『ゼロ の 焦点』とは? 映画の内容と監督を務めた人物を詳しく紹介!
『ゼロ の 焦点』とは2009年に公開された映画で、
『ジョゼと虎と魚たち』で知られる犬童一心が監督を務めました。
原作は推理小説家である松本清張による映画と同名の小説で、
主演を広末涼子、中谷美紀、木村多江が務めました。
広末涼子、中谷美紀、木村多江の他に杉本哲太、黒田福美、西島秀俊、
鹿賀丈史も出演しています。
松本清張生誕100周年記念に合わせて製作、公開された映画『ゼロ の 焦点』の
内容と監督を務めた犬童一心について詳しく解説していきます。
●1:映画『ゼロ の 焦点』のストーリーは?
昭和32年、結婚式を挙げて7日後、禎子の夫である憲一が消息不明と
なってしまいます。
見合い結婚であった妻の禎子は憲一の過去をほとんど知らず、
なぜ夫が消息を絶ったのか理由が全く見つかりません。
なぜ夫の憲一は消息を絶ったのか? 憲一の足跡を追うために妻である禎子は
北陸・金沢へ向かいます。
向かった先の金沢で、禎子は憲一の得意先であった社長夫人である佐知子、
受付嬢である久子に出会います。
禎子が憲一の得意先であった社長夫人の佐知子と受付嬢である久子に出会った
一方で、消息を絶った夫の憲一に関わりのある人物が被害者となる殺人事件が
相次いで起こるのでした。
●2:映画『ゼロ の 焦点』で監督を務めた犬童一心
映画『ゼロ の 焦点』で監督を務めた犬童一心は1960年6月24日、
東京都生まれです。
高校時代から自主映画を製作し、「気分を変えて?」がフィルムフェスティバルで
入選を果たし、「赤すいか黄すいか」が劇場で公開されました。
会社勤務を経て、長編映画1作目『二人が喋ってる。』で日本映画監督協会新人賞を
受賞し、『大阪物語』と『ドリームメーカー』、『黄泉がえり』で脚本を
担当しました。
妻夫木聡、池脇千鶴主演の映画『ジョゼと虎と魚たち』とオダギリジョー、
柴咲コウが主演を務めた映画『メゾン・ド・ヒミコ』で知られるようになり、
人気漫画を映画化し、長澤まさみ主演映画『タッチ』でも監督を務めました。
その後も松嶋菜々子主演の映画『眉山』、『金髪の草原』、
『グーグーだって猫である』でも監督を務め、2012年公開の映画『のぼうの城』
では樋口真嗣監督と共にメガホンを握り、日本アカデミー賞優秀監督賞を
受賞しました。
『引っ越し大名!』、『最高の人生の見つけ方』、『猫は抱くもの』などでも
監督を務め、俳優として『シン・ゴジラ』、『星くず兄弟の新たな伝説』などに
出演しています。
●3:映画『ゼロ の 焦点』の原作者について
映画『ゼロ の 焦点』の原作者は松本清張(せいちょう)です。
1909年12月21日、広島県生まれで、本名は松本清張(きよはる)です。
公式には福岡県生まれとされていますが、新聞のインタビューに対して
松本清張本人は「広島県生まれである」と言っています。
給仕、印刷工などの職を経験した後、朝日新聞西部支社に入社します。
41歳の時に懸賞小説に応募し、入選した『西郷札』が直木賞候補となりました。
1953年に『或る「小倉日記」』で芥川賞を受賞し、1958年発表の『点と線』は
推理小説の世界に社会派の風を吹き込みました。
広末涼子、中谷美紀、木村多江主演で映画化された『ゼロ の 焦点』の他にも
『砂の器』、『黒革の手帖』、『けものみち』、『わるいやつら』、
『黒い画集』なども発表しています。
映画『ゼロ の 焦点』の原作者として知られる作家の松本清張は1992年8月4日、
82歳で亡くなりました。
まとめ
映画『ゼロ の 焦点』で監督を務めた人物と映画の内容について
解説をしてきました。
原作者である松本清張生誕100周年目の2009年に映画化された『ゼロ の 焦点』には
広末涼子、中谷美紀、木村多江という有名女優が3人も出演していることが
わかりました。
結婚式の7日後に失踪した夫の足跡を追いかけて妻が金沢へ向かい、
夫に関わりのある人物が被害者となる殺人事件が起きるという内容の映画ですが、
謎を解く楽しみを味わえそうな気がしました。
ミステリー映画はあまり見ることがありませんが、『ゼロ の 焦点』は
出演している女優に惹かれていますので、鑑賞してみたいと思います。