【元トリマー監修】犬を連れて行ける場所の「マナー」や「ルール」について!!電車は??実は、、、
最近ではカフェや旅館、ホテルなど犬(ペット)同伴で連れて行ける場所が増えてきました。
初めて一緒に出かけるときは何が必要か、
電車には一緒に乗れるのか色々気になりますよね。
そこで犬を連れて行ける場所のルールやマナーを見ていきたいと思います。
まず、泊まりでも日帰りでもやっておかなければいけないことがあります。
◎狂犬病ワクチン
◎ノミダニ・フィラリアの予防薬の投薬
ホテルなどの宿泊先やドッグカフェ では
ワクチンや狂犬病の接種証明書の持参が必須になるところもあります。
ワクチンや狂犬病の接種、ノミダニやフィラリアの予防薬は犬を病気から守る大切なことです。
安全に外へ連れて行けるように、定期的に受けるようにしてください。
Contents
●お泊まりの際に持っていった方がいいもの
・フード
いつもの食べ慣れたフードを持っていきましょう。
荷物になるからと言って旅先で適当なものを買ってあげてしまうと、
食べ慣れないご飯で犬が体調を崩す可能性があります。
ただでさえ旅行で環境が変わっているのに
食べ物も変わってしまうのは犬にとって負担になります。
1食分を小分けにして持っていくと便利です。
缶詰やパウチ、手作りご飯は夏場などの暑い時期の持ち運びに注意!
・ハーネスやリード
慣れない場所でパニックにな
ってしまうことも想定して、
ハーネスやリードは必ず着けておきましょう。
万が一旅先で迷子になってしまうと、見つけるのは一苦労です。
そういったことも考えて首輪に迷子札を付けておきましょう。
また、宿泊先の周辺に散歩に連れて行ける場所があったり、
移動中の休憩で外に出たり、そういう時のためにも必ず持っていくようにしてください。
・トイレグッズやマナーベルト
知らない環境だとマーキングをしてしまう子もいると思います。
自分の匂いを付けて落ち着く場所を作ろうとしてしまいますが、
宿泊先の畳や壁に粗相をしてしまうと清掃代を請求される可能性があります。
ホテルなどにもトイレグッズはあると思いますが、
消臭スプレーやウエットティッシュも持っておくと便利です。
万が一粗相をしてしまったら従業員さんに必ず伝えて下さいね。
ホテルや旅館によっては、お部屋以外ではキャリーや
ペットバギーから出さないように指示があることもあります。移動用のキャリーも忘れずに。
●旅行中の移動について
愛犬と初めて旅行に行く時は車移動が安心です。
電車は人が多く行き交いますし、音が苦手な子だとパニックになってしまう可能性も。
日常的に電車に慣れていない子だと、初めての旅行で電車移動は難しい場合が多いです。
また車移動では犬の車酔いに注意です。
人間同様に酔ってしまう子もいるので、
初めての移動は2時間以内の場所を選んであげましょう。
途中休憩でトイレを済ませたり、最近はパーキングエリアに
ドッグランが併設されている所もありますので気分転換の散歩も忘れずに。
*電車移動の注意点
自家用車や運転免許証がなく車移動ができない場合は、
小型犬だと電車や新幹線でも一緒に乗ることができますが、
JRの新幹線や在来線はキャリーバックの大きさなどに指定があります。
○縦、横、高さの合計が120センチ程度のケースに入れたもの。
もしくはケースと動物を合わせた重さが10キロ以内のもの。
以上は公式にJRで決められているものです。
これを見ると中型・大型犬は当てはまらないので、連れて行けるのは小型犬だけのようです。
鉄道会社によってキャリーの大きさなどは決まっているため、必ず確認をしておきましょう。
*電車移動のマナー
○改札口を通ったらキャリーから出さない!
犬の全身をキャリーの中に必ず入れてください。
犬が落ち着かずかわいそうなどと言って顔だけ出させたり、抱っこしたりするのはやめてください。
○混雑時は避ける
電車は不特定多数が乗る公共の乗り物のため、
もちろん犬が苦手な人やアレルギーを持っている人もいます。
混雑時には駅員から断れることもあるそうなので、
犬のことも考慮してラッシュ時の乗車は避けるようにしましょう。
○目を離さない
キャリーバックは膝の上か足元に必ず置いておいて、目の届く場所に必ず置くようにしましょう。
電車には様々な人が乗り込んでくるため、キャリーに常に目を向けておくようにしてください。
多くの鉄道会社は「他人の迷惑になると判断した場合は、持ち込みをお断りすることがあります」
とあらかじめ勧告しています。
必ずマナーとルールを守って利用しましょう。
●ドッグカフェに行く際の注意事項
おしゃれなカフェでもペットを連れて行けるところが増えてきました。
愛犬を同伴して素敵な時間を過ごせたら犬にとっても飼い主にとってもいい思い出になるはずです。
しかし、ルールやマナーを守らないと他のお客様の迷惑になったり、
犬にとって嫌な思い出の場所になってしまうかも。
楽しい時間を過ごすためにも、ある程度のマナーは把握しておきましょう!
基本的なマナーはこちらになります。
○犬は飼い主の足元に
○カフェの椅子に犬を乗せるときは持参したカフェマットなどを敷いた上に乗せる
○テーブルの上に犬を乗せない
○飼い主用のメニューを犬にあげない
○他人のテーブルや犬にむやみに近づかない
ペットバギーで来店してそのまま一緒に食事をしている写真をSNSで見たことがありますが、
カフェのスペースなどによってはできないこともあるのできちんとお店に確認しましょう。
また、避妊手術をしていないメス犬は生理中(ヒート中)の来店は控えるようにしてください。
思わぬトラブルを起こしてしまう原因になります。
まとめ
最近はペット同伴可のカフェやホテル・旅館も増えて、愛犬を連れて行ける場所も増えました。
他のお客さんも同じ犬好きというのは同じですが、
衛生面などの考え方が同じとは限りません。
例えば家族の一員だからと言って飼い主のメニューを犬が同じお皿で食べている人がいたとします。
飼い主本人は毎日のことなので気にしなくても、
犬を飼っていない人が見たらどうでしょうか。
いくら家族とはいえ、節度はしっかり守りましょう。
犬を連れていない一般のお客さんもいますので、最低限のマナーを守ることは必要です。