『救命病棟24時』波留さん演じる大友花音に注目!
『救命病棟24時』は1999年1月から3月にフジテレビ系にて第1シリーズが放送されていた医療ドラマです。
シーズンごとに異なるさまざまな救命救急センターを舞台に、
生命の現場を支える医師やスタッフたちの戦い、
そして患者と家族の交流などを人間性豊かに描いた作品です。
ドラマは第5シリーズまで、さらにテレビスペシャルも制作・放送されました。
今回はそんな『救命病棟24時』の2013年7月から9月に放送された第5シリーズを、
第5シリーズで登場した波留さん演じる看護師、国友花音に注目して見ていきます。
●第5シリーズのおおまかなあらすじ
第5シリーズの舞台は国立湊大学附属病院救命救急センターです。
第1シリーズ、第3,4シリーズで登場した松嶋菜々子さん演じる小島楓が医局長として迎えられ、
医局長としての重圧に押しつぶされそうになりながらも、救命救急センターの指揮官として成長していく物語。
国立大学病院という救命の最後の壁として、スタッフと大学病院との思惑を交差させながらストーリーが展開し、
キャッチコピーは「命とは、希望のことだと思う」。
●看護師、国友花音に注目
『救命病棟24時』第5シリーズでぜひ注目して見てもらいたいのが、波留さん演じる看護師、国友花音です。
小島楓の甥っ子、夕が想いを寄せている憧れの看護師。
何事にも動じない性格でバランス感覚にすぐれています。
小島楓や、奈良さやか(演:芦名星さん)たち女性医師と気が合うようでよくコミュニケーションをとっている様子。
そんな国友花音ですが、第9話でアフリカ帰りのフリーカメラマン兵頭智佳(演:小椋毅さん)が搬送されてきた際に、
兵頭が吐血した血液を浴びてしまいます。
その後、兵頭が感染症法で1類感染症に指定されている「マールブルグ病」を引き起こすウイルスに感染していることが判明。
国友花音も「マールブルグ病」を発症してしまいICUの個室に移されてしまうのです。
「院内感染し、スタッフが死亡したとなると、この病院は終わりだ!」と院長はなんとしても国友花音を助けるように小島楓に指示します。
はたして国友花音は助かるのか、また湊大学付属病院はどうなってしまうのか、
息をのむ展開となっています。結末は皆さんの目で確かめてくださいね。
●今見ることで改めてウイルスの怖さを感じる作品
ドラマ内で「マールブルグ病」という感染症が取り上げられています。
初めて耳にしたという方も多いのではないかと思います。
「マールブルグ病」とはマールブルグウイルスに感染することによって発症するウイルス性出血熱です。
原因となるのはオオコウモリを介してヒトへと感染するマールブルグウイルス。
ヒトからヒトへも感染が伝播するとのこと。
過去の感染発生時の致死率は24%~88%とウイルスの株によって異なるも、
非常に高くなることもあるようです。
実際には日本における報告例はないとのことですが、
有効な治療薬やワクチンが存在しないので注意が必要なウイルスです。
感染症、ウイルス、パンデミック、このような内容を扱っていることから、
ウイルスの怖ろしさを考えさせられる作品になっています。
ウイルスの違いはあれど今改めて見てみるとどうしてもコロナウイルスと重ねて見てしまいますね。
現在、コロナ禍は少し落ち着いてきておりワクチンや治療薬も開発されていますが、
コロナウイルスがなくなったわけではありません。
このドラマを見ることで、もう1度ウイルスの怖ろしさ、感染予防について考えみましょう。
2013年放送と、10年前の作品であるにも関わらず、
コロナ禍を経験した私たちには逆にタイムリーな内容のドラマになっています。
まとめ
『救命病棟24時』第5シリーズ、見ていた方も見たことがない方も、
ぜひ波留さん演じる国友花音に注目しながら視聴してみてください。
波留さんの演技力にも引き込まれますし、
ハラハラドキドキすること間違いなしの作品です。
さらにウイルス感染というタイムリーな内容であるため、
今見るとより身近に感じ、改めて考えさせられる内容になっていますよ。