『進撃の巨人』食いしん坊の芋女、サシャ・ブラウス!突然訪れた最期
『進撃の巨人』は諫山創が「別冊少年マガジン」に連載していた、
ダークファンタジーのマンガです。
アニメ化もされた、大人気作品です。
サシャ・ブラウスは『進撃の巨人』の登場人物の一人。
大変な食いしん坊で、芋女と呼ばれていました。
サシャは『進撃の巨人』の中では珍しく、明るくて天真爛漫な性格。
どこか人を和ませるところがあり、読者にも人気のある女性キャラクターでした。
しかしサシャの死は突然で、読者に衝撃が走りました。
意味深な最期の言葉を残したサシャに、迫って行きましょう。
⚫︎ダークファンタジー『進撃の巨人』
巨人が支配する世界で、巨人と人間たちの戦いを描いたダークファンタジー『進撃の巨人』。
2009年から「別冊少年マガジン」で連載が開始され、2021年まで続きました。
2013年にはテレビアニメ化もされました。
『進撃の巨人』がにわかに周りで騒がれ始めたころ、
独特な巨人の描き方には私も衝撃でした。
また、アニメの主題歌も話題になり、歌手のLinked Horizonは紅白歌合戦にも出場しました。
謎や伏線が、読者や視聴者の心を虜にしていきました。
⚫︎愛すべき食いしん坊サシャ・ブラウス
ダークファンタジーである『進撃の巨人』には珍しく、
明るい登場人物として愛されているサシャ・ブラウス。
栗色の髪色で、ポニーテール。可愛らしい容姿をしています。
主人公のエレン・イェーガーと同じ調査兵団に属しています。
いつも敬語を使っているのは、少数狩猟民族ダウパー村の出身で、方言が恥ずかしいからでした。
また、104期訓練兵の成績で9位になるほど高い戦闘能力を持ち、
弓矢を得意としています。勘が鋭く、特に悪い時にこそ冴えてしまいます。
なんと言ってもサシャは食いしん坊。
人一倍、食欲が旺盛です。訓練兵団入団式で、キース・シャーディスの通過儀礼中にふかし芋を食べていました。
長官に怒られても食べることはやめず、むしろ半分に割ってあげました。
そこから「芋女」と呼ばれるようになりました。
シリアスなシーンが多い中、
おかしなサシャの行動が心をなごませてくれます。
⚫︎サシャの突然の最期と言葉
サシャの最期は突然でした。
マーレで戦士候補生として訓練をしていた、少女ガビに撃たれてしまいました。
サシャの最期の言葉は「うるさいなぁ…もう…ご飯は…まだですか…?肉…」でした。
食いしん坊のサシャらしい言葉ではありますが、
料理人ニコロへの言葉だという見方もできます。
ニコロは捕虜の身でありながら、料理の腕前を買われてコックとして生活していました。
食いしん坊のサシャは、ニコロの料理を食べて「あなたは天才です!!」と絶賛しています。
ニコロも頬を赤らめていました。二人は恋人同士だったのかもしれません。
サシャの最期はコミック第26巻、アニメ67話で描かれています。
その目で確かめたい方は、ぜひご覧ください。
⚫︎サシャのお墓のメッセージ
サシャのお墓には解読不能の文字が刻印されています。
しかし逆さにすると「エイエンノ ゴチソウトネムル サシャ ブラウス」と刻まれていました。
これは『進撃の巨人』内に出てくる進撃文字で、カタカナの逆さ文字です。
きっと作者である諫山創からサシャへの弔いのメッセージなのでしょうね。
⚫︎まとめ
『進撃の巨人』の登場人物、サシャ・ブラウスをご紹介してきました。
天真爛漫な性格も去ることながら、やはりあの食いしん坊ぶりは愛さずにはいられません。
「芋女」と呼ばれる理由となったシーンは、
『進撃の巨人』の中では珍しく吹き出してしまうかもしれませんよ。
「肉…」という最期の言葉がニコロに対してのものだったら、切ないですね。
シリアスなシーンでなごませてくれる貴重な存在、
サシャ。エイエン ニ ゴチソウトネムルことを祈りましょう。