブのようなものを着ていたような気がする…
と思いましたが、実際は全然違っていました。
今回、膨大すぎる情報量でその姿形を掴むことが困難な
フリーメイソンについて「服」をテーマに調査してみたのですが、
意外にも世界一有名で世界一謎が深いとされる友愛団体の全容が
見えてきましたので信じるとか信じないとかは置いておいて、
是非最後までお付き合いください!
Contents
●フリーメイソンの服にもロゴがデザインされている?
まずは、服全体ではなくロゴというかマークというか…
シンボルのことから調べ始めました。
テレビ番組の特集やSNS上で「世界を牛耳っている」
「世界転覆を企てている」怪しげな組織・秘密結社として登場する
フリーメイソンの独特なシンボル(のように紹介されているもの)の
中でも下記3つは皆さんも、一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?
・【プロビデンスの目】(ピラミッドの中から目が覗いているもの)
・【定規とコンパス】(アルファベットの”G”を囲むコンパスと定規)
・【五芒星】
結論として現時点で確認できるフリーメイソンの服や
装飾品等に最も多くあしらわれているのは
【定規とコンパス】のようです。
ロッジと呼ばれる支部・会所の入り口や扉にも必ず刻印されており、
このマークがフリーメイソンのシンボルであると言えそうです。
定規とコンパスに囲まれた”G”はGeometry(幾何学)を
意味しているとされており、計算が必要な建築・石工職人が
フリーメイソンの起源とされていることから考えてもしっくりきますね!
●有名な【プロビデンスの目】って何?
フリーメイソンの代表的なシンボルマークは
【定規とコンパス】だとお伝えしました。
ですが実際は【プロビデンスの目】の方が有名な気がしませんか???テレビ番組でも三角の中に目があるマークをよく見かけましたよね…?
アメリカの国章であり1ドル札にも描かれる
【プロビデンスの目】は神の全能の目
(ホルス神というハヤブサの頭を持つ守護神)でありキリスト教の
意匠です。
摂理を意味しており”アメリカの国章に定められる際に
フリーメイソンの力が働いた”などの説は見かけますが
フリーメイソンの服に必ずしもあしらわれているわけではありません。
どうやらフリーメイソンや分派した組織について
噂されている陰謀論や悪魔崇拝論等の様々な憶測と
好奇心と想像力によって諸説が入り組んでしまい、
フリーメイソンのシンボルとして認識されることが多くなっているようです。
●フリーメイソンの服=白いエプロン
調査を進める中でフリーメイソンの服として登場するのは
圧倒的に「白いエプロン」でした。
素材は革やベロアなど数種類あり、色は白地に緑や青の縁取り、
金色の刺繍や装飾を施した独特なデザインで、
およそ30✕35センチほどの大きさの腰に巻くタイプのものが
多くみられます。
フリーメイソンの起源については諸説ありますが
通説として有名なのは中世後期の石工職人の組合が源である
という説です。
フリーメイソン内での階級を表す「従弟」「職人」「親方」も
職人業が起源であることを示す材料となっており、
職人が身に付けていたエプロンがフリーメイソンの伝統的な
服・制服として使用されているというのは納得のいく流れだなと
感じます。
国や地方、階級によって色味や装飾の豪華さは違うようで、
エプロン以外には大きな首飾り・白地の手袋・帽子などが
儀式で使用されており、殆どの場合【定規とコンパス】のマークがあしらわれています。
おどろおどろしい骸骨や血のような赤などの見るからに
怪しい印象ではなく、独特ではありますがどちらかというと
爽やかなイメージのフリーメイソンの服。
なぜこんなにも怪しい印象の情報が多いのでしょうか…?
●みんな、フリーメイソンの服には興味がない?
筆者の考えはこうです。
大スケールの悪役的想像を生む。
・悪役的想像に反した爽やかなフリーメイソンの服については
あまり面白くない。
・面白くない情報は膨らまないから実物や事実だけ残る。
・実物や事実よりも壮大なスケールの噂が多すぎて、相対的に情報が少ない。
という結論にいたりました。
なんだか元も子もないというか人間の想像力って
素晴らしいというか…。
とはいえ、今まではなんとなく知っているという程度だった
フリーメイソンについて『服』という視点から
アプローチすることで
「なんか勘違いされやすい要素満載だけど意外と爽やかで哲学的で真摯な団体なのかも」
という見方に変わってきたことが筆者自身も意外な感想です。
●まとめ
今回フリーメイソンの服について調査した結果、
独特ながら爽やかな衣装が長い歴史の中でも
大きな変化無く文化と共に守られてきたことが分かりました。
有名なクリニックの院長が日本のとあるロッジの代表格だったり、
世界の偉人達がフリーメイソンのメンバーだったりと
改めて歴史としても面白いと感じざるを得ませんでしたし、
「フリーメイソン 服」と検索すると
【プロビデンスの目】や【定規とコンパス】を用いたTシャツや
パーカーなどがわんさと販売されており、
その存在が社会の中に広く浸透していることが見て取れました。
最早、秘密というより「隠蔽された文化」とも言える伝統の死守が、
結果的に『中身がわからない怪しい団体である』という印象を
生んでしまった。
ですが、漠然と恐れられてきた時代が終わり、
情報が民主化された現代において、
その独特な文化はフリーメイソンの服とともに
あらたなバズりを生むかもしれません。
ちなみに、都内の某公園近くにあるロッジでは
月に1回説明会を行っているそうです。
映画「天使と悪魔」公開後は会員数が一時的に増加したそうですし…
この先バズるかもしれないなら今のうちに
直接突撃してみたら更なる発見と成長を
もたらしてくれるかもしれませんね!
信じるとか信じないとかは置いておいて、最後まで読んでいただきありがとうございました!