【家事トリビア】家事のときは「スリッパ」を履く派?履かない派? 疲れないための正しいチョイスとは?!
掃除、洗濯、三度の食事作り…毎日の家事って本当に大変ですよね。
最近では便利な家電もかなり増えましたが、それでも家事による体のダメージと疲れは大きいです。
私自身も35歳を過ぎたあたりから、家事をしているときと、したあとに、
腰痛に悩まされるようになりました。
「これは老化のせいじゃないはず!(泣)」と、
疲れないための解決策はないか調べていたときに、とある記事を見つけました。
それは、スリッパやサンダルのような履物が腰痛の原因だということ。
これには驚きました!
私は極度の末端冷え性なので、家事のときはもちろん、家の中では必ずスリッパを履いていました。
これが原因で腰痛を悪化させていたとは…!
私のように冷え対策ではなく、衛生面で家事のときにスリッパを履いている方は多いと思います。
しかし、結論から言うと、スリッパは履かないほうがいいのです!
家事をしても疲れないためにも、
今回はスリッパのデメリットをご紹介します。
●かかとが固定されていない!
普段外で履いている靴とスリッパの大きな違い。
それは、かかとがないこと。
当たり前のことかもしれませんが、家の中で楽に脱ぎ着できるように、
スリッパはかかとがホールドされていませんよね。
実はこの点が足腰にとても悪影響を及ぼします。
かかとがホールドされていないと、無意識のうちに脱げないように不自然な歩き方になります。
そうすると、脚全体の筋肉に負担がかかってしまい、
全身の筋肉にもに余計な緊張がかかります。
これが結果的に、腰痛や膝痛を引き起こしてしまうのです。
かかとがないから脱ぎ着に疲れないし楽チンという、
スリッパの長所が、疲れの原因になっているのです。
●底(ソール)が薄い!
スリッパは基本的に簡易的な作り方になっているため、
靴底が薄いものがほとんどです。
特に100均や安価なスリッパは、厚紙1枚でできているようなものもあります。
この点も足腰に悪影響を与える一因になっています。
ソールが薄いと、足裏全体に体重がかかってしまいます。
クッション性がないため、歩いているときの衝撃や負担も軽減してくれません。
そうすると、痛みを引き起こしてしまうのです。
よくぺちゃんこ靴を履いていると、足が疲れて痛くなる方もいると思いますが、スリッパも同じです。
●すべりやすい!
スリッパの最大の弱点は滑りやすいこと。
滑り止めのスリッパも一部で販売されてはいますが、
ツルツルとしたタイプのものを使っている方が多いのではないでしょうか。
少し脱線しますが、スリッパの語源は“slip”(滑る)からきています。
ネイティブに“slipper”と話すと、「滑る人」と伝わります。
スリッパを履いたら本当に滑る人になってしまった、
なんてダジャレのようなことがおきますね(笑)
一つ目の説明と重複しますが、スリッパを履いていると、
無意識のうちに滑らないよう、足や体全体の筋肉に負担をかけてしまいます。
これが疲れの原因となるのです。
まとめ
以上、スリッパのデメリットを三つご紹介しましたが、
それでも衛生面や冷えから守るためには良いアイテムでもあります。
みなさん、外履きのシューズは必ずと言っていいほど試着をして、
サイズや履き心地をよく確かめてから購入しますよね。
一方、スリッパはどうしても軽視しがち。
わざわざ試着をして買っている方は少ないのではないでしょうか。
外履きのようにもっとスペックを確認して、デメリットを解消できるスリッパや
ルームシューズに出会えれば、家事のときに履いても疲れないのかもしれませんね。
そもそも履き物は、足を守るためのもの。足は第二の心臓と言われています。
少し大げさかもしれませんが、ご自身の命と健康を守るために、
家事で疲れない足を保つことが大切です。