【噂の真相】旭山動物園が有名になった理由とは!!?実は、、、
旭山動物園は現在はとても有名で人気の動物園です。
1980年代前後はジェットコースターや豆汽車などの遊具もあり、
遊園地としても人気でしたが、その人気は続くことがなく、
毎年遊具を増やしていくほかありませんでした。
そしてそんな中、1994年、旭山動物園は一度廃園の危機に陥ってしまいました。
当時の入場者はピークの半分以下と落ち込み、
旭山動物園から人が離れて行きました。
そんな中、当時の旭山市長の助けや旭山動物園の飼育員やスタッフの提案などにより、
改装をし動物園改革を行いました。
⚫︎動物園改革とは?
まず、ウサギやモルモットなどと直接触れ合える子供牧場を作りました。
旭山動物園の子供牧場は年齢制限もないので小さな子でも触れ合えるというのが人気の一つで
他の動物園との一番の相違点と言えます。
そしてその後動物園のそれぞれの館を毎年少しずつ改修していきました。
実際に飼育を担当している係員に直接話を聞き、現場のアイデアや声を聞き、
改修していくことで来園者の心を掴みました。
例えば、ホッキョクグマのシールズアイというアザラシ目線で
ホッキョクグマを見ることができるという点や、
マリンウェイと呼ばれる円柱状の水槽の中を泳ぐアザラシ、
ペンギンのお散歩などがあります。
下からみたり上から見たりといろんな角度から見ることで
迫力も伝わりやすいことがわかります。
このような動物園改革が旭山動物園が有名になった理由の一つと言えるでしょう。
●有名になった理由、行動展示とは?
旭山動物園が有名になった理由として決定的なものがこの行動展示という手法です。
動物が本来生きていくのに適した環境にすること、
他の種の動物と同じ場所で共生すること、
そういったことで野生の本能や生態がありのままの形で見ることができるようになりました。
お互いが意識して共生していくことで程よい刺激も生まれ、
野生のような本来の生態がみれると言うことですね!
ダイナミックに水に飛び込むホッキョクグマの姿は特に人気で、
筆者も動物園ではあまり見ることができないカバが泳ぐ姿、
オオカミの遠吠え、オランウータンのスカイウォークなども見ることができるそうで、
行ってみたいと思えました。
また、冬の風物詩とも言えるペンギンのお散歩も来園者が楽しめるイベントの一つですが、
このお散歩も繁殖期に向けたペンギンの体作りを目的としているそうです。
そのほかにも夜行性の動物の生態を活かして夜の動物園としても開放しています。
この夜の動物園の開放期間は1週間と短いですが
その間は昼間の動物園とはまた違った雰囲気があり、
夜行性の動物たちは一番活発に活動する時間でもあります。
昼間の動物園だと寝てばかりいる動物のこの期間だけは活発に動く姿が見れるかもしれませんね!
このように野生でいるときのような行動や活動ができるような環境作りをしている、
というのが有名になった理由といえます。
●まとめ
旭山動物園は廃園の危機になる前は子供が楽しめる遊具も導入していましたが、
人気が維持できないことに悩んでいました。
そんな中での廃園の危機、動物園改革、行動展示など来園する人が楽しめるように工夫を重ねてきました。
現場のそれぞれのスタッフと話し合い、その動物に合わせた環境を作り、
共生、行動展示、来園者が楽しめるようなイベント、
一つ一つに旭山動物園が有名になる理由が込められています。
ウサギやモルモットと触れ合える子供牧場、
ホッキョクグマ・アザラシ・ペンギンなどのそれぞれの動物たちの見どころを
最大限に引き出した環境や来園者からの見る角度を考えた構造は旭山動物園独特のものと言えるでしょう。
ぜひ、この行動展示という手法を使用した旭山動物園、その動物たちを見に行って欲しいと思います。