『新世界より』貴志 祐介の傑作を中古で買う時の注意点は!?
貴志 祐介の『新世界より』は、日本SF大賞に輝いた大作だ。
買い戻したい方や、読んでみたい方も多いと思います。
しかし、『新世界より』は、文庫版で1496ページにもなります。
新品で買うと結構な出費です。
「中古で安く手元に置きたい!」という方も多いのではないでしょうか?
『新世界より』は、人気小説なので、文庫版以外にも多くの版で発売されています。サイズ以外に収録内容にも違いがあるので、注意が必要です。
そこで、版ごとの収録内容や、値段を中心に紹介します。
価格は税込み価格で、2023年11月に筆者が調べたものです。参考程度にご覧ください。
比較のために電子版も紹介します。
ぜひ、最後までご覧くださいね。
Contents
●貴志 祐介『新世界より』、原作を中古で手に入れたい時の注意点
貴志 祐介著『新世界より』は、新書版、単行本、文庫本の3つが発売されています。
本棚のサイズや値段感と相談しながら、中古で買う際に比較してみてください。
*新書版(横105mm×縦173mm)
貴志 祐介『新世界より』の新書版は、1冊にまとまっています。
ページ数は960ページです。
発売元の講談社のサイトによると「品切れ重版未定」とのことだったので、書店で新品を手に入れるのは難しいかもしれません。
Amazonでは、新品が1点ありましたが、5198円と値上がりしていました。
本題の中古についてですが、平均にすると400円~600円で購入できるようです。
Amazonで本の状態が良いとされる「非常に良い」を購入する場合は、最低でも1500円以上が必要なようです。
*単行本(横127mm×縦188mm)
貴志 祐介『新世界より』の単行本は、上下巻の2冊構成です。
上巻は510ページ、下巻は582ページの計1092ページとなっています。
上下巻にはそれぞれ次の章が収録されています。
上巻には、「Ⅰ 若葉の季節」「Ⅱ 夏闇」「Ⅱ 夏闇(承前)」「Ⅲ 深秋」が入っています。
下巻には、「Ⅳ 冬の遠雷」「Ⅴ 劫火」「Ⅵ 闇に燃えし篝火は」が収録。
文庫版とは構成が違うので、注意してくださいね。
講談社のサイトを確認してみると、新品は上下巻ともに2090円でした。
先ほど説明した新書版よりも1000円ほど安いですし、書店で売っている可能性もあります。
中古についてですが、上下巻ともに500円ほどから購入できるようです。
Amazonで本の状態が良いとされる「非常に良い」を購入したい場合は、最低でも600円以上が必要でした。
*文庫版(横105mm×縦148mm)
貴志 祐介『新世界より』文庫版は、上中下巻の3冊構成です。
上巻は488ページ、中巻は448ページ、下巻は560ページの計1496ページとなっております。
上中下巻にはそれぞれ次の章が収録されています。
上巻には、「Ⅰ 若葉の季節」「Ⅱ 夏闇」が入っています。
中巻には、「Ⅱ 夏闇(承前)」「Ⅲ 深秋」「Ⅳ 冬の遠雷」の3章。
下巻には、「Ⅴ 劫火」「Ⅵ 闇に燃えし篝火は」、「解説 大森望」が入っています。
単行本とは、章立ての違いに加えて、SFを専門とする書評家、大森 望の解説が巻末に収録されています。
講談社のサイトによると、新品の価格は、上巻968円、中巻880円、下巻1078円でした。
中古について、上巻は1円から買えるようです。Amazonで本の状態が良いとされる「非常に良い」も50円くらいから買えるようです。
中巻は、9円から買えるようです。「非常に良い」は、同じく50円から買えます。
下巻は、100円から購入可能。「非常に良い」は、130円ほどです。
●貴志 祐介『新世界より』、電子版について解説
貴志 祐介『新世界より』は、電子版でも読めます。
文庫版の上中下巻の3巻を別々に購入できます。
値段も、文庫版の新品と同じくらいで、800円後半から900円くらいでした。
上中下巻がセットになった合冊版を買うこともできます。
1つ買えば、最後まで読めます。
サイトによっては、1400円前後から買えるようなので、電子版の中ではこちらがオススメです。
●まとめ
以上、貴志 祐介『新世界より』を中古で買う際のポイントを版ごとに紹介してきました。
個人的には文庫版で買うのがおすすめです。
一番安いです。
何より、上巻だけ読んで飽きたという場合も、出費が最小限で済みます。
中古でコスパ良く読むために、参考にしていただけると幸いです。