【豆知識】昔の有名な小説家といえば? ?海外、日本それぞれ紹介!!
昔の有名な小説家は?この問いを考えたとこのある人は多いのではないでしょうか。
読書好きな人なら数え切れない程思い浮かぶかもしれません。
ここでは年間50冊程度の小説を読む私の独断で昔の有名な小説家を4名ご紹介します!
皆さんが思い浮かべる小説家とは誰ですか?
この記事を読み、読書をより好きになってもらえると嬉しいです。
また、昔の小説の良さも知ってもらいたいです。
何十年、何百年読み継がれている本には、それ相応の読むべき価値があると私は感じます。
最後までお読み頂ければと思います。
●日本人小説家
太宰治
日本人で昔の小説家と言えば太宰治を挙げる人も多いのでは!私は一番に思い浮かびました。
彼の有名な作品は、「走れメロス」や「斜陽」など数々あります。
その中でも私のオススメは「人間失格」です。
社会に上手く馴染めない、人との関わりが苦手な主人公が葛藤しながら生きていく物語です。
人生の苦しみや自分のコンプレックスにもがき苦しみながら
絶望の縁へと墜ちて行く暗いお話しではあります。
私がこの小説を読んで感じたことは、誰もが何かしらの苦しみを抱えて生きているのだと言うことです。
主人公は不幸な道を歩みますが、
小説の端々には小さな希望や他人との関わりを通した心情の変化などが描かれています。
生きる喜びとは何なのか?この事を深く考えさせられる一冊です。
筒井康孝
現在もご活躍中ですので昔と言うのは失礼かもしれませんがご紹介します!
昭和~現在にかけて活躍中のSF小説家です。有名な代表作は「時をかける少女」、「旅のラゴス」などがあります。
映画化されている作品も数点あり、ブラックジョークや独特の言い回しが満載でファンも多いはずです。
私が今回紹介するのは「パプリカ」です。1993年に発行された少し昔の小説です。
精神科の医師が患者の夢の中に入り込み彼らの治療を行うのですが、
とある依頼を受けたことにより波乱に満ちた物語が展開されます。
私が驚いたのはこの世界観です。まるで未来を予言したかのような描写や、
現在私たちが使用しているような機器に似た物が書かれています。
本当に一昔前の作品かと疑うレベルです!
この作品は映画化もされています。是非とも読んでみてください。
●海外の小説家
フランツ・カフカ
オーストリアの小説家で世界中で非常に有名な昔の小説家です。
名前は知っている人も多いはずです。また作品もこれしか知らない人が多数では。私もそうでした。
その小説とはずばり「変身」です。朝起きると主人公が虫になりました。
でお馴染みの小説です。私は昔読んだ時、全く内容が理解できず挫折しました。
しかし、最近読み返すと昔の印象とは異なりたくさんの学ぶ要素が含まれ、
面白い小説だと改めて感じたものです。
主人公の身体が虫に近づくにつれて、
周りの人の態度も比例するかのように酷くなります。
「普通に生きていることが一番楽で苦労も少ないですよ」と訴えかけられた気がしました。
この小説はとにかく暗い、絶望ですが逆にそこがユーモアにもなる不思議な一冊です。気になる方は是非!
ジョージ・オーウェル
最後に紹介するのはジョージ・オーウェルです。
イギリスのSF小説家で代表作は「動物農園」や「カタロニア賛歌」などがあります。
反社会主義の思想が強く、強烈な社会批判や皮肉を用いて独自の世界観を描いた作品が特徴的です。
その中でもオススメは「1984年」です。史上最高の文学に100選にもかつて選ばれました。
完全な監視社会に暮らす主人公の物語です。
私はこの本からものすごい恐怖を感じたことを覚えています。
常に誰かに見られている社会、自分の思想や行動は実は何者かの操作によって?‥等。
考えれば考えるほど現代社会の仕組みと重なり恐ろしくなりました。
独特の共感を得られた一冊なのでオススメします!
●まとめ
今回紹介した4名の小説家はいかがでしたか?
本当はもっと昔の有名な小説家を紹介したいのですがキリがないですね。
この記事を読み皆さんが読書への興味をより持ってもらえれば嬉しいです。