『インタビュー ウィズ ヴァンパイア』に続編がある? 気になる内容を解説
トム・クルーズとブラッド・ピットというハリウッドの2大スターが共演した
ホラー映画『インタビュー ウィズ ヴァンパイア』は、
インタビューを受けた吸血鬼がその半生を語る斬新な内容の映画です。
豪華な出演陣に加え、衣装や美術も高い評価を受け、
第67回アカデミー賞で作曲賞と美術賞の2部門にノミネートされました。
トム・クルーズとブラッド・ピットが吸血鬼を演じ、
アカデミー賞に2部門ノミネートされたと
映画『インタビュー ウィズ ヴァンパイア』には続編があります。
その気になる内容について解説していきます。
●続編のタイトルは『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』
1994年公開の映画『インタビュー ウィズ ヴァンパイア』の続編が
2002年に公開された映画『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』で、
原作はアン・ライスによる『呪われし者の女王』です。
前作『インタビュー ウィズ ヴァンパイア』に登場したレスタトは
100年の眠りに就いていましたが、怒りと官能に満ちた音に刺激を受けて覚醒し、
世界中の人々を魅了するロックスターになっていたという内容です。
前作で脚本を担当していた原作者アン・ライスは脚本に参加していませんので、
前作『インタビュー ウィズ ヴァンパイア』と比較するとキャストやストーリーが
見劣りするという評価があるようですが、
レスタトがどのようにして吸血鬼になったのかが描かれていますので、
『インタビュー ウィズ ヴァンパイア』の前日譚と言えます。
●『インタビュー ウィズ ヴァンパイア』でレスタトを演じた俳優は?
前作『インタビュー ウィズ ヴァンパイア』でレスタト役を演じていたのは
アメリカ人俳優トム・クルーズですが、
続編である『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』でレスタト役を演じていたのは
スチュアート・タウンゼントです。
アイルランド出身の俳優スチュアート・タウンゼントは、
アイルランドの首都ダブリンにある演劇学校で演技を学び、
数本の映画に出演していました。
俳優として生活ができるようになるまで、ボクサーとして生活をしていたそうです。
1997年のイギリス映画『シューティング・フィッシュ』で準主役となり、
注目を集めます。
2002年の映画『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』で吸血鬼レスタト役を演じ、
2003年の映画『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』では
『ドリアン・グレイの肖像』の主人公で、不死身の男ドリアン・グレイ役を演じ、
オスカー俳優のショーン・コネリーと共演しています。
2007年の映画『バトル・イン・シアトル』では初めて監督を務め、
脚本も務めました。
2001年の映画『コール』、2004年の映画『トリコロールに燃えて』、
2006年の映画『イーオン・フラックス』でオスカー女優シャーリーズ・セロンと
共演しました。
シャーリーズ・セロンとスチュアート・タウンゼントは
2001年から交際を順調に続けていました。
2006年には破局の報道が出ましたが、すぐに否定しています。
2007年9月には事実上の結婚宣言をしましたが、
2010年に破局が明らかになり、9年間に及ぶ交際に終止符を打ちました。
●女優アリーヤの最後の出演作品である
『インタビュー ウィズ ヴァンパイア』の続編
『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』で全ての吸血鬼の母であり、
「呪われし者の女王」であるアカーシャ役を演じていたのはアリーヤです。
アメリカのニューヨーク州出身で、6歳で舞台に立ち、
9歳から芸能活動を始めます。
歌手として活躍するだけでなく、
2000年の映画『ロミオ・マスト・ダイ』にヒロインとして出演し、
アクションも披露しました。
『マトリックス リローデッド』と『マトリックス レボリューションズ』
への出演が決定し、さらにアルバムも発売されるなど人気絶頂となっていましたが、2001年8月25日にセスナ機の墜落事故で亡くなりました。
まとめ
『インタビュー ウィズ ヴァンパイア』の続編である
『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』について解説してきましたが、
トム・クルーズやブラッド・ピットが出演しておらず、
脚本もアン・ライスが務めていないことがわかりました。
前作のファンにとっては期待外れな映画かもしれないですが、
前作とはあくまで別の作品であると考えて鑑賞することが良いでしょう。
トム・クルーズが演じていた吸血鬼レスタトとスチュアート・タウンゼントが
演じていた吸血鬼レスタトを比較しながら観ていくことも、
ファンとしては楽しみかもしれません。